紫金山アトラス彗星 you gotta get!?いいえ…夕方です
SNS上でも大盛り上がりを見せた紫金山アトラス彗星(C/2023 A3)でした。
前回は朝方で普通の彗星だなぁ~という感想で話を〆た記憶があります。
増光もマイナス等級と言う話はどこへやら…
と、あまり期待せずに夕方ラウンドになった三連休。
初日はまだ地平高度も低くて探しにくかったです。
尚且つ彗星がやってくるであろう場所にだけ雲が漂い撃沈でした。
そして2日目となる10月13日の夕方のこと。
私、度肝を抜かれました!笑
ちなみにサブタイトルとしたyou gotta get
正しい英語か知りませんが、一応グーグルで訳すと『君は手に入れなければならない』って感じですが…
わたくし的には ゆうがたget!(夕方で手に入れたよ!)という趣旨を絡めています。
ちょっと分かりにくいですが、そう言うことです、あしからず…笑
尚且つテレビ信州の夕方情報番組名のパクリです、あしからず…笑
さて、当日は待ってましたとばかり雲は無く。
しかし期待値も上がらずに、せっかく春先にロケハンした裏山へも近征に出掛けることもなく。
せっかくSNS天文仲間が近所まで遠征に来ていたというのに、私は早くから酒呑んでからベランダでグダグダしてました。
夕飯が今季初の秋刀魚だったので撮影前に早くも一杯ひっかけてました・笑
で、その時間でベランダに待機。
先ずはカメラ液晶で探してみると、程なくして見つかりました。
しかも尾もしっかりと見えてるじゃないですか!
『これはデカい!』と大声で妻を呼び込みます。
二人で暫く、双眼鏡だったり液晶画面で彗星観望をしていました。
そう、私は感動を共有したい愛妻家なんです・笑
夜の帳も降りてくると、肉眼でも尾を引いているのが分かりました。
生彗星も観たいし写真も撮りたい。
隣の妻をほったらかしにして、双眼鏡と眼とカメラの間を行ったり来たりで興奮状態・笑
アドレナリン出まくり、酔いも覚めてしまいました。
そんな忙しい中でシャッターを押した中の一枚がこちらです。
タッチダウン!紫金山アトラス彗星
どんどん沈んでいくその様子を見ながら、これくらいのギリなタイミングを見測りました。
沈んだ後もしばらくは尾は見えていました。
焦点距離はAPS-Cで200㎜レンズでレタッチも弱めですが、全容はおそらく収まり切れていないと思います。
街中でこんな感じでしたので、標高を稼ぐとか光害に邪魔されない場所だったらきっと凄かったことでしょう!
事実、SNS上ではそういう場所で捕らえたと思われる格好いい姿が沢山溢れていました。
最初から殆ど期待していなかったので、私はいまいちモチベが上がらなかった今彗星でした。
過去の経験からも、そんな小さな奴は捕ってもつまらないだろうと広角レンズでの星景の準備はせず、近征もしませんでした
”地元のまだ見ぬ星空風景写真家”としても『きっと映えない』だろうと予測。
これが大誤算であり、私は大失態を犯してしまった訳です・笑
ある人が、ヘールボップ彗星並みの大彗星だと評しているのを読みました。
私はその彗星の後から星の写真を始めたのでそれを見たことはありません。
が、低空・薄明・光害・平地・月光の中で肉眼でも尾がしっかり見えていたことを踏まえると、今回も大彗星の一つだったのかもしれませんね。
何はともあれ、いいものが見れました。
次に期待が高まるのはハレー彗星の回帰ですね!
多くの皆さんとはあの世から見物しましょう!…えっ?笑
↑
ネタですので
【撮影データ】
カメラ:EOS X9(HKIR+HEUIBⅡフィルター)
レンズ:Asker ACL200
設定 :f4 / ISO6400 / SS2.5秒(1枚撮り)
レタッチ:フォトショップ2024
撮影日時:2024年10月13日 18:20頃
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