桜星景1 ~久しぶりに白く燃え尽きた感アリ~
4/10の早朝に桜星景をやるチャンスがやって来ました!
この日(4/9)は天気予報はまぁまぁで、日中も雲はあるものの良い空が広がっています。
決戦の金曜日ですが、日中の仕事で疲弊する私は金曜の出動率が極めて低下中。
出掛けたいけど身体も休めたい…、悶々として勤務をこなしていました・笑
途中、SNSを見るとフォロワーO氏が休暇中で近隣に遊びに来ている模様。
道中の桜の写真をアップしています。
狙っている桜は今が旬と判断し、仕事はそこそこにして夜に向けてモチベーション維持に努めます。
そんな中でリアル近所のフォロワーK氏が、『今夜は出掛けてみたい』とのつぶやきを発見。
近所の人ですし、『一度は同伴星撮りをしてみたいですね』と軽く挨拶していたので誘ってみると先方も『行きましょう』とのこと。
日頃は、群れと権威と束縛を嫌う星景写真家を自負する私ですが、時には群れてみたくなる時もあるのです・笑
SNSで知り合って夜に初対面での出会い…
これは犯罪に巻き込まれてもおかしくないパターンです・笑
しかし、自分にも出掛ける理由が必要だったので『今日は同伴するぞ!』と。
帰宅して家事をこなして休憩。
すると天体写真家A氏が近所の撮影スポットに来ているとのSNS。
そこには『曇っていて今日はダメだ』とつぶやきが…
確かにイマイチな雲が広がっています。
仮眠して目覚めると、まずまずの空となっています。
K氏からは『今から出動するぜ』との連絡をもらったので、待ち合わせ場所へ向かいました。
お互い車種を教えあってコンビニで合流です。
が、田舎の深夜のコンビニのくせにそこそこの台数が駐車中です。
薄暗い中でどれがK氏の車種かもわからず…笑
SMSで現着をお知らせすると、程なくしてK氏が登場しました。
SNSの書き込みの内容から、若い衆だと予想していましたが2周りも離れていましたよ!
相当なジェネレーションギャップが生じる状況です。
『”くっそおっさん”の私との同伴でいいのかなぁ~』ってちょっと心配になってしまいました・笑
私が案内して撮影地に到着します。
そこは住宅地の狭い場所なので、世間話も声が出せれません。
ヒソヒソと話をしながら撮影を始めます。
星は見えているのですが、撮った画像を見ると上層雲が多いことが分かります。
その為か、山梨方面(天の川の方向)の空が明るく感じます。
ん~、今日は絶好調ではない星空か…
私は低感度長秒のグルグルをしたかったので、試写を数回繰り返してシャッターを切ります。←ココ重要
K氏は固定で1枚撮りを楽しんでいましたが、『空いている私のポタ赤で追尾星景をしてみては?』と薦めます。
自分のポタ赤に他人の機材が載る…初めての体験です・笑
セッティングなどを手伝ってK氏が撮影開始。
初めて追尾撮影してみたとのことでした。
いつもの写真よりも星が写ってて『きもちいぃいいい~!』と喜んでもらえました。
私はグルグル最中で暇なので、K氏の撮影画像を見せてもらったりカメラを触らせてもらったりしていました。
そんなことを1時間ほど経過しました。
グルグルは20分3枚でしたので、ちょうど終了した頃です。
さぁ、低感度長秒で優しい色合いに仕上がった星空グルグルを見せておくれ、カメラさん!
なんじゃこりゃ~~~~!
真っ白け!!(撮って出し)
眼を疑いました。
2枚目、3枚目も同様です。
モニター故障か!?
ライト点けてないし!
いったい、アンタはなんだんだぁ~ああああ!!!!と…笑
ん?あっ!?
ええ、試写の時にやった高感度でそのままやってました・笑
つまりはやらかしってやつですね。
天体写真あるあるですね。(正確には天体写真ではありません)
何だか私の貴重な人生の時間のうち、1時間を棒に振った感じです。
この真っ白になった画像を見て、久しぶりに”あしたのジョー”如く白く燃え尽きましたよ…笑
(前回、白く燃え尽きたのはsh2-240おうし座レムナントを画像処理した時でした・笑)
さて、ここで選択は2つ。
撮り直す。
止める。
実はここでの撮影後に、別の撮影場所へ移動して盛り沢山の桜星景を楽しもうと考えていました。
なので、撮り直しは工程の停滞を意味します。
傍らで撮影しているK氏を見ると、撮影がノリノリになってる感じです。
ここで、撮影を中断させるわけにはいかない!( ー`дー´)キリッ
(移動しない理由を考えてる俺)
夏の大三角も昇り、さそり座も見えてきて星空はいつしか絶好調に変わっていました。
よし、やり直そう!
と、意を決して再挑戦してみました。
EOS X4 トキナー11-16の16
f3.5 ISO200 20分x1枚 撮影日2021年4月10日
星空的には夏の大三角が昇ってくる感じです。
もちろん天の川も日周運動してますので、薄っすらと写っているのが見て取れます。
やはり日周運動撮影は、周辺の明るさが低い限りは比較明よりも長秒1枚の方が質感は俄然いいです。
その代わり、後で修正できない分はリスキーと言うか、スリル感もあります。
そのリスクは以下の反省点に書き留めています。
↓
風景的には大失敗でした。
露光中のヘッドライト点けっぱなしでのセルフ横切り・笑
また、桜の一部が真っ白になっています。
これは、この時間帯で向こう側でK氏の手伝いで桜の一部に高輝度ライトを当ててしまったのでした。
(ライトアップ星景ではなく、そこに照射してあれこれ説明してた)。
撮影者は自分達だけで、現場でのライトの使用について油断してしまいました。
どちらも自己責任で、これは反省点ですね。
あと電線…笑
住宅地の狭いエリアでの撮影です。
この辺は絵作りでどうにでもなると思いますが、構図含めて追い込みも甘かったです。
でも、まぁ、これはこれでここの風景なので良しとしましょう(自分に甘く)。
とりあえず、私の本日の目的は達成できました。
あとは、K氏に貸しているポタ赤を強引に奪って、私が追尾1枚撮り星景を楽しみましょう。
『K氏、撮影も宴たけなわですがポタ赤返して』笑
(ごめん)
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