カテゴリー「星景写真」の記事

2025年5月 3日 (土)

化石カメラで撮ったけど大バズりしたぞ!?笑

特にブログのネタが無く、ネタを取り(撮り)に行く気力もなく暮らしてます。
ネタがないので何か探したら、すばると月齢約1の月が接近と言うことでベランダに出てみました。

こんな感じの構図とか撮影地とか絵作りは日常的で大して見栄えしないです。

SNS用のネタとして何気に撮って上げてみたですが、いつもの230倍以上もいいねを貰えました。
天文‣星景の手練れ諸兄からは反応薄かったです(←この界隈では人望が無い人なので)。
こんなのでも稀にどこかの誰かのツボにハマることがあるのですね。

ちなみにいつもの200倍というと、万バズかっ!って感じですが、いつも3いいねぐらいなのです・笑

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(撮影日:2025年4月29日夕方)


20250503-141838
このスクショにEOS kissX4が化石だと表現してます。
同じような時期に『ニコンの古いデジカメ使ってるぞ!』ってポストを見まして…
『みんながんばってるね~』と思ってましたら、つい最近にニコンD50で天体写真って記事を見ました。
そこに付随したリプやRTにも『俺なんてD3300が現役だ』とか『EOS Kiss Digitalは』なんて言葉が飛び交ってまして。
インターネット老人会なる言葉がありますが、天体デジカメ老人会かよっ!って笑ってしまいました。
でもD50を使ってる人は超若者なんですけどね(凄い!)

いずれにしても、こっち界隈の人はやれ高画素数だの、明るいレンズだのと、高スペック至上主義の人ばかりではなくて安心しました。
私も化石カメラ使い続けるぞー!(実は後続のX9よりも、わたくし的には使いやすいんです)

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2025年1月21日 (火)

冬の大三角、滝へダイブ2025

2021年に『蓼科の世界遺産を撮る!?』というタイトルで記事にしてました。

蓼科の世界遺産を撮る!?
この時は2月でしたが暖冬でちょっと氷瀑感が無かったので虎視眈々と狙ってました。
と言うのは嘘で、寒いのと病気(と病気疑い)で出掛ける機会を逸していました・笑
大分体調が戻って来たのと、いい感じで氷瀑になっているという情報を得たので滝へダイブしてきました!(一応、おやじギャグ)

ところで、このダサいタイトルである『冬の大三角、滝へダイブ』でピンっと来たそこのあなた!
余程のふみふみマニアですね・笑

さて、早速ダイブしましょう!
途中の山道は終始路面ドライで快適なドライブ(雪降らないです)。
撮影ポイントへは推定斜度60°の斜面というか崖をよじ登らないとなりません。
直近のSNSから、ポイントへのルートが凍結していて無理かも…と案じました。
が、どうにかよじ登ってどうにかポイントへ到着し機材展開。

いいっすね~
流れ落ちる水、水音、氷柱、飛沫、崖、そして崖での機材展開、不安定足場で姿勢ホールド。
俺、極地で星景写真撮ってる!
生きてるなー!って実感します。(そんなに凄い場所じゃないんですけどね)
半月板と肛門をやってから、無理な姿勢での撮影はご法度と諦めていましたが。。。
そんな厳しい状況に身を置けてわくわくしてます(Mか?笑)。
ただ肛門は問題ないのですが、半月板損傷のとこが怖い…笑

ここで想定外な事態です!(ホントは薄々感づいていたけど・笑)
迫力出すためには滝全体を入れたいですが、それだともう少し後ろに下がらなければなりません。
しかし足場がなく。
縦構図だと滝を薄くするかシリウスを諦めなければなりません。
しょうがなく横構図で下記のような構図で決めました。

冬の大三角、滝へダイブ2025年版
20250118___1
滝裏(裏見の滝)から星空を見上げる風にしました。
氷柱が月光に反射してキラキラ感が出せられたのは良かったです。
オリオン座が滝に突っ込んでるシーンですが、これは現場で閃いて思うように撮ることができました。
主役になるはずの冬の大三角ですが、リゲルが目立ってしまって四角形にも見えますね□

前回は20分2枚の比較明合成でした。
今回は意地でも1枚で完成させてやると意気込みました。
まぁ私が意気込んでも、設定した通りにアウトプットされるのが写真なんですけどね。

一抹の不安と言えば、今回は月光(月齢18)での撮影。
風景をいい感じに出すには月光は味方となりますが、この月齢は意外に明るいのでは?
露出を新月期ベースで算定したため、氷(雪)部が過剰露出となってしまいましたがraw現像でどうにか調整できました。
また、月明かりで空が明るいので星の光跡が弱かったです。
滝と氷柱の間の空の色がヘンなのは目を瞑って下さい!笑

撮像データ
カメラ:キヤノンEOS X9(HKIR+LEE#1フィルター)
レンズ:トキナーAT-X11-20 DX
設定   : f3.5/ ISO100 /SS30分×1コマ /焦点11㎜
レタッチ: camera rawV17/ フォトショップ2025
日時:2025年1月18日 1:00頃~

目的は達成したので、あとはレジャーです。
せっかくなので遊びましょう!

20250118___2
全景はこんな感じです。
水が落ちている、あの辺で1枚目を撮りました。
星空の割合が少ないのでこれを星景というのか?笑
左側の輝星は木星となります。


20250118___3
横川渓谷の上空に冬の超大三角が見えていました。
火星、シリウス、木星の色合いの違いも面白いですね!



20250118___4
そして久しぶりにガッツポーズマン降臨!
月光に照らされて、いつもより3倍鮮明です・笑


実は滝ダイブがちょっと不満だったので、バックアップでこんな感じのを撮っておきました。
20250118___5
後半戦で、露出のコツが身についてきた時に撮った奴です。
計算上は適正露出は10分でしたが、それだと光跡が淋しいので2コマで比較明合成(20分)としました。


撤収して帰宅途中。
車載温度計は-10°でも、崖をよじ登ったり動いていたからか凍える感じはありませんでした。
3時ぐらいには自宅に戻り仮眠しようと布団に潜りました…
が、足先が冷え切って寝むれねー!…笑

ということで、最後に星景写真をしたのは2024年春でしたのでそれ以来の近征は楽しかったです!!

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2024年12月15日 (日)

ゴー!オリオン2024

今年も年課題であるゴー!オリオンの季節がやって参りました!

八ヶ岳から昇るオリオン座の日周運動と我が街並みを合わせる構図です。
過去を振り返ると、どうやら2017年頃から挑戦していたみたいです。

既にベテランの域に達しているので、その課題に対して向きあうべきポイントは抑えています。

課題→ポイント
冠雪八ヶ岳、麓の街並み、昇って来るオリオン座→12月しか撮れません
冠雪した山→街灯りで逆光になるので上弦~満月前の月明かりを利用するしかありません
月明かり→満月だと星座に引っ掛かる、上弦だとちょっと光量が不足
街並み→夕方の激しい光害(白とび)と星空(暗過ぎ)のバランス
輝度のバランス→露出時間、絞り、ISOでコントロール

おそらく本ブログで何度も似たようなことを書いてます。
いいんです、どうせ来年には忘れてるので備忘録を残さないとヤバいのです。

で、今年の作はこれ!笑
20241212__1
もう少し街並みの白とびを少なくしたいですが、これ以上露出短くすると空が暗くなってちょっとつまりません。
この辺はいつも妥協してますが、輝度差が激しい(ベースの)写真を1枚撮りでコントロールするのは難しいですね。

人の往来が激しい時間から、月齢11の月明かりを利用して山と街並みです。
とても明るいくつかの照明は、市営スケート場で小平奈緒さんの名を冠したNao ICE OVALのナイター。
ここで練習した子供たちは将来のメダリストになるでしょうか?
現在、市の財政難を理由に存続が議論されています(どちらかと言うと廃止)。
ビーナスラインを行き交う車の光跡等々、いくつかの飲食店や商店、個人宅。
そんな人の営みの真上には、輝くオリオン座が堂々と昇ってきました。

何年もの思考錯誤の結果、ここ最近は同じような設定で撮っているので特に目新しい発見はありません!
画角もこれくらい(APS-Cの焦点30~35㎜で)落ち着いてる感じですし(広すぎるとオリオン座に迫力が出ない)
と言うことで、胸を張って威張るほどの写真ではありませんでしたー。
ま、自己研鑽ということで。

一眼レフ機を使ってますがキヤノンのEOS X4ですよ(使ってるレンズだってAPS-Cイチガン全盛期のやつ)。
御年14歳、人間でいうと80歳ぐらいですかね…?
まだまだ現役、若い物にゃ負けはせんっ!笑

【撮像データ】
カメラ:キヤノンEOS X4
レンズ:シグマの古いズームレンズ17-70
設定:ISO100 /f7.1 /SS25秒×70コマぐらい/ 焦点33㎜
レタッチ:camera raw/ フォトショップ2025/ 比較明合成
撮影日時:2024年12月12日 18:50頃~

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2024年10月23日 (水)

紫金山アトラス彗星 ~日常の中の8万年~

またまた紫金山アトラス彗星(C/2023 A3)の話です。

タイトルにある8万年

8万年の真意はさておき、8万年ごとにやって来るならば8万年前にもこの彗星はやって来てたはず(という仮説)・笑
我が茅野市”も”誇る縄文時代に比べて随分と太古ですが、この時代の人類は何をしていたでしょう?

ウィキペディアで調べるとざっとこんな感じです。
10万年前…人間の祖となるホモサピエンスがアフリカ大陸から世界に向かって旅に出る。
7万年前…ホモサピエンスが初めて服を着る!←革新

アフリカ大陸から足を踏み出した人にとっては小さな一歩であったけど、
服を着るということを知った人類にとっては偉大な一歩
(どこかで聞いたセリフ)

を遂げていた時代なんですね。

この彗星は、そんな人類の激動の時代を宇宙から見ていたのかもしれません(生き物じゃないけど)。

だってホモサピエンスさんが一歩を踏み出さないと、今の私だっていないかもしれないしパンツだって履いてないかもしれない・笑
※こじつけ感満載

さて、革新(?)と言えば…
SNSで今回の彗星騒動を見ていると、カメラ手持ちとかスマホで撮っている人がいました。
私は『ああ、そういう新しい時代なんだなぁ~』(好意的に)と思いました。
一方で古いデジカメと重い望遠レンズを赤道儀にセットして、足腰が痛いと言いながらうんこ座りで極軸望遠鏡を覗いている私。
化石人間ですなぁ~

と8万年の話は一応ここまで。
今の時代の話になります。

彗星は暗くなっているようでしたが、晴れれば撮りたくなるのもまた人情。
”まだ見ぬ地元の星空風景写真家”の私としては星景風で撮りたかったので機会を伺っていました。
せっかく地元を標榜しているのだから、絶景もいいけど日常な非絶景な風景と絡められたらなぁ~と。
私にとって日常の最たるはベランダから毎日眺める風景です。
なので、いつものプライベート撮影地で狙ってみました。
※実は外出するのが面倒くさいというだけの話なんですが…

日常の中の8万年(?)
20241020_c2023a3__1
今回は加算平均合成をしたので、それで生じる風景のズレはマスクして空と地上を合成させています。
ちょっとインチキっぽいですが、同じ撮像からの生成なのでまぁいいでしょう~・笑
生成と書けばAIでも使ったか?と、いかにもな雰囲気はありますがフォトショでちまちまと…
これまた化石人間なのです。

日曜日の19:30過ぎごろの諏訪地方のある場所の風景と彗星です。
明るいところは住宅地だったり商工業地だったり高速道路だったりするわけです。
家族団らんだったり(ボッチだったり)で夕飯時でしょうか?
旅路を急ぐ高速道路の光跡。
そんな日常風景なのだけど、頭上には8万年(の大彗星)が輝いている…
なんか風情ありますね~(私だけ感じてる?笑)

あまり過度なレタッチはしてないので、例えば最寄りの迷光によるゴーストはそのままにしてあります。
こういう光害(?)の影響との組み合わせなんてのも、今風な街中風景の要素じゃないかなって思いました。
(ええ、消し方知らないだけですが)


本当は裏山の公園でも類似の写真が撮れることはロケハン済みだったのですが、やはり翌日の勤務のことを考えれば近征もできません。
何より8万年も大切ですが、1000年前の紫式部の話がこの後20時に迫っています。
さっさと撮ってさっさと撤収した次第です。
これが現代人の忙しさってやつですかね~・笑
トホホ…



撮影データ
カメラ:EOS X9(HKIR+HEUIBⅡフィルター)
レンズ:シグマ50-100mm F1.8 DC HSM | Art 016
設定:   焦点72㎜、f3.2、ISO1600、SS8秒×10枚
処理:   camera raw、フォトショップ
撮影日時:2024年10月20日 19:50分頃
その他:空を10枚加算平均合成、地上を比較名合成、レタッチでマスク合成

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2024年10月 3日 (木)

紫金山アトラス彗星と山小屋と大天狗

部屋とワイシャツと私みたいな…笑

またまた紫金山アトラス彗星(C/2023 A3)に挑戦です。
前回の記事を含めて3回の撮影機会に恵まれました。
いずれも自宅ベランダからの撮影で、今日の写真は3回目のものです。

標高の高いところで撮影された手練れたちの各作品。
広角レンズで、街灯りを従えて朝焼けの中で堂々と尾が長くて見栄えするような形ですね。
私は市街地からなので、何だか地味めな彗星でした…笑


今回は八ヶ岳は赤岳直下にある、赤岳展望荘の小屋灯りと併せてみました。
初回撮影時にこれと併せられたらいいなぁと思いまして。
画角の関係でそれは出来なかったですが、出現位置が日に日に東に移っているのか今回は同写野に収まりました。
しかも昇ってきた場所がなかなか面白い場所じゃないかな~、と思いました。

20241002__2
相変わらず前景は真っ黒なシルエットです。
阿弥陀岳(ここからだと赤岳は阿弥陀岳の向こう側)の左側に山小屋の灯りが見えるでしょうか?
そして赤岳の南側が少しゴツゴツ、トゲトゲした場所。
あの辺りが赤岳の天狗尾根と言われる場所だと思います(多分)。
いくつかの岩峰がそびえ立っているそうです。
その中の大天狗という岩峰のすぐ脇から彗星が昇ってきました。
ステラナビでこの辺りから出てくるとは知っていましたが、このトンガリから出てくるとは!
ちょっとだけ栄えてる構図かな?
出勤の準備で忙しい時間帯ですが、サボらずにレンズを向けて良かったです・笑


トリミング版
20241002__1
山の稜線の凸凹次第というのは分かりつつ、山小屋より低い場所にいる彗星。
こういう位置関係だと、小屋から彗星を眺める場合はもしかして目線よりも下に見える感じでしょうか?
どうなんでしょ??笑
低空の天体撮影の場合は、標高を稼いだ方が良いというのが何となくわかるような気がしてきました。

天気が暫く悪いので、次回は西に周ったタイミングで勝負ですね。
化けてればいいなぁ~…笑

撮影データ

カメラ:EOS X9(HKIR)+HEUIBⅡフィルター
レンズ:Asker ACL200
設定:f4.0/ISO3200/SS1.3秒(1枚撮り)
レタッチ:camera raw/フォトショップ2024
撮影日2024年10月2日 4:57頃

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2024年9月28日 (土)

紫金山・アトラス彗星を捕獲!

世間を騒がせている、あの!紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)
私も虎視眈々と狙ってました!笑

去年の今ごろはマイナス等級だの大彗星だのとチヤホヤされてましたね。
そんなに凄い彗星なら今度こそ星景写真で!と、私は
この春先に星景写真としての撮影地の選定を済ませてありました。
あとは秋を待つばかりと、カウントダウンが始まりました。

が、初夏頃に情報筋からの報としては経過は芳しくなく…
とりあえず”大き目な彗星”と言うことに落ち着いた感もあります。

しかし彗星はお化け(?)
この先、西に周って大化けするでしょうか?

ということで、狙った結果を以下の通りとなりました。

一枚撮り星景写真風?
20240926_1
山がシルエットでこれのどこが星景写真か?こんな黒いの切っちまえ!とお嘆きのそこのあなた!笑
この真っ黒なシルエットは八ヶ岳の阿弥陀岳付近(赤岳のキレット付近)なのです。※
つまり写真下部は八ヶ岳の中腹付近になるのですが、よーく見て下さい。
※ここからだと阿弥陀岳が前衛となり赤岳は見えない

白いモヤモヤが漂ってます。
これは八ヶ岳麓名物”麓に漂う雲海”の一部なのです。
こうして少しでも天体と地球の風景を一緒に収めようとする涙ぐましい努力。
これぞまだ見ぬ地元の星空風景写真家として真骨頂な表現なのです!(別名:強引なこじつけ・笑)
こういう感じ↓(これは別日、イメージ)
20240911_2_1

そんなことよりも彗星はどこに行った?と、お嘆きのそこのあなた!笑
20240926_2
1枚目を大トリミングでこんな感じです。
朝方で既に空がだいぶ明るくなっています。
こうなると、ありがちな彗星核に丸い光芒かな?と思ったですが、しっかりと尾っぽもありました。
液晶モニターでのそれでも尾は見えて、まぁまぁ感動しました・笑

実は200㎜望遠レンズに慣れていないため、固定撮影で天体を点状に写すための設定を反映忘れました。
常用の100とか135だと頭にインプットされているので、こういう時に自然と手が動くというか、注意が働くのですが…
ちょっと露出掛けすぎて核が少し伸びてしまいました・笑


あと一枚(?)何か工夫はないか?と、加算平均合成用にコマを稼ぎました。
20240926_3_1_
10コマを彗星基準で加算平均合成、フォトショップで強調、トリミングで何となく尾っぽも伸びたかな?
ムラのように見えるのは雲とか大気の影響だと思います。

こんな感じで早朝を駆け抜けた彗星…いや、私なのでした。
平日5時は出勤のために朝の準備をしている時間帯です。
こんな慌ただしい最中の天文現象は勘弁して欲しいですね・笑


撮影データ
カメラ:EOS X9(HKIR)+HEUIBⅡフィルター
レンズ:Asker ACL200
設定:f4.0/ISO800/SS1.6秒(一枚撮り)、1.3秒(加算平均用)
レタッチ:camera raw/フォトショップ2024
撮影日2024年9月26日

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2024年4月14日 (日)

早朝と朝のタカトオコヒガンザクラな星空風景 2024年版

近所でタカトオコヒガンザクラが見ごろ撮ごろ、というので見物に行ってきました!

と言っても、天下第一の高遠城址公園のそれではありません(あしからず)。
私の町には、高遠から株分けされた分家が知る限りでは最低でも3ヶ所確認できています。
その中でお最も有名な(?)某所の桜並木となります。

と言っても、昨年も同じ企画をしているので特に目新しさはありません(あしからず)。
昨年は初挑戦し、その時に得られた教訓から構想を練って一年が過ぎました。
今ここで念願成就の時です!(下記2番目の話題)
参考;去年の記事→住宅地で桜と星空とガッツポーズと…

と言っても、ここは春の普通の街中。
周辺の光害や春霞も酷く、自身が期待するほど映えませんでした(あしからず)。

”と言っても~あしからず”構文で遊んでないで、さっさと本題へ移りましょう!笑

近所の桜を『同一日で早朝に撮影した』という話ですが、早朝と朝って何て言うのでしょう?
今と昔なら今昔古今、朝と夕なら朝夕朝晩昼夜なんて言葉もあります。
例えば”朝夕の風景写真”なんて。
早朝と朝だと早朝朝
…かなり違和感ありますね・笑※
※撮影は2024年4月13日 早朝の部は2:00~4:00時頃、朝は8:00頃のです

ではお決まりの(?)
ガッツポーズで、星空に感謝と敬意を示す儀式から開始です!笑

あ、そうそう、最初に断っておきます。
今年から画像処理の時に、桜の花にマゼンタは継ぎ足していません!(あしからず)

昨年よりは1週ほど遅く開花しました。
当初の天気予報は『例年より早く、昨年ぐらい』でした。
諏訪地方では御神渡りもないほど暖冬と言うことで、やはり早く咲くのではないかと思ってました。
ところが、暖冬とは名ばかりで普通の激寒な冬だったので開花は例年並みと言ったところでしょうか?
(暖かいと早く咲くというイメージですが、開花(休眠打破)には寒さが必要らしいです)


ガッツポーズマン参上!
20240413__120240413_1

写真からもお判りでしょうが、星景写真の立地としてはなかなか厳しい環境です。
それもそのはず…土手は細長く狭い、すぐ横は商業地と住宅地、5分も行けば市街地。
どこを切り撮ってもLED外灯ビームや民家が写り込んできます。
ここなんて某ホームセンターの裏口付近。
ブルーシートやらエアコン室外機がちゃっかり写ってます(実は敢えて選んだ)
まぁ私の主張は、私は星景写真家ではなく『まだ見ぬ地元の星空風景写真家』なので、こういうのも歓迎なんですがね・笑

1年前も同場所でガッツポーズをしていますが、今年は進化してます!
①肛門にガーゼを挟んでない(なので気持ち股を開いている、健康って幸せ!)
②真冬用の映える色のアウターにした(去年は春用の黒とグレーでイマイチ)
ね!


前座が長すぎですが、念願成就、本日のメーンイベントです。
こんな空が明るい場所で長秒露光ってできるの?
いつもの低光害地だと、だいたい20~30分のシャッター速度で設定してます。
当地ではどれくらいかと算定したところ、やって15分(はオーバー気味)ということが判明です。
さぁ、果たしてここで地球の自転を激写できるか!?

ええ、写っただけです…笑
20240413__2
f3.5  ISO200  SS13分×1枚
camera raw  フォトショップ2024で画像処理
撮影日 2024年4月13日 2:30頃~

ちょっと弱いですね~…
星の光は弱く発色もないし、低空の光害はもはや輝度255に達してました。
一応、長秒試写を含めて4枚ほど挑戦してベターな奴を選択しました。

なんだこんなダサ写真!ってお考えのそこのアナタ!
まぁそう言わないで下さいよ~・笑
こう見えても数々の困難を克服して撮影に挑んでいますので( ー`дー´)キリッ
①直ぐそこが大都会(って言っても諏訪市と茅野市)で、光害と春霞で低空は異様に明るい
②周辺四方は住宅地のため外灯による高輝度LEDビームの雨あられ
③左は鉄柵(用水路がある)やホームセンターという無情な風景のため絵作りに苦戦
④傾斜45°超の土手の中腹に三脚を立てるアクロバティック撮影(まぁ普段も俺はやりますが)
⑤三脚短めで見上げる絵作りのため、撮影開始までは身体が不安定なお且つ力むので肛門(痔)と膝(半月板)に過負荷、大汗
⑥樹木の間隔が密集すぎて実は星空が狭い
このように6重苦の中で頑張ってるつもりですので…笑

因みになぜ比較明合成にしないのか?
インターバルタイマーは持っているのですが、最近の私はあくまでも低感度長秒1枚マン。
このポリシーとプライドのため、星景の撮影地には敢えてタイマーを持参しないようにしています(別名、意固地)。
ま、計画したことはできたかな?って感じで、自己満足は得ることが出来ました(←これ大事)


さて、メーンイベントが終わればあとは惰性。
LEDビーム攻撃で桜の写りも悪く、天の川も大して見えないし(写らないし)。
さぁ、ここからは夜遊びタイム、土手を徘徊しましょう。


20240413__320240413_4
桜の向こうに諏訪大社の鳥居が見えたので撮ってみました。
が、写真では暗闇だと外灯の逆光で見えませんが、明るいとこんな感じ。
朝の部はコンデジの望遠ですが、これ、イチガンの望遠レンズだったらちょっと面白いかも(妄想)。


20240413__520240413_2
既に対岸に来てます。
右側の桜は小さな稲荷明神のソメイヨシノですが、こうして並べると花の色の違いがよく分かります。
で、星空風景を撮っている私が言うのもアレですが…
桜は晴天の青空の下で撮るのが一番きれい!


20240413__620240413_3
水辺に下りて天の川方向へレンズを向けてみました。
既に4:00近くですが、ようやく暗めの星も見えていました。
この頃の空の状態が一番良かったように思います(天の川も何となく見えていたような)。

ここは普通の河川敷です。
こんな場所でまだ暗い早朝で撮影する人はそうそういないと思います。
そんな時間帯でもランニングをする人はいます。
私はヘッドライトを(常時ではないですが)点灯させているので向こうは私を視認できたと思います。
しかし向こうは無灯火ランニング・笑
当然のことながら暗いので、私はこちらに向かって走って来るランニングマンを視認できません。
ランニングマンに気が付いたのは5mぐらいに接近してから。
暗闇から、こちらに突進してくる物体が突然目の前に現れる…
それはとても恐ろしい体験をしたのでした。
昔、山でも無灯火トレッキングマンに遭遇したことあり、あの時は熊かと思って命が縮んだことがあります。
今回は野犬かと思って、思わず蹴りを入れるところでした・笑
皆さんも薄明薄暮時はもちろん、暗闇でもライトを点灯させましょう!笑


最後に、この土手は私が訪問する際(この時季しか利用しませんが)は、草刈りがされていたりやゴミも落ちていません。
おそらく地区の人々が手塩を掛けて手入れしているんだと容易に想像できます。
大変感謝しつつ場所を使わせてもらいました。
いつも綺麗にしてくれてありがとうございます!



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2024年2月12日 (月)

30分一本勝負で男の中の漢を見た

ちょー久しぶりに(星景ですが)遠征(近征)しました!
宅撮り以外だと昨年4月に近所の河川敷でのお気軽撮影が、(自分的に)本格的は2022年2月の霧ヶ峰が最後でした。
約2年振りの外出でしたが、半分は”ずくなし”と残り半分は本当の病気で棒に振ってます。
人生、何やるにしても健康第一ですね!
※”ずく”とは信州言葉

今回は、SNS某フォロワー氏による”私の住んでる近所に遠征するかも”とのつぶやき目撃したのがきっかけ。
普段は群れと権威を嫌い、現ナマと星空孤独が大好きなクールな私です(え?)
遠路はるばるフォロワー氏が近所に来てくれるなら、同好の志と親交を深めるのもいいかなって思った次第です。
本音を言えば、星空ぼっちばかりだはちょっと淋しい…(私も人間ですし)笑

今まで遠征をサボっていて、機材の準備を怠っていツケが回ってきます。
会社から帰宅して即行でカメラ電池の充電を始めます。
bleutoothリモコンシャッターを試すと挙動がおかしい(なんとなく動いているからなんとかなるだろう)。
慌ただしく準備して出掛けます。
今回は交流を中心に据えるので、撮影自体は軽めに済ませようと考えました。

いざ、参る!
玄関開けたら30分で撮影地に到着。
何度も来たことある撮影地。
地元のまだ見ぬ星空風景写真家を標榜する私としては、今さらこの地で星景をするのもなんだかな~…な気分。
だったら星野機材も持って行けよ』って声が聞こえそうですが、そこは気分がのらず…
ワガママなんです・笑

そうは言っても、現着してベランダとは違う雰囲気を感じると星景魂に火が点ります。
車を降りて夜空を見上げると、空から星が降ってきそうな満天星圧で身体が圧し潰されそうになる錯覚を覚えます。
ん~~これこれ!

天体写真家が集うと、湖岸の土手が機材で占有されて風景がイマイチになってしまう場所(ディスりではありません)。
しかし今回の天体写真家は某氏のみ。
しかも巨砲使いの彼の機材は土手下の駐車場に設置。
これなら池を前景にした写真がイケるぞ(一応、おやじギャグ)と。
以前から構想していた構図に挑戦してみようと考えました。

そんな私の秘められた想いを内に秘め、ポーカーフェースで某氏のベース基地に接触します。
もっとも暗闇なのでポーカーフェイスもへったくれもありませんが…
さぁ、初対面の君の名は。

『こんばんわーさすらいさんですよね!』(”ですか?”ではなく、確信じみたワザとらしい質問)
『ふみふみです』
などと初対面でギクシャクした挨拶を交わします。
嬉しかったのは『サイトロンのフォトコンのふみふみさんですよね?』と、昔の栄光を持ち上げてくれたことでした・笑
氏はまだセッティングが終わっていないようで、話込んでは申し訳ないので歓談は手短に。
以降はそれぞれの行動に移りました。
ちなみに、さすらいさんのブログは一昨年を最後に更新されてません!笑
みなさん、SNSの方が忙しそうで

さすらいの天体撮影記

私は当日の空の様子を確認するために試写を始めます。
と、ここで無線シャッターの挙動がますますおかしい(シャッターが切れない戻せない)ことに気付きます。
それでもスイッチを連打するとたまに動くので、あまり気にしていませんでした。
ただシャッターを閉じる時にそれが作動しないと、いつまでも露出をするので時々強制的に電源オフで対応します。
※インターバルタイマーがない、単純な手動でオンオフする奴です。

使っているうちにだんだんイライラしてきます。
SNSにはシャッター切れずに俺がキレかけてるとぼやいています・笑
挙動がおかしい原因は、おそらく電池容量不足に寒さが重なったのだと思います。
帰宅して常温で確認したら普通にしっかりと動きました。
今度電池交換して低温下で試してみようと思います(以前も-10℃以下でも普通に動いた実績はある)
シャッター問題はウザいですが、撮れるだけ撮ろうと撮影を始めます。
なお今回はポタ赤不使用、全部固定撮影でシャッター速度は1分なので星は動きます。

先ずは、ありがちな”撮影シーンを撮影する”奴に挑戦
20240202_1
さすらいさんが巨砲のセッティングをしているシーンです。
ヘッドライトが右往左往と動き回っている様子が伝わってきます。
事実、彼はこの時は機材トラブルで右往左往してたらしいです・笑
上空にはオリオン座やおおいぬ座など高度を上げています。
冬の大三角が…ってあれ?
三角形じゃないーーー!と気付いたのは帰宅した後です。
正に後の祭り…詰めが甘いっすね・笑


続いて土手に登ってみました
20240202_2
見慣れた風景でしたが、こんな看板が設置されていたので併せてみました。
ところで皆さんは乗りますか?
少なくとも私の子供の頃は許可された場所以外では『乗ってはいけない』と教わりました。
詳細は割愛しますが、結論としては死にます。
池や湖の氷上にやたらと乗るのはおススメしません、念のため・笑
ここも冬三角への詰めが甘いっすね…

で、メーンイベントへ移行します。
以前から構想はしてましたが、ようやく実践の機会に恵まれました。
さすらいさんが『ここにするぞ!』と呟いてくれなけれは今日の私はなかったことでしょう。
なんとも他力本願な俺・笑


本日のメーンイベント
20240202_3_7
雪が無いので白銀とまではいきませんが、立ち枯れた蒲の枝(のはず)と、その周辺の残雪でしょうか?氷でしょうか?
寂しげで寒々しい、こんな光景もまた風流かな~なんて思いました。
試写の際に池から”ギシ、ビ~ン”と不気味な音が響きました。
想定外の異音がしたので、なにかヤバいことが起きているのではないか?と逃げる準備を始めました・笑
何度か聞いているうちに、結氷した諏訪湖で撮影した時もそんな音を聞いたことがあったと思い起こします。
氷の膨張ですね。
最初は聞きなれない音にビビりましたが一安心。
引続き、あーでもないこーでもないと試写を繰り返して本番に至りました。

星空的には、北斗七星が昇ってくるシーンです。
30分間の地球の自転を激写してみました。

構図的には、これ以上星空を多くすると地面の様子が薄っぺらくなってしまう…
地面を多くすると北斗七星が見切れる…
ということで、黄金比率を外さざるを得なかったのは惜しかったです。

レタッチ的には、当初は全面”明るくフラット”な処理をやってみました。
それだと色合いや明るさが艶やかになって映える写真になりますが、実は現地はそんな単純な風景ではなかったと反省。
確か、奥(遠く)になるほど暗く黒く、手前は外灯の影響で明るさや景色の色は視認できていたと思います。
そこを意識して陰影をつけてみました。
その方が奥行き感も出たような出ないような…笑
あと、ちょっと空が青すぎだろっ!

工夫した点は、三脚の足を短めにしてレンズを地面に近づけたこと。
立ち枯れが手前にぐっと迫り、遠近にメリハリがついたように思います。
本当はもっと低くしたかったですが、これ以上に三脚を縮めるとファインダー覗きが無理な姿勢となり…
患っている半月板と肛門に過剰な負荷が掛かるのが怖くてできませんでした・笑

~撮影データ~

EOS X9(HKIR)
トキナーAT-X 11-20mm F2.8PRO DX 
LEE#1
焦点11㎜/f3.5/ISO100/SS30分×1コマ
camera raw/フォトショップ2024
(撮影日2024年2月2日 21:15~)

30分1本勝負を終えて、あとは惰性的に散歩をしてみました。
20240202_4 
外灯が氷に反射してる感じがアクセントかなぁ?
今度は冬三角も意識して…笑

20240202_5
次いで池の流入口を発見
ここは注ぎ口から水が流れていたので長秒で水流の表現はどうかな?っとやってみました。
土管から出てくるその瞬間は確かに水は滴っていましたが、写真の部分は普通に凍ってました。
ここも地面多めの方が雰囲気があるので、オリオン座を外してシリウスと外灯で勝負?してみました。


一通り撮影して戻ると…
20240202_6
まだ撮影始めてないのかーいっ!?笑(ご愁傷さまです)
しかも4時間ほど、仕事場から直行した作業着、素手で金属製品を触り、耐寒着の着用なし。
ご当人はドカジャンは着ていたと言い張ってましたが明らかにスペック不足・笑
この後に空がガスが出て星が見えなくなったのを機に、さすらいさんは-10℃の中で裸になって遠征着に着替える荒技を発動。
漢だね~・笑
彼がひだまりチョモランマに着替えて「暖ったけー」と落ち着いた様子でしたのでしばし歓談。
もう一つの目的である、冷凍マグロは徐々に出来上がっているようでした・笑
SNS上で彼の行動力を知っていたので、いろんな撮影地名とか人の名前が飛び出してきます。
名は体を現わす。
さすらってますね~
暫くして私は夜半ごろに撤収した次第です。

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あ、そうそう、貰った高級菓子、美味かったっす!(もっとちょうだい)


最後にガッツポーズのオマケ
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結局、リモコンシャッターがイマイチで途中からコンデジで遊んでました。
その中から、四苦八苦中のさすらいさんを尻目にガッツポーズを決めてみました。
半透明なのは露出途中からフレームインしたからで、決してレイヤー50%重ねの合成写真ではありません、あしからず。

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2024年1月 6日 (土)

最近の星活冬編ベスト3…えっ?

最近…というかここ1年以上はまともに…というか自己満するほど星活が出来ていません。
それはまぁ、ここ1年ぐらいは病記やら検査やら何かと忙しくて手が回らないのが主な理由です。
いや、もしかしてそれを表面上の口実にして、実は寒いだの疲れただのという単なるワガママを言ってるのかもしれません。
たぶんそれです・笑

そんな私でも、現場復帰に向けて着々(悶々)と準備や予行演習をしています。
闘病ネタばかりだとアレなので、最近の星活動のアレコレを発表しましょう!(これも自己満、ネタ繋ぎとも言う)

最近の私の星活事情冬編ベスト3の発表です!
(春夏秋編はありません、あしからず)
(順位は特にどっちでもいいです)

3位?
新しいアイピースをポチリました(11月11日)
20231111_3
私が保有するアイピース数本のうち、大不満な某社から買った焦点7㎜。
この焦点は私の天体望遠鏡に対して約90倍ぐらいで、木星を見たり月を見るには自分的にほど良い距離(倍率)と思ってます。
ほど良い距離のアイピースが、性能などあまり気にしない私でも大不満な悪品質でした。
なので彼是10年ぐらい『更新したいなぁ』と思ってまして、ここで思い切りました。
望遠鏡眼視など滅多にしないので、そう言う意味では思い切ったのです!笑
当初は定番のオルソとかプロ―セルでいいじゃんと思ってましたが、如何せんアイレリーフが短い(ちなみに5㎜はオルソを使ってます)。
冬場で使うと瞳が霜焼けになるんじゃないかと…笑
なので天文素人の家族も楽に覗けるような物を、といくつか候補を絞った中から賞月観星のUWA7というのを買いました。
最初に月を見た時は、中倍率ながら視界いっぱいに広がる月面に感動しました。
確か視野に月がスッポリと収まっていたと思います(逆に広すぎてどこを見ていいのか分らない…笑)
観望場所は光害地なので細かく観望は出来ませんが、先日はプレセぺ星団を見まして。
大きな散開星団は、普通は?低倍率でいい塩梅なんでしょうが、中倍率で散開星団なんてのも面白いと思いまして。
導入した瞬間にガツーンと星圧を感じまして、なかなか面白いアイピースだなって思いました。

20231111_4
噂で聞いていた絵画付き外装箱が捨てられない…笑
私のは双眼鏡坊やとアンドロメダ大星雲の導入方法のイラストでした。


2位?
星野写真の練習をする(12月29日)
直近での遠征(近征)の最後は、なんと2021年12月がでした。
『こんなことでは来たるべき遠征時に、セッティングやら何やらで路頭に迷うことになるっ!』と一念発起。
ベランダで撮影の練習をしました。
今まではこの手の写真は50-100㎜の望遠レンズを使ってました。
これくらの焦点なら、赤道儀をちゃんとセットすればノーオートガイダーでもできたした。
が、ここはハード?に200㎜レンズでオートガイダーを使って追尾撮影に挑戦です。
手順を思い出しながら、丁寧に説明、いや丁寧に各セットをして挑みます。
最近は天文誌を読むに5分ぐらいの露出が流行り(今までの自分は3分)のようなので、露出時間も1.7倍に延してよりハードに・笑
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結果、まずまずでしょう!
世の中もっと長焦点や長秒をやってる人がいますが、自分的には人生で最大焦点、最大時間の攻めの挑戦です( ー`дー´)キリッ
(APS-Cサイズカメラでレンズ焦点200㎜、5分12枚加算平均合成)
ということで、少しだけ復帰への自信へと繋がりました。
先ずは撮らないと始まりませんので、カブリ補正などの画像の粗には目をつむりましょう!
あ、因みにシリウスを撮ってます。


1位?
ベランダ星景を楽しむ
11月に自己課題のゴー!オリオン2023年版を本ブログで発表しました。
が、八ヶ岳に雪が少なくてやはり不満だったので12月に取り直しました(こちらはブログにしてません)
このままではお蔵入りなので、ここで発表しておきましょう!(12月23日)
2_2


また、今は南東の空にさそり座が昇ってくる季節です。
当然ですが北東にはベガ、今朝などデネブまで視認できました。
続々と夏星座が集結している冬の星空ですが、最近は金星と水星が早朝の空に華を添えています。
この日は国際宇宙ステーションが脇を通過ということで、そんな様子を撮ってみました。

実はこれが今日言いたかったことです!
(じゃぁ順位の意味は??)笑
1_20240106154301
これではどれがどの星や星座か解説を入れないとわかりませんね。
とりあえず言いたいのは、
さそり座が昇ってきましたよ!
水星が見えてますよ!
富士山の傍にISSが通過してますよ!
です。(2024年1月6日、20秒×9コマ比較明合成)

ということで、こんな感じで過ごしてます。
星活の完全復活には病気関連を何とかしなければなりません。
闘病記で話題沸騰?のお尻手術の経過はとっくの昔に問題なし。
各種検査で陰性だったので不安要素は無し。
バセドウ病は薬で寛解傾向で、今のところ体感的には体調良好です。
さぁ、あとはコタツと熱燗の誘惑に勝つことができるか否か!?←真の課題
ということで、ガンバリます!

あ、そうそう、
自分が罹った2大疾病の痔瘻とバセドウ病ですが、発症?罹患?有病?率はどれくらいか調べてみました。
痔瘻は0.02%(欧州での調査数値)
バセドウ病(男)は0.1%
同時発生ではありませんが、どちらも長丁場なので2年間を同時と定義した場合、めちゃくちゃ低確率です。
宝くじは当たらないくせに、病気に当たるとは…なんともトホホな2年間を送ってます。

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2023年9月30日 (土)

中秋の名月と人の営み

名月名月とあちこちが騒ぐのを傍で聞いていたら、星景(天文)写真家の血が騒ぎます。
この写真家の血。
最近は病気の関係でヘモグロビン数白血球数が少ない私ですが、それとこれは別物です( ー`дー´)キリッ…笑
あしからず。

というものの、月の出時刻の18時過ぎは忙し過ぎます。
会社から帰宅して、夕方の家事ルーチンを済ませたら既に18時過ぎ。
おそらくあと10分で八ヶ岳から顔を覗かせるはず。
これはヤバい!

20230929_3
幸いにも?低空にでかい雲があったので、見掛け上の月の出は30分ほど延刻・笑
この入道雲から出たところを狙うぞ!
その間に天リフさんの機材トラブルライブ配信をBGMにしながら機材を整えます。

十五夜を彩る月が昇ってくるとのことですが、人間界は金曜日の夕方でもあります。
帰宅を急ぐ人、これから出勤の人もいるでしょう。
国道は観光道路でもあるので週末のリゾートへ向かう車もあったかもしれません。
騒々しい田舎の大都会です。

月光のもとで夜長を楽しみたいですが、自身を含めて地上の人々は慌ただしい…
そんな世の中の喧騒とは関係なく、秋の虫の音は聞こえ、中秋の名月が空にポッカりと浮かんでる…
このやさしい明かりの中で、人間の灯りは無情的過ぎる…なぁあトホホ…
そんな情景を表現してみました。
1_20230930153601
慌ただしさを表現するため、低感度高f値にして長秒撮りで車の光跡を入れてみました。
写るのはこちらに向かってくるヘッドライト光ばかり(飽和しているので当たり前)。
唯一テールライトの光跡がほど良く写っていたコマがありました。
そっちの方が雰囲気がでるので、割と状態が良かった空ショットとマスクで合成させてます。
月に露光を合わせたら全部真っ暗になるので、地上に露出を合わせて月は飽和させてあります。
まぁこんな感じで無難でしょうか?笑


月の左側に光跡があります。
点滅せず明るかったので、これは中秋名月とISSのコラボかっ!って思ったですが、この日はISSはここにな無さそう。
飛行機か他の人工衛星か、じゃなければUFOだな・笑


因みに夜空に沢山の点々が写ってますが、これは低スペックデジカメをjpegで撮ったら出た輝点?ノイズです。
見ようによっては、星空みたいになっていいっすね!笑

撮影データ
地上  ISO100/f10/SS15秒
空     ISO100 /f10/SS30秒
2枚をPSCC2024でグラデーションマスク使って合成、レタッチ
機材;EOS X4  シグマの古いカメラレンズ焦点21㎜
撮影日2023年9月29日 18:30前後


↓こういう日にやってみたかったです…笑
みたらし餡の透明感が出ているではないか!
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秋だねぇ~~

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