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2025年1月の記事

2025年1月21日 (火)

冬の大三角、滝へダイブ2025

2021年に『蓼科の世界遺産を撮る!?』というタイトルで記事にしてました。

蓼科の世界遺産を撮る!?
この時は2月でしたが暖冬でちょっと氷瀑感が無かったので虎視眈々と狙ってました。
と言うのは嘘で、寒いのと病気(と病気疑い)で出掛ける機会を逸していました・笑
大分体調が戻って来たのと、いい感じで氷瀑になっているという情報を得たので滝へダイブしてきました!(一応、おやじギャグ)

ところで、このダサいタイトルである『冬の大三角、滝へダイブ』でピンっと来たそこのあなた!
余程のふみふみマニアですね・笑

さて、早速ダイブしましょう!
途中の山道は終始路面ドライで快適なドライブ(雪降らないです)。
撮影ポイントへは推定斜度60°の斜面というか崖をよじ登らないとなりません。
直近のSNSから、ポイントへのルートが凍結していて無理かも…と案じました。
が、どうにかよじ登ってどうにかポイントへ到着し機材展開。

いいっすね~
流れ落ちる水、水音、氷柱、飛沫、崖、そして崖での機材展開、不安定足場で姿勢ホールド。
俺、極地で星景写真撮ってる!
生きてるなー!って実感します。(そんなに凄い場所じゃないんですけどね)
半月板と肛門をやってから、無理な姿勢での撮影はご法度と諦めていましたが。。。
そんな厳しい状況に身を置けてわくわくしてます(Mか?笑)。
ただ肛門は問題ないのですが、半月板損傷のとこが怖い…笑

ここで想定外な事態です!(ホントは薄々感づいていたけど・笑)
迫力出すためには滝全体を入れたいですが、それだともう少し後ろに下がらなければなりません。
しかし足場がなく。
縦構図だと滝を薄くするかシリウスを諦めなければなりません。
しょうがなく横構図で下記のような構図で決めました。

冬の大三角、滝へダイブ2025年版
20250118___1
滝裏(裏見の滝)から星空を見上げる風にしました。
氷柱が月光に反射してキラキラ感が出せられたのは良かったです。
オリオン座が滝に突っ込んでるシーンですが、これは現場で閃いて思うように撮ることができました。
主役になるはずの冬の大三角ですが、リゲルが目立ってしまって四角形にも見えますね□

前回は20分2枚の比較明合成でした。
今回は意地でも1枚で完成させてやると意気込みました。
まぁ私が意気込んでも、設定した通りにアウトプットされるのが写真なんですけどね。

一抹の不安と言えば、今回は月光(月齢18)での撮影。
風景をいい感じに出すには月光は味方となりますが、この月齢は意外に明るいのでは?
露出を新月期ベースで算定したため、氷(雪)部が過剰露出となってしまいましたがraw現像でどうにか調整できました。
また、月明かりで空が明るいので星の光跡が弱かったです。
滝と氷柱の間の空の色がヘンなのは目を瞑って下さい!笑

撮像データ
カメラ:キヤノンEOS X9(HKIR+LEE#1フィルター)
レンズ:トキナーAT-X11-20 DX
設定   : f3.5/ ISO100 /SS30分×1コマ /焦点11㎜
レタッチ: camera rawV17/ フォトショップ2025
日時:2025年1月18日 1:00頃~

目的は達成したので、あとはレジャーです。
せっかくなので遊びましょう!

20250118___2
全景はこんな感じです。
水が落ちている、あの辺で1枚目を撮りました。
星空の割合が少ないのでこれを星景というのか?笑
左側の輝星は木星となります。


20250118___3
横川渓谷の上空に冬の超大三角が見えていました。
火星、シリウス、木星の色合いの違いも面白いですね!



20250118___4
そして久しぶりにガッツポーズマン降臨!
月光に照らされて、いつもより3倍鮮明です・笑


実は滝ダイブがちょっと不満だったので、バックアップでこんな感じのを撮っておきました。
20250118___5
後半戦で、露出のコツが身についてきた時に撮った奴です。
計算上は適正露出は10分でしたが、それだと光跡が淋しいので2コマで比較明合成(20分)としました。


撤収して帰宅途中。
車載温度計は-10°でも、崖をよじ登ったり動いていたからか凍える感じはありませんでした。
3時ぐらいには自宅に戻り仮眠しようと布団に潜りました…
が、足先が冷え切って寝むれねー!…笑

ということで、最後に星景写真をしたのは2024年春でしたのでそれ以来の近征は楽しかったです!!

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2025年1月12日 (日)

G3アトラス 逝きま~す!(アトラス彗星 (C/2024 G3))

天体には番号が振られてるんですよね。
今回のアトラス彗星が2024/G3ってことでG3アトラスって呼称にしました。
G3ガンダム(終盤でアムロ用にマグネットコーティングを施したガンダム)の後継機みたいでなんか格好良いので・笑

さて北半球では厳しめな条件の大彗星です。
このパターンで印象に残っているのは光度は違いますが、2023年秋にやって来た西村彗星。
薄明激しい中で撮って、極淡な単なる点が肥大化したような光芒に苦しんだ記憶があります。
今回もそんなパターンかな?とあまり乗る気はしませんでした。
自己記事を発掘すると、当時はバセドウ病がピークだったんですね。
懐かしいな…
↓当時の記事へリンク
西村彗星(C/2023 P1)近日点通過中かもしれない姿を激写!

さて、G3アトラス彗星です。
太陽に最接近しすぎて空が明るくては無理。
離れていると光度不足で無理。
朝とは言え6:30頃で平日は既に出勤中で無理。

無理無理無理と駄々を捏ねてますが、不可能を可能にする男がふみふみです(嘘)。
わたくし的には3連休の初日、1/11朝がベストデーとして臨戦態勢を組みました。

が、当日はちゃんと起床したのですが、休みということと大寒波来襲で寒い。
布団から出られない私…笑

うだうだしているうちにアンタレスは天高く、刻一刻と時間が過ぎてしまいました。
気合を入れて布団から飛び出し、機材を持って撮影地へ向かいました(撮影地って言ってもベランダですけど・笑)
今見えている星でピントを出し、ステラナビで出現ポイントを想定して構図をセット。
朝食を済ませて、さぁ出動です!(ベランダに)

出現時間頃に試写をしてデジカメモニターで探索すると、一発でその姿が確認できました。
おお!こんなに明るい夜空(朝空?)なのに、小さいながら白い尾も写ってるぞ!これは面白い…あれ?

加算平均用に連写に設定して撮影開始したら、雲が流れて来て彗星は何処かへ行ってしまいました。
と言う訳で、試写で撮った中から1枚ピックアップでG3アトラス逝きま~す!
淡い!

アトラス彗星C/2024 G3
①全景
20250111_2

②どこにいるの?
20250111_2_1

③その辺を大トリミング
20250111_1
厳しい条件で映えてもいませんが、とりあえず撮れたからまぁいいでしょう!笑
下の黒い影は八ヶ岳の最南端、編笠山の稜線となります。
星景風に撮りたかったですが、広角だと彗星の存在証明が困難なので持ってるカメラレンズで一番長いのを使いました。

撮影データ
カメラ: キヤノンEOS X4
レンズ: Asker ACL200
設定: f5.6/ ISO100/ SS1/10秒×1枚
画像処理: フォトショップ2025/camera raw
撮影日時: 2025年1月11日 6:31頃

そうそう、どーでもいい話ですが…
そのバセドウ病なんですが、昨年末頃の定期検査で計測する2数値と付加数値が基準内に収まったんです。
体感的な症状は随分前から失せてはいたんですが、とりあえず理論的にもいい感じ。
ここからさらに様子を見たり薬量を調整しながら、治療の方向を判断するらしいです。
この病気の体感症状の一つに体重減少があったんですが、激減した体重も今では元に戻りまして。
何が言いたいかと言うと、当時激ヤセしてた時に買ってまだ一度も履いてない会社の作業ズボンなんですが。
先日履いたら既にウェストが入らなくなってしまって。。。
病気もショックでしたが、これもまたショックを受けたという出来事がありました・笑

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