カテゴリー「痔瘻闘病記」の記事

2024年9月16日 (月)

痔瘻闘病記シーズン2 (2023年春~秋)

既に痔瘻闘病関連は終わっています。
この関連の通院を通して、久しぶりに身体のチェックでもしましょう!
と2023年6月に超音波と胃カメラ検査をしたところ…

胃ガンかもしれない!と…(その他にもありますが省略・笑)

疑いは疑いがかかったまま9月の再検査まで保留となっています。
同時にこの時期(春ごろから)に謎の不調に見舞われます。
これと胃ガン疑いの相乗効果で精神的にはかなり参りました。

シーズン2は一話完結で、この辺の様子を書こうと思います。
なお、日記にしていないので記憶とXへの記録からの掘り起こしです。
ではシーズン2

2023年春~夏
春頃に気が付いた書痙(その時点では未確定)と半月板損傷(確定診断、療養開始)をこなしつつ夏を迎えます。
書痙の通院もしたかったですが、半月板療養が忙しくて後回しにしていました。
そのうち頭髪の脱毛が気になり出します(最初は単なる加齢だろう程度の考え)。
併せて全身の痒みも止まず。

夏頃からとにかく体調絶不調に陥りました。
8月上旬に体重減少に気付きました。
最初はいい感じでダイエットできているかなと思いましたが、5月の健診時57㎏台が8月で53㎏台。
食事量も運動量も変化なく、何もしていないのに3ヶ月で4㎏の減量は健康的なのか否か?

中旬から大腿表皮に激痛。
この激痛、ズボンが肌に触れても風が当たっても痛い。
太腿に痛風?帯状疱疹??
ネットで調べると、具体的には外側大腿皮神経痛か閉鎖神経痛(坐骨神経痛の部位ではない)と。

これら症状が複合的に酷くなります。
もろもろの通院も落ち着いた8月中旬に脳神経内科を受診しました。※1
主訴は『手の震え、脱毛増加、全身かゆみ、体重減少、太腿痛』(この時点ではおへその横も同じような痛みが出てきます)
既にブログにしていますが、初診では先ず書痙と(謎の)神経痛への対処として薬が処方されます。
一方でこの症状から医師は糖尿病とバセドウ病を疑います。
その為、血液検査をして結果待ちとなります。
(結果論ですが、この症状で糖尿病とバセドウ病を疑うという力量にびっくりしました)

※1
半月板損傷で整形に通っているのでついでに神経痛を診てもらおうとも思いました。
しかし、その他の内科的な不調もあったので内科を選択しました。
『神経症状なら”神経内科”でも診れるんじゃね?ダメなら紹介状でいいや』という単純な考えですが、これが大正解。
整形外科で初診を迎えていたら、今頃はロクな目に遭っていなかったことでしょう!笑


2週後の通院でバセドウ病と確定診断がありました。
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TSHは甲状腺刺激ホルモン(アクセルとブレーキ)で、低いと(基本的には)バセドウ病(写真はアクセルベタ踏み)
FT3とFT4が甲状腺ホルモンで、高いとホルモン出過ぎで(基本的には)バセドウ病
上記は『甲状腺ホルモン出せ!』と刺激して結果的に甲状腺はホルモンを沢山出してる状態
この2値(3値)を見ながら投薬でコントロールします


先の二薬を中止しバセドウ病対応のための投薬治療が開始されます。
この時に選択されるメルカゾールという抗甲状腺ホルモン薬。
一般的には(症状に応じで)、先ず最大投薬量が処方されます。

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最も注意しなければならない副作用に無顆粒球症があります。
そのチェックのため、最初の2ヶ月間は2週間に1回の定期的な通院(採血)が課せられます。←生きるための義務…笑
無顆粒球症とは簡単に言ってしまえば好中球(白血球)がゼロもしくは極端に減少する病気です。
これに罹ると免疫力が低下して感染症に対して危険な状態に曝されるため、無菌室での入院治療が必要になる病気です。
薬のパッケージには商品名以外に『これは甲状腺の薬、身体にだるさが出たらすぐに主治医のとこに行け!』と物騒な印刷がされています。
どんだけヤバい薬なんだ?笑
ちょっとビビりましたが重篤な副作用は出ず、日々を過ごすことができました。
少々の副作用としては、便通の悪さと夜中のこむら返り(←案外きつかった…笑)

そして9月に核心に迫る時がやってきました。
胃カメラの再検査です。
胃ガンというと食欲減退や体重減少というイメージですが、今日までそんなこともなく(体重減少はバセドウ病のため)。
むしろバセドウ病で減った体重を取り戻すために、爆喰いしてもいいくらいな気分です。

【以下、当時のX(旧ツイッター)のポストからの回顧で書き起こし】
迎えた9/9、15年振りとなる経口の胃カメラです。
前回6月の経鼻は楽でしたが、経口は過去に懲り懲りしたので今回は鎮静剤を使ってもらいました。
鎮静剤って効くの?…と半信半疑(効かなかったという体験記も散見されたので)
苦しい思いをするなんて嫌だなぁと大不安です。

やがて医師が入室して『おはようございます』などと簡単な挨拶。
医師と少し会話の後に鎮静剤を注射され、て、、、…以降の記憶が全くありません・笑
1回だけ『オエッ!』とした気がしましたが、それが夢の中だったのか現実だったのか?という感じでした。

遠くで看護師が呼ぶ声がして目を覚ますと既に片付けの最中でした。
ということで検査自体は記憶がなく、『へ~、鎮静剤って凄いな』という感想ぐらいしかありません。
強いて言えばナースによる私の躰へのもみもみ、すりすり、とんとんの儀(つまりリラックスせよ)を感じられなかったのが悔やまれます・笑

回復室のベッドに連れて行かれて再び寝落ちしていました。
1時間ほどして自然に覚醒するもまだ頭がボーっとしています。
そのうち看護師に呼ばれて外来待合室へ移動、暫くして診察室に呼ばれました。
診断は病理検査待ちだけど、医師が見た感じでは「どう見てもガンではなさそう」との見解でした。

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同時に「ハッピーポリープがありましたよ!」と励まされました。
ハッピーポリープとは胃低腺ポリープでピロリ菌がいない人にできる良性ポリープとのこと。
つまりこれがあると胃ガンリスクは少ないという意味らしいです。

「2週間後に検査結果を説明するので来るように、万が一緊急事態なら電話します」ということでした。
今回は鎮静剤を使ったので車運転はご法度。
妻に迎えに来てもらってクリニックを後にしたのでした。
が、この2週間は針の筵状態です。
『電話よ来るな』と祈りながら2週間を過ごします。

2週間後に無事、平常に通院。
「これだけごっそり組織を取っての検査なので、今度は確かでしょう!」
ということで、ガンの所見なし!!

私からは『これで肛門を含めて一区切りとしたい』旨を伝えました。
「ですね!長い間よく頑張りました!」と。

『先生も無理せずにやって下さい、日曜以外休み無しじゃないですか?』
「地域貢献の想いで故郷に開業したから頑張りたい、週一で休めるから医局の頃より楽」(どんだけブラックなんだよ…笑)と。

「ふみふみさん、バセドウ病はどうですか?」
「来年は大腸内視鏡、当院を是非よろしく!」
などと、お互いの1年間の労をねぎらいながらお別れの会をしたのでした。
ツイッターを見てくれているという看護師にも挨拶したかったですが、丁度何か打ち合わせ最中で出来ませんでした。
最後に会計の人に『これでとりあえず終わりです、来年は大腸内視鏡で会いましょう!』と告げてクリニックを後にしたのでした。

しかし内視鏡を待たずして、先日にしもすわ肛門胃腸内科クリニックの門をくぐるハメになりました…笑
(肛門横のおでき&出血排膿があったので)ためで、痔瘻再発ではなく皮膚トラブルで事なきを得ました(ついでに内視鏡の予約をしましたけど)


ヤレヤレ…
ということで、痔瘻闘病記は全編終了とします。
痔関連だけならまだしも、途中で紆余曲折で随分と遠回りしました。
現時点、肛門トラブルはなし、半月板はたまに療養、バセドウ病は医師の管理下でコントロール中(薬で寛解傾向)となってます。

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これは直近の値ですが、甲状腺ホルモン(FT4)は基準内ですが、刺激ホルモン(TSH)がまだ低いのでバセドウ病(微妙だけど)
ホルモンを出せ!と指令は出ているが、ホルモンの分泌量は適量に調整されている感じ
しかし出せと指令は出ているので、ここで手を抜くと出る


突っ込んだ話は出来ませんでしたが、今回の胃ガン疑いについて。
素人的思考だと、バセ病により細胞が活性化していたのでは?と。
甲状腺ホルモンは臓器の新陳代謝を即す役割があり、通常は何でもない胃の炎症部位も活性化していた。
バセ病は自己免疫疾患でもあるので、生検細胞がいつもと違うように見えたのではないかと。
最初の病理検査で免疫染色で染まらなかったという点で陰性だけど、外見的に細胞がガンみたいな動き。
これで引っ掛かったんだと、、、思いたいです。




最後に痔瘻発症から治療~胃がん疑い(晴れ)の間に学んで、皆さんにお伝えしたいこと
①肛門とその周辺が『痛い』『出血』『腫れた』なら市販薬塗ってないでさっさと医者に行け
できれば肛門科、肛門外科など肛門専門医のところへ(日本大腸肛門病学会、日本臨床肛門病学会所属の医師)
②肛門手術前にガーゼ(かナプキン、医者が推奨する方)を先にある程度ストックしておけ⇒後述します※2
③術後の肛門ケアの予行演習をしておけ(パンツ、ガーゼ交換タイミング、外出先でのケアなど)
④術後1ヶ月~半年は辛抱(切開解放術の場合、滲出液、その他粘液、場合によって便漏れ(シートンは分からない))
⑤術後の排便は便秘下痢じゃない限りは怖くない
⑥ついでに大腸内視鏡もやれ(医師によってはパッケージ)
⑦肛門は友達(盲腸、大腸、結腸、直腸、肛門、そこから出てくる物体全部・笑)
⑧経鼻胃カメラは楽だが、万が一のことを考えて最初から経口胃カメラを選択しろ

※2…別途企画します

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2024年7月14日 (日)

痔瘻闘病、ここに終了! そして終わりの始まり…(2023年7月 術後7か月)

 終わりの始まり、、
いつかパクりたかった、いつかどこかで聞いたような誰かのフレーズ・笑

ついに痔瘻闘病記も最終回のはずです!
それでは(一応最終回として)当時の日記を原本(脚色多め)でお送りします。


7/8
しもすわ肛門胃腸内科クリニックへ、前回の胃カメラ生検の結果発表を聞きに行く。
胃カメラではありがちな「まず大丈夫だろうけど念のため生検して、やっぱり大丈夫でした」的な発表だろう。
刺激がない退屈な通院だ。
だから、さっさと終わらせてさっさと肛門診てもらって、さっさと帰りたい。

などとタカをくくっていたら…
なんと!

「病理検査したら細胞の増殖が早い」
「増殖が早いということは癌細胞を疑う」
「でもちょっと微妙で確定できない」
「確定できないから、免疫染色をさせて欲しいと検査から言われた」
「染色で染まれば癌だから、明確にしましょう、是非」
とのこと。
※こんな感じの事を言われたと思う
20240714
『また胃カメラやるんですか?』
「前回のサンプルで検査しますので、今回はふみふみさんの負担はありませんよ」

それならそれを拒否する理由もなく承諾する。
そいう疑いがあったら、電話でその旨を説明してやってくれたらいいのに。
お代は後日支払いますから、、、
再検査の結果が出るから再来週にもう一回来てくれって。

癌かもしれないと言われて冷静にいられるわけではなく…
癌?え~また入院?今度は幾らかかるの?いつどこで手術?何日入院?仕事また休み?抗がん剤って苦しいの?禿げるの?痛いの?死ぬの?
今の膝痛とか体調不良はどうなるの?(この時点ではまだMRIをしておらず、体調不良の原因究明も後回しになってる)
そんなことが頭の中を駆け巡り出して、次のイベントである肛門診察は上の空・笑

しかしここは熟練肛(熟練工)。
指が入ろうが肛門鏡が入ろうが全く気にしない。
医師の手技に合わせて脱力のタイミングも熟知しているので、以心伝心で診察は進む。
「あ~、創も完全に塞がってますね~」「きれいですよ~」「他も問題なさそうですね~」「綺麗ですね~」と。
肛門内を診られて綺麗だと評価されるのは複雑な気分だが、治ったという自信にも繋がるので、まぁ照れておきましょう!
ということで、病理再検査結果のために通院する羽目になってめんどくせーなー


7/29
免疫染色したが「染まらなかった」と結果発表。
『それはラッキー!安心安全健全がモットー、今宵は祝い酒だ、暴飲暴食だ!』
と内心ほくそ笑んだ俺。

しかし「やはり細胞は増殖している」と無情の一言。
医師もちょっと困惑する様子が伝わってくる。
天国から地獄とはこのことか?

「検査からそう言われたのでもう一回、しっかりと検査させて欲しい」
「今の時点ではまだ黄信号」
「カメラで診た限りだと問題なさそうだし染色でも陽性じゃなかったけど、増殖速度が速いってことはやはり癌かもしれない」
「なのでもう一度、胃カメラで生検させて欲しい」
「今度は多めに細胞が欲しいのでで」
と言われる。

く、口から!?』(それは勘弁して欲しいよ、トホホ)
※検査に必要な十分な量を確保したり、ポリープ切除には経口の方が優位とのこと

結局、胃カメラの検査結果を2回聞きに行って確定診断に至らず。
なんか今日の通院は無駄足というか、歯がゆい気分。
経口胃カメラは本当に嫌だが、この状態を放っておくわけにはいかないので渋々検査を承諾する。
癌かもしれない恐怖と経口胃カメラの恐怖で承諾書へのサインも手が震える。
(↑今となってはそれはバセドウ病での振戦だったんですけどね~笑)

「肛門は、手術した場所は治ってるからもうそんなに診る必要はない」
「痔核はあるけど誰にでも大なり小なり存在するから、不都合が出たらその時に考えましょう」


という訳で、痔瘻闘病記は事実上最終話となりました。

が、シーズン2決定!
もう少しだけ事の顛末を書こうと思います。
痔瘻のまとめも記したいですし。

本当はおめでたいはずなのに、グダグダ状態でシーズン1終幕となってしまいました…笑
なんだかなぁ~

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2024年6月23日 (日)

咽頭反射に耐える俺 (2023年6月 術後6か月)

早速、当時の日記(できるだけ原本、一部脚色)から…


6/24
今日は15年振りぐらいで胃カメラと腹部超音波検査。
胃カメラを敬遠していたのは経口で懲りたから。
せっかく通院しているのでここら辺でやっておこうかなと意を決する。
経鼻でも咽頭反射はあるっていう人もいて、果たして俺はどうだ!?笑
その前に鼻にカメラ入れたらくしゃみ出るんじゃないのか?

8時に来院して準備諸々。
俺一人、診察時間前なのにオールスタッフでの健診で申し訳ない気持ち。
血圧測定、胃の泡を消す薬、経鼻麻酔をして暫く待つ。
鼻から喉に液が垂れてきて苦い(まぁ、経口も同じだけど)。

その間、看護師から青天の霹靂的な質問が来る。
Q…看護師 A…ふみふみ
Q『ふみふみさんて、ツイッターやブログやってます?
A「え?えぇ…えっ!?」
Q『夕陽とか遺跡の読みましたよ~、最近は整形外科も通ってるんですよね?』
Q『マスクで顔隠してるけど、これ、もしかしてふみふみさんじゃないか?って、先生も見てましたよ』
A「ええ~~!
Q『整形ってどこ通ってるんですか?』
A「〇✕整形ですよ」
Q『あ…、あそこはイマイチの評判で…笑』
A「ええ、自分も病院に来てるから大きな声では言えないけど、ヤブじゃないかって…笑』

身バレしてた

ブログはともかく、毒吐きまくってるツイッターがバレるのはちょっと恥ずかしい。
なので「ここの病院は大絶賛してるつもりです」ってフォローアップしといた。

胃カメラは過去に1回だけやって懲りた旨を伝えると、看護師から胃カメラ受診の心構えを伝授される。
『とにかく肩の力を抜いて、ボーっと遠くを見ること』(ネットで予習済だけど…笑)

先生登場で先ずは超音波検査。
なんだか脇腹と下腹部を念入りに診ている。
腹は胆嚢で胆嚢ポリープだろう(昔から言われている)。
下腹部は、ちょうど尿路結石やったからその辺と関係あるかな?
先生から『おしっこはいつもしやすいか?』『PSA値は大丈夫か?』と聞かれた…(PSAってなんだ?なんか不安)※1
※1…後で調べたら前立腺がんのマーカーとのこと

超音波終了してトイレ休憩(超音波でおしっこ溜めてたから膀胱パンパン)。
そして本日のメーンイベントの胃カメラ。
大腸内視鏡をやった思い出の手術室へ入室。

鼻麻酔後に姿勢の説明と『とにかくリラックス』と再三再四アドバイスを受ける。
「リラックス、リラックス」と心の中で念じる。
そして先生再登場。

鼻に入れるってどんなだろう?
鼻の麻酔も相まってそのままスルっと入る(お、楽勝じゃね?)。
カメラ先端が喉に来たら先生から『唾を飲み込む感じでごっくんして』と指示。
の瞬間に小さな咽頭反射キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
が、看護師の背中トントンに励まされて大事に至らずにごっくんする。(まだまだ大丈夫、リラ~ックス、ファイト俺)

この時点でビッグウェーブ級の「オエっ!」は来ないぞ(やれるか?俺)。
しかしさざ波ほどの「オっ」は来る。
気を抜くと大きなうねりが来そうな感じだ。
その度看護師によるマッサージ?に励まされ、とても助かった(看護師さんの期待に応えてみせましょう!俺)。
↑ここは本当に感謝だ

十二指腸を終了し胃へ。
今回は意地でも目を開き(前回は目を固く閉じていた)、虚空を見つめてリラックスを心掛ける。
途中、小さな反射が揺れては返す波のように何度か来るが耐えている(イケるぞ、俺)。

身体に力が入って逝きそうになる都度看護師のトントン、ぐるぐる、ナデナデ、モミモミの優しいマッサージ
これを何回か繰り返す。
経鼻ということもあるがビックウェーブ級「オエっ!」は一回もなく、小さな「オぇ」が数回、「オ」が数回。
経口でやった拷問的胃カメラに比べてかなり楽だった。

検査終えて結果発表
20240623
超音波の所見
肝臓・脾臓・膵臓・膀胱は問題なし
胆嚢ポリープ多数、左右の腎石灰化(←様子見でいいでしょう)
前立腺肥大気味!

胃カメラの所見
表層性胃炎(←ありがちな奴だから様子見でいいでしょう)
炎症があったから生検
十二指腸は異常なし
ピロリ菌除菌した痕跡もあり

胆嚢ポリープは昔から言われてるから気にしない。
腎石灰化?なんだよそれ。(あとで調べたら尿路結石傾向だとあるらしい)
前立腺肥大かぁ~…※2
ちょうど結石で泌尿器科にも罹ってるから、この辺は今度相談するしかないな。

胃生検は「見た感じは大丈夫だけど、念のため検査出します」って言われた。
(まぁ、よくある念のためパターンだろ)※3

俺から「今日は肛門どうします?」と聞いてみた。
先生から『診ますか?』と問われたので、「1ヶ月前に診てもらってるから結構です」と。
「次回の通院でお願いしまーす」として診察室を後にする。
9時ごろに待合室に行ったら待合室が満席状態だった。


※2
後日、尿路結石でかかり付けているクリニックで前立腺肥大の検査を受けました。
なんでも普通はほぼ球状の前立腺が、少しいびつな形(楕円ぎみ)で一見するとそのようにも見える。
おしっこの回数やQOLは問題なし、ウロメーター的にも問題なし、おしっこが700ccも採れたし排尿後の膀胱残尿量も基準以下。
よって前立腺肥大症の診断には至らず。

※3
これが後々のエライめに遭う序章的な結果になろうとは…トホホ
次回通院でとんでもないことが起きましたよ!(?)

痔瘻手術の時も看護師からの頻繁の声掛けで励まされました。
今回は(たかが)胃カメラでしたが、看護師による補助?は本当に助かりました。
先生の腕前もあるかもしれませんが、やはりああいうシーンでの看護師の役割や存在感は大きいんだなと実感した次第です。
ということで、今回の通院は肛門ナシっ!
肛門外科に通って10ヶ月ほど経過しましたが、人生初めてです、肛門を診せなかったのは…笑

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2024年5月18日 (土)

ダブルラッキー! 記事は地味 (2023年5月 術後5ヶ月)

【5/27】2ヶ月ぶりの通院
流石に2ヶ月も間が空くと、お尻丸出しは少し気恥ずかしいものだな・笑
最近は肛門にぷにょぷにょしたものがある。
この件について聞いたら、創部の肉や皮膚が再生途上で引っ張られたり緩んだりして少々弛んでるが病気ではない、とのこと。
手術時にインオペした(笑)痔核も様子見でいいレベル。
誰でも大なり小なり痔持ちだから(今は)気にしなくていい、とのこと。

結紮切除やジオンした痔核跡は問題なし!
切開した痔瘻跡は塞がっていて問題なし!
手術に関する部位はオールクリア!!
『だからヘモポリゾンも不要だけど。どうする?』→お守りで貰う→薬局の人も呆れる・笑
20240518

今日はクリニックに早めに到着してしまった。
当然、待ちは承知してたけど時間前だけど早めに診察してくれた。
なんだか申し訳ないと思ってしまったが、早く終わってラッキー・笑

次回通院で胃カメラと超音波の予約を入れる
。※

念のため、秋は大腸内視鏡ですよね?と確認してみたら、
『残したポリープは大きさも色も悪くないので今年はやらなくてもいい』だって!
こっちは覚悟していただけに、意外というか青天の霹靂。
なんでも前回ポリープ切除したのは放置すれば癌化する可能性が高い奴。
残したのはそうでもないから来年の検査の時に見てから決めましょう、と。
覚悟していただけにこれまたラッキー・笑


この段階では退院から5ヶ月が経過し、肛門ガーゼもしていない状況です。
半年となる次回通院で経過や状態が悪くなければ肛門関連での通院は止めていいか聞いてみようと考えました。

上記※印部分については今でも会話を覚えています。
同意書にサインする時に、この時期は書痙が酷くなっていて書くのが苦痛になっていました。
内心、書くのをためらいましたが書かないわけにはいきません。
照れ隠し的に「最近、書痙が酷くなってしまって文字が汚くてすみませんね~、( ̄∇ ̄;)ハッハッハは」と筆を取ります。
「書痙って分かります?」
すると医者は『大変ですね~』と反応があり、看護師は『??』な感じでした。
(あ~あ、なんか情けないな俺…)と思いつつ日付と氏名を記入したのでした。

この書痙の正体は4か月後に判明するバセドウ病だったとは!
人間、山あり谷あり、いつ何がどうなるかわかりませんね。
トホホ…

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2024年3月20日 (水)

恐怖のアレ!まさかのアレ?(2023年3月~4月 術後3ヶ月)

手術後3ヶ月もすると少々の肛門トラブルにも動じません!笑
それだけ諸々は日常化し、やがて本当の日常がやって来るのだろうなぁと考えると特筆すべきこともなく・笑
創が癒えるのを待つばかりとなってきました。
実際、日に日にではありませんが、良くなっていくのが実感できている期間でした。
それでは激動の闘病記の様子を、当時の日記原本(に脚色を加えて)からお送りしましょう。
肛門の調子は戻っている一方で、まさかここで持病の”恐怖アレ”に襲われるとは露知らず…
そして未知のアレが直ぐそこまで迫っているとは露知らず…
なお、今回より術後○周目は止めます(もうどうでもいい感じ)。


【3/25】1ヶ月以上空けての通院。
かなり状態は良く創は問題なし。
排便後のうんちっぽい物が付着する件については、
『2ヶ所切ってるし、肛門横に穴をあけてるから腸内の残留液(うんち汁≒腸液)とかが出てしまうのだろう』とのこと。
『だから肛門体操は継続して下さい』とのこと。
医者は完治という言葉は使わない(医師としてのリスクマネジメント)が、言葉尻からするとこの辺で完治と自己判断。
次回は様子見の意味で5月末で通院してくれと(きっと売上確保のためだろう・笑)。
なので医者は処方箋について言わなかったが、お守りにと自分からから所望してヘモ軟膏を貰う。
医者からは、『定期的な排便を、下痢便秘に注意』ということで、何やら卒業式で担任の先生からの最後の言葉を聞いてる感じだ。
そう言うのがひしひしと伝わってくる。
なのでこちらもラスト質問の意味で再度「朝の定期便2~3回、軟らかかったり硬かったりの排便は大丈夫か?」と聞いてみる。
『定期的に出ていれば問題なし』
『何日も出ないとか、何分もトイレに籠ることにならなければ気にしなくて良い』とのこと。
『排便パターンなんて人それぞれなので、よほどのことがない限り気にせずに』と。
3月後半ということもあり、仰げば尊しでも歌いたい気分で我が母校しもすわ肛門胃腸内科クリニックらいおん薬局を後にする。
今までありがとうございました!
(実は、まだ通うんですけどね…笑)

【3/27】ついに恐怖のアレがやってきた!
3/25の通院後から少し予兆はあったが、ついにアレが来た!
恐怖、地獄の尿路結石
こんな時になったら嫌だなぁって思ってたら本当になったという結末。
早速、近所に最近開業したというK泌尿器科クリニックを初受診。
電話で受診したい旨を伝えたら『予約で一杯だから最後の時間で良ければ』とのこと。
受付が16:30までなのでその時間に行ったものの、更にそこから1時間待ち。
にしても終わりが16:30って早すぎだろっ
採尿も異常なし、超音波、レントゲンも映らず『ん~よく分からない』。
『水腎症にはなっていない』『石が小さかったり場所(骨盤の影とか)によっては映らないこともある』とのこと。
それはそれでいいのだけど…画像と数値だけ診て触診しない。
患者は尿路結石だと思って来たけど、実は別の腹痛だったらどうするんだ?って感じ。
だったら専門外だけど、同じ症状でかかり付けていたM内科クリニックで診てもらった方が良かったかも(カルテもあるし)。
という、初対面でちょっと悪感想を持ってしまった。
抗生物質が処方されて2週間後に来て下さいとのこと。
→その頃には痛みは治まって何するわけでもなく終了(なんだかなぁ)


【4/7】術後15週経過
うんち汁(ほぼ腸液)は少なくなっているので、ガーゼの交換回数も減らすことにした。
排便直後で1回当てて、その1時間後に2回目に交換して夕方まで継続の一日2回とした。
2回目のガーゼを取ると、うんち汁は微量~無のレベル。
なので夕方以降はガーゼなしとして朝まで。
今まで一日中ガーゼをしていたので、それが肛門に当たっていないと物足りない気分だ・笑


【術後15週以降】
久しぶりに肛門を目視観察してみた。
肛門の横に小さな穴が見えるので「これは穴(ドレン)が塞がってないか?」と焦る。
肛門ではないこの穴が気になり、お尻の割れ目を思い切り抉じ開けてみた。
すると肛門は肛門で広がり、別の穴は皮膚が引っ張られることで喪失する。
穴というよりは窪みのようだ。
おそらくこれが”痔瘻切除の跡”だろうと自己判断。
まぁ穴が増えていたら今までの通院で騒ぎになるだろうし、不具合は感じないので放置プレーでいいや…笑※
※この窪みは今でもあります

肛門や尿路結石の通院が忙しくて間延びしてたが、1年ぶりに歯科検診に行く。
芸能人も一般人も歯は命!
虫歯はないが経年劣化で銀歯が欠けてるから、入れ直しと言うことで歯医者にも通い決定。
めんどくせーな…くっそがっ!笑


と、肛門関連の通院が減って来た一方で、別の病気や治療が増えて医者漬けになってる私でした。
世間は桜も咲いて陽気も穏やかになっているのに、俺は春を満喫する余裕はなく…
余裕はなく…余裕なく…

え?(2023年4月に桜星景に挑戦中のガッツポーズマン、お尻にはガーゼ挟み中)
20230401_2

いろいろから解放されるまで「あと少し、あと少し」と自身に言い聞かせて地味な日々を送っていました。
ちょうどその頃からだったかもしれません。
文字を書く時に手が震える、という現象が苦痛になってきたのは。
この正体は実はアレだった…なんて微塵も思ってもいなかった2023年春の頃なのでした。

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2024年2月25日 (日)

俺の未来予想図は?(2023年2月 術後5~9週)

術後1ヶ月も経過すると心身共に状況に慣れて来ます。
いろんな変化はありましたが、現状を素直に受け入れて粛々と生活を送っていました。
入院前は変化に富んだ日々でしたが、術後はどちらかと言えば地味~な暮らしになってます・笑
ぼちぼちと先も見えて来て、肛門以外の事も考えたいと思っていました…
が、誰がその先の未来を予想できるでしょう!?
それでは当時の日記を原本(に脚色加えて)お送りします。
今回は2ヶ月目の出来事が中心となります。


【術後5週目】
滲出液も、特に午後はだいぶ減っているのでガーゼ交換の頻度を1回減らす。
処方されているヘモポリゾンは塗布から注入へ切り替える。
痔を病んでいたときの注入は患部?(痔核だか痔瘻だか)に当たって痛かったが、病巣?を取ったからか痛くない・笑

【術後6週目】
ガーゼ交換回数を更に減らし、4回/日とした。
ヘモポリゾンも回数も1回/日とした。

そしてついにキタ――(゚∀゚)――!!
20240225
保険会社から医療保険入金の連絡が来て痔瘻会計が一気に黒字化達成・笑
いえ~~い!

【術後7週目】
特に変化なし。
ガーゼ交換も4回/日で継続。
ここ1週間は定期1便目が硬めで、出すのに難儀する時もある(ブリストルスケール3スタート)。

【術後8週目】
2/14は通院
特に悪いところもなく次回は4月頭ぐらいで通院とのこと。
通院間隔が長くなって気も楽だ。
滲出液もだいぶ減っているものの、ガーゼにはうんちが相変わらず付着することについて質問。
『肛門を切って(痔瘻を切除)、切ったからその分の肛門の皮(肉?)に遊びが無くて、少し隙間も出来ているから』
『ここは肉が盛ってくるのを気長に待つしかないし、大量に出なければ気にしないように』
『洗浄ケアなどで暫く付き合っていくしかない』
とのこと。
まぁ、うんちごとき、気にすることは止めよう・笑

【術後9週目】
特に何か変化あるわけではない。


という感じで、淡々と経過しているのでした。
この間は徐々に快方していることが実感できる期間でもありました。
まだ諸々の不具合(?)もありますが、ジタバタしても始まらない。
そういう現実も普通に受け入れて、身体が癒えていくのを待つしかないと腹を括った期間でもありました。

最大のトピックは医療保険の保険金が下りたことでした。
保健は随分昔に加入しましたが「使う機会なんてないし、これお金のムダかなぁ~」…なんて考えていた時でした。
しかしながら、大腸内視鏡検査でのポリープ切除、今回の手術入院という事態に見舞われてまさかの出番が来るとは!
給付以上に支払ってるので元は取れませんが、今回のような突発的事案に対しては助かります。
ちょうど大コロナ禍時代でもあり、(自分は罹ったことないですが)コロナ感染での入院も対象ということでした。
入院とか手術となると体調もそうですが、金銭面の不安も付きまといます。
『加入してて良かった』ってのが感想です。

これから同病気で入院する方の一助になれば、と。
ここでこれまでの収支決算をざっくばらんに紹介しましょう。

☆決算期間:2022年10月上旬~2023年5月末
(初診~『もう通院しなくてもいいでしょう!』と宣言された日)

〈支出の部〉
保健診療:13万円(診察、処方箋、手術入院、食費、差額ベッド代含む)
自費経費:10万円(主に入院に必要なアイテム、ガーゼ等ケア商品)
※入院手術の際は限度額認定を受ける
※通院入院時の燃料代は含まず

〈収入の部〉
保険金/給付金等:32万円(保険会社、健保・会社・個人からの給付、見舞金)

〈収支決算〉
利益:9万円

さぁ、身を挺して作り出した9万円の臨時収入です・笑
この降って湧いたような泡銭、趣味の物でもパーッと買いましょう!と夢も膨らみ…かけましたが。。。


ブレーキ5回点滅、ア・イ・シ・テ・ルなどと都合のいい未来予想図などない!?
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※昔、ブレーキランプ5回~をネタにした記事を書いたのを思い出したので、天文星景ブログらしくその時のを再掲載・笑

詳細を後述するか分かりませんが、痔瘻が癒えた頃に次の事象に巻き込まれましたよ!笑(既に公開済み)
尿路結石になります、しかも短期で2回も(持病)
歯科通院します(定期)
膝痛で整形外科通いが始まります(MRIの結果、半月板損傷
超音波と経鼻の胃カメラやります…その結果
その結果①『ああ゛胃がんかもしれない!』と再び経口で胃カメラをする羽目に(オエっ)
その結果②『前立腺肥大かもしれない!』と精密検査をする羽目に
手指振戦、体重減少、脱毛、謎の大腿上皮痛等になります…その結果
その結果③バセドウ病と診断されます

黒字化を見事に達成した痔瘻会計ですが、上記対応のため1年以内で利益は全部吹っ飛んでしまいました~!
(むしろ赤字転落・笑)
20240225_2
♪よ~く考えよう~、お金は大事だよ~・笑

ドリカムはアイシテルと何ともロマンチックな未来予想図を描きましたが、
私はと言えば、
カラータイマー5回点滅、ダ・メ・だ・こ・りゃ
トホホ…

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2023年12月28日 (木)

長期休養からの復帰(2023年1月 術後2~4週)

気付けば激動の痔瘻手術入院から1年以上が経過してしまいました。
当初は1年以内にこの闘病記を終わらせようと思ってましたが、時は無情にも過ぎ…(いや、俺のサボり)
せめて『1年以上前』の記録とならないように、ここからは巻いていきますよ!
では、当時に日記に少々の脚色を入れてお送りします。


【術後2週目】
20231216_3
今年は療養で休みが長いので、安心しきってしぶんぎ座流星群(23年1月4日)の撮影ができるぞー!
と図に乗ってみたものの不発に終わる私です。

1/5
2週間経過となるが排便時に出血する。
定期便1便目はブリストルスケール3(~4)で出血なしも、2便目は4だったが1便目の3気味の影響か出血。
その後2時間ほど当てていたガーゼにはいつもより多めで血液が付着。
ちょっと焦ったが、次の1時間では通常ぐらいの量に収まり安堵する。

1/6
2週目の定期健診デーのため通院。
世の中は仕事始めも終わり日常に戻っているが、今日も休みとは何という優越感!
いつも通りお尻を出して診せる。
今日の肛門鏡は”細いやつ”だったからか、診察後の肛門ヒリヒリ痛はなかった。
指挿入の儀でも違和感はなかったから、もしかして痔(痔核)がない分だけ穴にすんなり入ったか?笑
依然としてガーゼにウンチが付着してくる旨を相談するが、創(ドレン)も癒えてなく”今はそれが普通”なので問題なしと。
来週からは仕事復帰で力仕事になる旨を相談すると、最初の週は無理しないで勤務して欲しいとのこと。(ムリしないのは無理でーす
創口は順調、ジオン注射部位も小さくなっているとのこと。
ヘモポリゾン2週分を処方してもらって、次回は2週間後に通院。

20231229
帰りに諏訪湖に寄り道し、コハクチョウ見物しようと目論んで諏訪湖ハイツを目指す。
と、既に日中のため飛来地にはハクチョウの姿はなく鴨ばかりだった…笑
代わりにデゴイチを見物。
機関車を近くでまじまじ見るのは初めてで、この重厚さは堪らん。
午後は職場に顔を出して、上司へ報告&職場へお礼のお菓子配り。
翌週からの復帰に向けて、机回りと書類確認等の少々のセットアップをする(俺ってなんていい社畜だろう!)。
あ~、もうすぐ療養が明けてしまう(とても残念な気持ちになってくる)。

【術後3週目】
1/9はとうとう仕事復帰で今日から地獄の毎日だ…
万が一に備えて各種ガーゼを持参する。
初日は世間は祝日のため、物流量も少ないのでちょうどいいリハビリだろう。
ガーゼは予行演習で2~3時間ごとの交換がベターだったので、そういうタイムスケジュールを組んで仕事に臨む。
フォークリフトの繰り返される乗下車が恐ろしかった。
荷物持ち上げもやってみた。
変な痛さはなかったので、徐々にリハビリをしよう(と言いつつ、翌日から身体はフル稼働)。
今までそれをあまり意識していなかったけど、会社のトイレがウォシュレットなのが幸いだ。
ガーゼ交換時に肛門洗浄もできる(共有はちょっと嫌だけど、やらないよりマシ)。
ある日、今までオナラはドレン創なのか肛門から勝手にポコポコ出ている感じだったけど、一発デカいのを意識してしたらガーゼが真っ赤に!笑
あぶね~
排便時の出血は見られないようになっている。
ただ排便直後のガーゼにうんちが付着することが相変わらずだ。

【術後4週目】
滲出液も減ってきているように思う。
朝方は多いが、午後は浸み出しがほとんど見られない。
ガーゼへのうんち付着も少なくなっている。
心配なのは定期便は相変わらず3回ほどだが、ブリストルスケール4→5→6(7)と軟便というか下痢になること。
1/21
通院で手術創の確認。
診察中に医師の『あ~いいね~、ん~きれいだ』と声が聞こえる。
一見すると俺に向けられた励ましの言葉だが、実は自身の手術の腕前に自画自賛でしょ!笑
創の状態はかなり良いので、強く擦ったりしなければ普通の生活や運動をして良いし、酒も良いとのこと。
(え?酒ダメだったの??もう前倒しで始めてるけど・笑)
排便習慣について大昔から毎朝定期便3~4回、ブリストルスケール4→5→6になる件について聞いてみる。
特に軟便下痢は痔瘻に良くないと聞くけどどうなの?
『そういう排便パターンの人もいるし、痔瘻はそう簡単になるような病気ではないのであまり気にしないように』とのこと。
『むしろ痔核のことを考えて、便秘にならないように注意するように』とのこと。
ヘモポリゾン2週分処方と、次回は3~4週後の通院とのことで間隔が空いてきたのは嬉しい。
それと入院先の塩田病院へ頼んであった保険会社へ提出用の診断書も到着。
忘れ去られたかとちょっと不安な頃だったので一安心。

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給付金の請求をしておこう!


既に痔瘻闘病とは無関係な写真となってます・笑
ま、日常に戻るってのはそう言うことだとしておきましょう!

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2023年12月16日 (土)

不肖ふみふみ、只今、生還しました!~術後初通院(2022年12月 退院1週目)~

 2022年12月27日
激動の入院生活を終えました!
そして翌12月28日には通院と、忙しい毎日を送ってます。
手術入院は上田市の塩田病院、通院は下諏訪町のしもすわ肛門胃腸内科クリニック。
手術先と通院先が異なるシステムに最初は戸惑いましたが、執刀医は通院先の医師ということで、今となってはいい選択だったと思います。

また、今までは病院の庇護のもとで生活していましたが今日から日常生活が始まりました。
さぁ、どんな日々がまってるでしょうか?
当時の日記を一部(いや大半に)脚色を加えてお送りしています。


【12/28の出来事】
昨日退院したばかりなのに今日は通院だ・笑

いつも通り朝一で病院に着くと長野ナンバーの1台が先客。
『なんだか見覚えのある車だ』
待合室に入ると大腸内視鏡検査で一緒に下剤を飲んだゲリ友がいた・笑
以前に定期通院した時にもいたので、何と言う再開確率の高さだろうか?
俺『いや~、自分は痔瘻で手術しましてね、昨日退院して今日は通院なんですよ~』
ゲリ友『今日は帰省の途中で寄ったんですよ~』(その人、長野から通院中、何で通ってるかは詮索しない)
少しだけ挨拶を交わし、お互いの健闘を称え合う。

診察は経過観察と次回通院の打ち合わせ。
俺『こんにちは~』
医師『お帰りなさい!』
俺『不肖ふみふみ、只今、無事生還いたしました!!』(←ここで診察室は爆笑…を狙ったがあまりウケなかった)
医師『入院はどうでした?』
俺『快適で安心して入院できました~』
などと会話を交わしつつ、『はい、創を見ますね~』と…
言われる前からベルトを外すという、ここは同じ戦場を乗り越えてきた戦友の如く阿吽の呼吸だ…笑

肛門を診せる(目視と表面触診)だけかと思ったら、創も癒えないその場所に無慈悲な指と肛門鏡挿入の儀。
Oh!あいたたた~
傷に塩を塗るとはこういうことだ(実はそんなに痛くない、恐怖が先立っただけ)。
創の経過良好ということで、ヘモポリゾン軟膏を処方してもらって終了。

手術前は痔の寛解でヘモレックス軟膏だったが、今日からはヘモポリゾン軟膏だ。
その効能を見ると
大腸菌死菌浮遊液により白血球遊走能を高めて局所感染防御作用を示し、また肉芽形成促進作用による創傷治癒促進作用』とのこと。
大腸菌というと驚くが、死んだ大腸菌を薬として患部に塗ると身体は病気の原因が来たと勘違いして抵抗力を上げるそうだ。
その抵抗力を利用して患部を早く治すという効果があるらしい。
ヘモポリゾン!頑張ってくれ!
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最後に医師から『次回通院は正月を挟みますが、食べ過ぎたりお酒も刺激物なので少量ほどほどでお願いしますね~』と釘を刺される。
『はーい』といい子ぶってみたものの、心の中で『多分、ムリでーす』と。

それと看護師からこんな提案があった。
クリニックで診察の後に肛門に当てるガーゼを使ってみるか?と。
今まで普通の布ガーゼだったが、肛門科が使っているガーゼなら間違いないだろうと購入。
不織布が何層かに折り込んで厚み(約5~7㎜)があって、ふわふわで肌触りがよくて癖になりそう・笑
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ただ、入院前にはモイスキンパッドM(1枚100円)大容量を買ったばかり。
その前にもカットガーゼやらモイスキンパッドS大容量やら買ったのに、これではガーゼ沼である・笑
お産パッドも大量買いしたが出番が少ない。
創ケアに結構お金を使ったな~…と単価を調べて呆然とする・笑
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【12/28~1/3の出来事】
この後の年末年始は自宅療養に励む。
創そのものには特に変化なく。
日々、滲出液との戦いで定期的なガーゼ交換がウザいが、基本的に自宅周辺だけで暮らすので問題なし。
2~4㎞の毎日のウォーキングや買い物も、ガーゼの違和感はあるものの日常生活を送る。
この休みを利用して買った数種類のガーゼを試着し、ベストガーゼを選定したりして研究する。
気になるのは、滲出液だけではなく排便後には便がガーゼに付着すること。
これも徐々に収まってくるのか否か??
次回通院で聞いてみよっと。


退院後の最初の1週間は肛門にガーゼを当てて日常生活に慣れることから始まった感じでした。
それと来たるべき勤務再開に向けて、仕事時のガーゼ交換タイミングの加減や体の動きにガーゼが付いてこれるのか?とか…
ストレスなく会社生活を送るにはどうしたらいいか?という観点でいろいろ調整してました。
それと長期間休んだので職場への手土産を購入。
そんな感じで過ごしたのでした。

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2023年11月19日 (日)

退院!~何もかも皆懐かしい…~(2022年12月27日入院7日目 手術6日目)

つ、ついにこの日がやってきました!
退院です!!



なんて素敵な言葉なんだ!
ということで、当時の手記から若干の脚色を加えてお送りしましょう!
今回はその手記を画像として載せます↓
20231112
と、手記はここまでです。
この前後が慌ただしく、手書きしている暇はありません。
なので、当日の事を記憶をもとにPCに日記していますので、その辺を踏まえてお送りします。


ついに退院だ!
起床、バイタルチェック、朝食などの行事をこなしてから、早速帰り支度を始める。
因みに最後の食事となる朝食のパン。
お尻の形をしていて、バターが溶け出している(向こう側)。
20231112_1
まるで痔瘻で膿が出たみたいではないか!笑(※本当は撮影禁止なんですがパンを撮っただけですし)
因みに手前のお尻の穴は自分が作りました。

ワクワクし過ぎて、いつ呼ばれても直ぐ帰れるように準備万端だ。
もちろん最後の診察はあるので、着衣は入院着のままだが着替えれば5分で退院できるぞ!
などと喜び勇んでいたら、
『まだ先生から退院の許可は出てませんから、退院できないもかよ~』と看護師の意地悪なお言葉・笑
実は昨日の菓子パンの影響か、排便の質が悪く久しぶりに鮮血が出て少々ビビっている。
最悪な状況は想定しないでおこう!

程なくして最後の診察。
これで入院先の主治医に診てもらうのも最後、と考えるとちょっと淋しいな…笑
経過良好、排便の少々の出血も問題なし。
よって、今日退院しましょう!
『明日は下諏訪(しもすわ肛門胃腸内科クリニック)の方へ行ってくださいね~』
わっ、明日は下諏訪へ通院か!結構忙しいな…

退院手続きに1時間ほど掛かるから部屋で待機するように言われる。
既にパッキングもできているので、外出着に着替えて待つ。
入院した当初は古めの病棟や部屋に唖然としたが、部屋を見回すと住めば都と、しみじみ。
入院か…何もかも、皆、懐かしい…

待機時間はやることもなく…
立つ鳥跡を濁さず。
拭き掃除やら布団やらを整頓する。
こんなのは係員がやるんだろうけど、来た時以上に綺麗にするのが人道。
せっせと掃除を始める。
薬剤師がやって来て、処方のロキソニンとレパミドが支給、説明を受ける。

やがて看護師に呼ばれる。
ここで手首のタグを切ってもらう。
今どきアナログなタグってのもなかなか風流でしょ。
さぁ、これで軟禁生活から解放です!
やった―――
20231119

退院と言えば、医療スタッフ全員でナースステーション前で送別会でもあるのか?とドラマの世界を想像していた。
が、ステーション横を素通りし、入院と外来の病棟の境目で『受付で会計して下さいね~』と、あっけないお別れではないか!
入院当日の担当で手術直後の担当だった、ちょっとおっかなそうなベテラン看護師に挨拶したかったな・笑
(=一番厄介を掛けた人)

会計は限度額認定を提出してあるものの、想定内に収まっているかドキドキ。
想定内なので医療保険が給付されれば黒字だ・笑
無事支払いが完了して玄関へ。
靴に履き替える、手指消毒する、ついに外出!

車、1週間放置だけどエンジンかかるかなぁ~と、一抹の不安も一発起動。
暖気運転しつつ荷物を積み込んで、病院の駐車場から建屋を眺める。
心の中で
ありがとうございました!
お世話になりました!!
もう来ません!!!

と最後の挨拶をして…

いざ、参る!

ええ、車で1分ぐらいの近くのファミマへ…笑
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缶コーヒーとお昼ご飯のおにぎりとサンドウィッチを購入。
いきなりファミチキと焼きそばパンとチョコドーナツを喰って胃が受け付けないとまずいので我慢。
一週間振りの喫煙たーいむ!笑

ん~、

久しぶりに寒風の中に放り出されたので、体感はかなり寒い。
周囲を見れば、遠くに美ヶ原の電波塔が見える。
いい天気だけどさみーー。
タバコを済ませて車に避難。
当然、頭がクラクラ。
クラクラが治まったところで、今度こそ本当に、いざ、参る!

先ずは長和町の道の駅マルメロの里ながとを目指す。
菜の花館でお土産の会計していると、レジ横に長門牧場のソフトクリームの文字が。
思わす『ソフトクリームください!』笑
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イートインコーナーでソフトクリームタイム。
知ってはいたけどこのソフトはかなり美味い
『冷たい乳製品喰ってしまったが、帰宅まで俺の腹大丈夫か??』

退院して30分後。
肛門がまだ痛かったり不調な中で頑張って買ったお土産品は以下の通り!笑
左から辛味大根、渓流、千曲錦、マルメロジャム、上高地みその鍋味噌、くるみのお菓子他、
禰豆子のキーホルダー、霧山韃靼そばの実、隠れているけど霧山韃靼そば乾麺、道の駅のパンフレット
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次に公衆トイレでのガーゼ交換。
人生初めてとなる、外出先での交換の練習をする。
今後は不慣れな場所での交換も必要になるから、ちょうどいい機会だ。

では、標高1400mの大門峠を越えていよいよ我が家へ向かって出発!(道路凍ってないよな…)
幸いに日中は気温が上がって、凍結路面ではなく融解路面。
前を行く車から容赦なく塩カル混じりの飛沫が降り注ぐ。
泥はねガードしてないのか?
くっそっめ!

大門峠を通過して白樺湖で一時休憩。
さすが標高1400地点、車山ブルー!
こんな雪道を行かなければならないなんて、退院も一苦労です・笑
というものの、星撮りするときはいつもこんな道ばかりだけど…
(本当は左の黒い部分が道路、こちらは路肩の空きスペース)
20231119_3
上司に『予定通り退院したから、予定通り有休取って、予定通りに出社する予定だ』と電話する。
高原地帯の空気が心地良く、快晴の青空と雪景色が眩しい。
ああ、健康って素敵
さぁ、この坂道を下れば我が家だ!
『あれ?何だか脛(すね)の筋肉がの調子が悪いぞ(つりそう)…』

快調に山を下り、里を行き、街中に突入する。
渋滞が始まる交差点辺りから右足の脛筋がつり始める。
あとちょっとで到着というところで、細かなアクセル&ブレーキ操作が危うくなってくる。
つりそうと言うよりも、既に周期的に痙攣が来てペダル操作はもう無理!笑
あと500m、200m、100m…もうブレーキ踏めないのに、なんでここでノロノロ渋滞になるんだ!?
命からがら我が家へ到着する・笑

帰宅して荷ほどき、洗濯などして時間を過ごす。

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久し振りに見た八ヶ岳が午後に陽に照らされて眩しい。
我が家か…何かも、皆、懐かしい…

退院も早々に、明日はかかりつけ医のしもすわ肛門胃腸内科クリニックへ通院という慌ただしさだ。
通院先にいい報告が出来そうだ。
先生、痔瘻も痔核も綺麗に取って戻ってきましたよ!』(って執刀したのは先生だけど)


ということで、楽しい退院道中でした。
が、帰宅後は荷解きに始まり、夕飯の準備、明日の準備、掃除機掛けと現実感が一気に増したちょっと悲しい日でもありました。

そうそう、入院中の滲出液対策で本病院ではナプキン非推奨でした。
その訳は退院時に貰った説明書に記載がありました。
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ナプキンだと滲出液(ここでは分泌物)をしっかりとぬぐい取れず、液が肌に残ると皮膚炎になりやすい。
なので、創にガーゼを直接当てて吸収させ、こまめに交換して患部を労わってくれという趣旨です。
ここは医師の考えなので良し悪しではないと思いますし、現に手術を経験した人でナプキンを使ったという方も沢山います。
なので入院中にナプキン(かパッド)を所望した時に、断られたのは納得です。(最初に当院の方針って言ってくれればいいのに)

退院したばかりですが、明日(12月28日)は下諏訪へ通院です。
あー、忙しいったらありゃしない…笑

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2023年10月29日 (日)

痔とは無関係な番外編 ついにバセドウ病に罹患す!

本編は退院直前まで来ました。
その後は春先までお尻の闘病?生活は続きますが、今回は闘病後の半年間のことを記そうと思います。



2023年春先
ウザったい肛門ガーゼ生活とはおさらばでいいでしょう!と意気込んだ4月頃。
ある時、手指振戦に気が付きます。
たまたま作業が忙しくて、身体が興奮状態で書き物をしたからだろうと…
それが毎日出るようになり、日に日に文字が書きにくくなっていきます。
『書く時に手が震える』と調べると、それは書痙という症状らしいです。
夏ごろは5文字も書くとギブアップ。
あとは左手で右手(利き手)を押さえて、頑張って書くという感じ。

春~夏にかけて身体のあちこち不調が出てきました。
持病の尿路結石やら、前立腺肥大の疑いやら。
挙句の果てに胃カメラ生検で病理検査したら、細胞分裂がかなりヤバいと。
かなりヤバいからと、再度の胃カメラを命じられたり。
それらは何度かの治療や検査で治ったり疑いは晴れたりしてました。
膝痛が酷くなって週1の整形外科通いが始まります。
MRIをやれば軽微の半月板損傷と診断。

こんな感じで次から次へとやってくる災難?に右往左往してました。
こんな状況では、なかなか書痙の診察に辿り着けません。

春先頃からでしょうか?
最近は身体が痒い。
四六時中、身体の何処かをかいている…

諸々の通院が落ち着いたところで会社の定期健診結果に目をやります。
昨年比で体重が4㎏減。
ん?これはちょうどいい自然ダイエット?
8月になって久しぶりに体重計に乗ると…
昨年61㎏今年57㎏今年8月53㎏と、1年3ヶ月で8㎏減ってました。

その間も手指振戦は治まる気配どころか、酷くなっていく。

そんなことをしているうちに、夏ごろには大腿部の神経痛らしき症状が出ます。
最初は内腿だったのが、あれよあれよと前面から側面に広がります。
服が触れるだけで痛く、跛行をしなければ苦痛。
左膝痛を庇っているのに、庇っている左足で右大腿部を庇っている状態。

太腿の神経痛でメジャーなのは坐骨神経痛ですが裏面は痛くなく。
場所的には閉鎖神経か大腿外側皮神経の支配域のようです。
腰椎か脊椎の神経圧迫かな?
整形外科に通っている最中なので、そのことを訴えてみようかなと悩んでいました。

時を同じくして、全身がゾワゾワ、そわそわ、プルプルすることがありました。
足ががくがくと震えるような時もありました。
脱毛量も以前に比べて多くなっていましたが、年のせいかなぁ。
毎日の体重測定は常に右肩下がり。

これは一体全体なんなんだ?

検索窓に『手指振戦 体重減少 かゆみ』と入れてネット検索。
すると大体にして糖尿病、バセドウ病、悪性腫瘍と検索されてきます。
『まさかね…』

糖尿病は前立腺検査のついでに健康相談しています。
数値は基準内問題なしで、糖質を気にした食生活をするように。
悪性腫瘍は、ちょうど胃がん疑いの時だったので『あ~やっぱりな』と考えますが食欲は落ちていない。
バセドウ病?たまに聞くけど、自分には関係ない病気だろうな。

献血好き人間なので、お盆頃に献血をしました。
20231028-144046
今まで全く問題なかった血球成分の各値が降下していました。
白血球数はいつも基準内低めだったのが、ついに下限値割れ。
ヘモグロビン量は常に14~15だったの13.5。
ん~貧血気味なのか?


そんな状態で、大腿部痛もいよいよ我慢しにくなります。
手指振戦も治らないので、ここで通院を決意します。
太腿だけなら神経痛だろうと思ってるので整形外科を受診だったかもしれません。
しかし、諸々の全身の不快不調があったので整形外科ではなく内科(神経内科)を選択しました。

主訴『書痙、体重減少、かゆみ、大腿部痛』として受診します。
先ずは書痙の検査として、文字を書いたり渦巻を書いたりします。
大腿部痛は『なんだろう??』(おいおい)ということで、神経痛用鎮痛剤のプレガバリンと補助薬のメコバラミンで様子見。
書痙は本能性振戦っていう症状だからアロチノロールが処方されました。
振戦と体重減少なら、糖尿病やバセドウ病も疑われるからと血液検査もしましょう!と。

プレガバリンは1週間ぐらいで効いて来るそうですが全然効きません。
アロチノロールも効いているのかちょっと怪しい感じです。

2週経過して検査結果発表で通院。
そこで血液検査の結果甲状腺亢進症だね~と。
ええ~~!
糖尿病、動脈硬化、肝機能、腎機能は問題なさそう。
白血球数は前回献血時よりも更に微減、ヘモグロビン量はついに下限割れで貧血一歩手前。

【初回検査値】(カッコ内は基準値)
TSH 0.01(0.61~4.23)
FT4   4.30(0.75~1.45)
TSHレセプター抗体 2.4(2.0未満)
FT3は計測せず
白血球数3200(3900~9800)、ヘモグロビン量12.2(13.5~17.5)

甲状腺亢進症、つまりバセドウ病だろうということで説明がありました。
『TSHが低いってことはFT4が云々』と説明がありますが、そんなことは現場で頭に入るはずもありません。

自分で調べると、
TSH(甲状腺刺激ホルモン)はFT4(甲状腺ホルモン、FT3も)の分泌量を調整します。
FT4が多くなればTSHはFT4を出すなと指令を出し、少なくなれば出せと指令する。

今は甲状腺ホルモンが出過ぎているので調整役の刺激ホルモンは出すなと指令している状態。
あるいは出すなと指令してるのに、甲状腺ホルモンが溢れている状態。
らしいです。

次回は超音波検査もしてみましょうということで(結局やってない)、抗甲状腺薬のメルカゾールが処方されます。
こんなことを言われます。
『いわゆるバセドウ病で、基本的には治らない病気』
『薬でホルモン分泌量を調整するから、30年付き合ってる人もいる』
『薬を飲み過ぎる(効きすぎると)と橋本病になる』
『副作用で無顆粒球症がもっとも怖い』
『無顆粒球症の自覚症状が出たら即病院へ行け』
『副作用とホルモン数値は2週間毎に検査します』
『最初は多めに服用して先ずはホルモン分泌量を抑え、その後どうるすか考える』

ということで、寛解に向けての服用が始まります。
この無顆粒球症ですが、頻度は低いですがかなりヤバい病気です。
薬のパッケージにまで注意書きがある薬なんて初めて見ました。
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過度にびびって、保険証とお薬手帳と診察券を常時持ち歩くようになります。
マイナ保険証なんて日常は持ち歩きたくないのですが、いつでも大病院へ行けるように常時携行。

【2週目通院】
初回採血結果の発表で上記の通りです。
体調は低空飛行で変化なし。
体重は減少傾向で51㎏台を見る日もありました。
今までぷよぷよだった腹回りですが、この頃は皮だけになっている感じでした。
ベルトもいくらでも締め付けられる感じです。
パンツ(下着)もLではなんだか収まりが悪いです。
会社の作業ズボンも1サイズ小さいのを購入する羽目になりました。


【4週目通院】
2週目検査の発表となります。
TSH  0.01で低値変動なし
FT4  1.84で減少も基準値超
白血球数4200で問題なし(ヘモグロビン量は12.7と下限割れ)

刺激ホルモンは低値ですが、ホルモン分泌量は変化があったようです。
この数値が示す通り、体調には変化が見られました。
3週目ごろより、手指振戦や痒みはほぼありません!
脱毛量も減った感じ、ゾワゾワ感もありません。
よって薬は初期投与量の30mgから20mgに減薬。

【6週目通院】
4週目検査結果の発表となります。
TSH  0.01で低値変動なし
FT4   0.92で基準値内に
白血球数5300で問題なし(ヘモグロビン量13.3でやや低いが回復)

ホルモン分泌量は減ってるものの、刺激ホルモンは低値なので引き続き薬は20mg維持。
とのことでしたが、6週目検査結果が既に出ているようで途中で医師から電話が入り20mg→10mgへ減薬の指示ありました。

【8週目通院】
6週目検査結果の発表となります。
TSH  0.01で低値変動なし
FT4  0.41で基準値下限割れ→これが減薬指示の理由だったようです
FT4が減ったので一見すると橋本病ですが、TSHが上がってないので未だ亢進症との判断
白血球数5400で問題なし(ヘモグロビン量13.9で基準内)

この頃(5週~6週)になると、絶不調だった体調が嘘のように軽快になってきます!
副作用ではありませんが『薬が効き始めると、体重は戻る…』
52~53㎏台で推移していた体重が増加に転じました。
今は8~9週経過ですが、体重は日々の増減はあるものの増加傾向で推移しています。

これは8月~の日々の定期測定結果です。
8月はまだ治療前で体重は更に下降傾向です(お盆休みで一時的な増加はあった・笑)
メルカゾールを服用して2週目の9月中旬では底値(51.8㎏)を記録。
3~4週目の9月後半から上昇基調へ転じます。
10月は常に上昇し、10月後半ごろから現在は56㎏台で推移しました。
20231028_4
体重増は薬が効いている証拠なのですが、折角減った体重が戻ってくるのはちょっと困りますね・笑
最も痩せていた時に購入した会社の作業ズボンがきつくなってきます。
8週目通院直後に医師から電話があり、TSHに改善が見られたので一旦服用を中断するように指示がありました。
よって1週間は服用を中止ししているのが現時点です。
次週より5mgで再開と連絡を受けました。

ということで、寛解に向かっているようです。

まさか自身がバセドウ病とは思いもよりませんでした。
調べると、発症率は0.5%ぐらいで女性に多いそうです。
そんな稀な病気に自分が罹るの??
例えば私の居住する自治体の人口が55000人なので、単純計算だと270人がバセドウ病です。
従業員100名ぐらいの事業所なら一人いるかいないかぐらい。
そう考えると、そんなに稀でもなかったですね。

私は症状があったのでこの病気が発覚しましたが、中には潜在的甲状腺亢進症という場合もあるようです。
6週目検査結果のような感じだと思います。
”潜在的”なので、おそらく症状が軽くて気が付かないとか無症状なケース。
本人も体調変化に気が付きませんが、亢進症には変わりない状態です。
バセドウ病は治療しないと心房細動など命に関わる病気です
なので、例えば人間ドックを定期でやっている人は甲状腺ホルモン検査も付加したらいいと思います。
先ずは血液検査で出来るので。

謎の大腿部痛はバセドウ病との因果関係はわかりません。
実は一時期はへその横や肋骨付近にも同じような痛さが出ました。
通院の際には帯状疱疹の前兆症状も疑われましたが成らず。
調べてもバセドウ病で神経痛らしき症状が出るとはどこにも書いてません。
最初の1ヶ月間はプレガバリン(神経痛用鎮痛薬)も併用していました。
ちょうどメルカゾール(抗甲状腺薬)の効き目が実感できた1ヶ月経過頃には痛みが無くなっていました。
なので、どちらの薬の影響だったのか未だ謎です。
あれは何だったんだ?って感じです。

あと喫煙はダメです。
どれだけの量ならダメなのかは分かりません。
『ヘビースモーカーはダメ』と書いているのもあれば、『副流煙すらNG』としている文献もあります。
いずれにしても、タバコはバセドウ病との相性はかなり悪いそうです。
①薬の効果を弱める
②バセドウ病眼球突出症と深く密接 
自分は通常は8~10本/日ですが、最小2本/日まで抑えました。
ただ、禁煙と減煙は全く違います。
減煙だと2本の貴重なタバコが美味くて禁煙できませんでした。
また、減煙の足しで電子タバコを使ったので、お金の節約にもなりませんでした。
吸ってる当人が言うのもアレですが、スパッ!と禁煙した方が身と財布のためですね。

症状ですが、バセドウ病は代謝が上がる病気です。
自分は人に説明する時は、ドラゴンボール初期の悟空がスーパーサイヤ人210倍界王拳を常時使っているようなものとしてました・笑
私はこんな感じでた。

3大症状、
体重減少…エネルギー代謝が増える
手指振戦…神経伝達の興奮?心拍増加?
痒み…毛細血管への血液流入増加?

その他に、
脱毛量が増えた
謎の大腿部上皮痛&へそ周辺と肋骨周辺の上皮痛
ゾワゾワ・わさわさする感じと、たまに全身がぷるぷる
排便回数増加(下痢ではない、定期便+α)
まだやれる、頑張れる感…
重度だと30分ぐらい力が入らないとか、かなり生活の支障が出るそうです。

体重減ですが食欲や食事量は一定でした(人によっては食欲も亢進する)。
睡眠はいつも通りできました(せめてもの救い)。
暑がりや動悸の印象はありません→もっとも仕事現場が暑く運動量が多いので。
本当はできるだけ安静が必要らしいですが、くっそな会社と上司なので配慮されませんでした・笑
念のため脈拍(心拍数)も測りますが安静時は90前後でした。
この辺は人それぞれだと思います。

今は投薬10週に向けて生活しています。
副作用のようなものは、
今のところ白血球数は増えているので、無顆粒球症は大丈夫そうです(2週~3ヶ月間は要注意)。
4週目経過頃から便秘ではないですが日々便通が悪かったりしました(ブリストルスケール1~4、いつもは4~6)。
4週目ごろに就寝時の足の痙攣(つる)がいつもより出た感じですが、これは日々のくっそ会社での過労かも。
肝機能値の基準値超えが見られるようになってますが、医師からは観察レベルでヨシっ!と言われてます。
薬により著しく体調が悪いとか脱毛は感じません。

ということで、今年は前半は痔瘻術後経過に専念しつつ、数々の不調から後半はバセドウ病でトドメを刺された感のある年でした。
正に闘病ですな…
トホホ…

最後に消化器関連で世話になっている、しもすわ肛門胃腸内科クリニックのナースが私のSNSをたまに見てるそうです。
夕陽シリーズとか、爽やかな奴・笑
SNSには当然、上記のことも愚痴っています。
その影響で、同医師にもバセドウ病が開示されていて胃カメラ健診の際に心配してもらえました。
人間、何処で見られているか分かりませんね・笑

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