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2024年9月の記事

2024年9月28日 (土)

紫金山・アトラス彗星を捕獲!

世間を騒がせている、あの!紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)
私も虎視眈々と狙ってました!笑

去年の今ごろはマイナス等級だの大彗星だのとチヤホヤされてましたね。
そんなに凄い彗星なら今度こそ星景写真で!と、私は
この春先に星景写真としての撮影地の選定を済ませてありました。
あとは秋を待つばかりと、カウントダウンが始まりました。

が、初夏頃に情報筋からの報としては経過は芳しくなく…
とりあえず”大き目な彗星”と言うことに落ち着いた感もあります。

しかし彗星はお化け(?)
この先、西に周って大化けするでしょうか?

ということで、狙った結果を以下の通りとなりました。

一枚撮り星景写真風?
20240926_1
山がシルエットでこれのどこが星景写真か?こんな黒いの切っちまえ!とお嘆きのそこのあなた!笑
この真っ黒なシルエットは八ヶ岳の阿弥陀岳付近(赤岳のキレット付近)なのです。※
つまり写真下部は八ヶ岳の中腹付近になるのですが、よーく見て下さい。
※ここからだと阿弥陀岳が前衛となり赤岳は見えない

白いモヤモヤが漂ってます。
これは八ヶ岳麓名物”麓に漂う雲海”の一部なのです。
こうして少しでも天体と地球の風景を一緒に収めようとする涙ぐましい努力。
これぞまだ見ぬ地元の星空風景写真家として真骨頂な表現なのです!(別名:強引なこじつけ・笑)
こういう感じ↓(これは別日、イメージ)
20240911_2_1

そんなことよりも彗星はどこに行った?と、お嘆きのそこのあなた!笑
20240926_2
1枚目を大トリミングでこんな感じです。
朝方で既に空がだいぶ明るくなっています。
こうなると、ありがちな彗星核に丸い光芒かな?と思ったですが、しっかりと尾っぽもありました。
液晶モニターでのそれでも尾は見えて、まぁまぁ感動しました・笑

実は200㎜望遠レンズに慣れていないため、固定撮影で天体を点状に写すための設定を反映忘れました。
常用の100とか135だと頭にインプットされているので、こういう時に自然と手が動くというか、注意が働くのですが…
ちょっと露出掛けすぎて核が少し伸びてしまいました・笑


あと一枚(?)何か工夫はないか?と、加算平均合成用にコマを稼ぎました。
20240926_3_1_
10コマを彗星基準で加算平均合成、フォトショップで強調、トリミングで何となく尾っぽも伸びたかな?
ムラのように見えるのは雲とか大気の影響だと思います。

こんな感じで早朝を駆け抜けた彗星…いや、私なのでした。
平日5時は出勤のために朝の準備をしている時間帯です。
こんな慌ただしい最中の天文現象は勘弁して欲しいですね・笑


撮影データ
カメラ:EOS X9(HKIR)+HEUIBⅡフィルター
レンズ:Asker ACL200
設定:f4.0/ISO800/SS1.6秒(一枚撮り)、1.3秒(加算平均用)
レタッチ:camera raw/フォトショップ2024
撮影日2024年9月26日

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2024年9月16日 (月)

痔瘻闘病記シーズン2 (2023年春~秋)

既に痔瘻闘病関連は終わっています。
この関連の通院を通して、久しぶりに身体のチェックでもしましょう!
と2023年6月に超音波と胃カメラ検査をしたところ…

胃ガンかもしれない!と…(その他にもありますが省略・笑)

疑いは疑いがかかったまま9月の再検査まで保留となっています。
同時にこの時期(春ごろから)に謎の不調に見舞われます。
これと胃ガン疑いの相乗効果で精神的にはかなり参りました。

シーズン2は一話完結で、この辺の様子を書こうと思います。
なお、日記にしていないので記憶とXへの記録からの掘り起こしです。
ではシーズン2

2023年春~夏
春頃に気が付いた書痙(その時点では未確定)と半月板損傷(確定診断、療養開始)をこなしつつ夏を迎えます。
書痙の通院もしたかったですが、半月板療養が忙しくて後回しにしていました。
そのうち頭髪の脱毛が気になり出します(最初は単なる加齢だろう程度の考え)。
併せて全身の痒みも止まず。

夏頃からとにかく体調絶不調に陥りました。
8月上旬に体重減少に気付きました。
最初はいい感じでダイエットできているかなと思いましたが、5月の健診時57㎏台が8月で53㎏台。
食事量も運動量も変化なく、何もしていないのに3ヶ月で4㎏の減量は健康的なのか否か?

中旬から大腿表皮に激痛。
この激痛、ズボンが肌に触れても風が当たっても痛い。
太腿に痛風?帯状疱疹??
ネットで調べると、具体的には外側大腿皮神経痛か閉鎖神経痛(坐骨神経痛の部位ではない)と。

これら症状が複合的に酷くなります。
もろもろの通院も落ち着いた8月中旬に脳神経内科を受診しました。※1
主訴は『手の震え、脱毛増加、全身かゆみ、体重減少、太腿痛』(この時点ではおへその横も同じような痛みが出てきます)
既にブログにしていますが、初診では先ず書痙と(謎の)神経痛への対処として薬が処方されます。
一方でこの症状から医師は糖尿病とバセドウ病を疑います。
その為、血液検査をして結果待ちとなります。
(結果論ですが、この症状で糖尿病とバセドウ病を疑うという力量にびっくりしました)

※1
半月板損傷で整形に通っているのでついでに神経痛を診てもらおうとも思いました。
しかし、その他の内科的な不調もあったので内科を選択しました。
『神経症状なら”神経内科”でも診れるんじゃね?ダメなら紹介状でいいや』という単純な考えですが、これが大正解。
整形外科で初診を迎えていたら、今頃はロクな目に遭っていなかったことでしょう!笑


2週後の通院でバセドウ病と確定診断がありました。
20240915_2

TSHは甲状腺刺激ホルモン(アクセルとブレーキ)で、低いと(基本的には)バセドウ病(写真はアクセルベタ踏み)
FT3とFT4が甲状腺ホルモンで、高いとホルモン出過ぎで(基本的には)バセドウ病
上記は『甲状腺ホルモン出せ!』と刺激して結果的に甲状腺はホルモンを沢山出してる状態
この2値(3値)を見ながら投薬でコントロールします


先の二薬を中止しバセドウ病対応のための投薬治療が開始されます。
この時に選択されるメルカゾールという抗甲状腺ホルモン薬。
一般的には(症状に応じで)、先ず最大投薬量が処方されます。

20240915_1
最も注意しなければならない副作用に無顆粒球症があります。
そのチェックのため、最初の2ヶ月間は2週間に1回の定期的な通院(採血)が課せられます。←生きるための義務…笑
無顆粒球症とは簡単に言ってしまえば好中球(白血球)がゼロもしくは極端に減少する病気です。
これに罹ると免疫力が低下して感染症に対して危険な状態に曝されるため、無菌室での入院治療が必要になる病気です。
薬のパッケージには商品名以外に『これは甲状腺の薬、身体にだるさが出たらすぐに主治医のとこに行け!』と物騒な印刷がされています。
どんだけヤバい薬なんだ?笑
ちょっとビビりましたが重篤な副作用は出ず、日々を過ごすことができました。
少々の副作用としては、便通の悪さと夜中のこむら返り(←案外きつかった…笑)

そして9月に核心に迫る時がやってきました。
胃カメラの再検査です。
胃ガンというと食欲減退や体重減少というイメージですが、今日までそんなこともなく(体重減少はバセドウ病のため)。
むしろバセドウ病で減った体重を取り戻すために、爆喰いしてもいいくらいな気分です。

【以下、当時のX(旧ツイッター)のポストからの回顧で書き起こし】
迎えた9/9、15年振りとなる経口の胃カメラです。
前回6月の経鼻は楽でしたが、経口は過去に懲り懲りしたので今回は鎮静剤を使ってもらいました。
鎮静剤って効くの?…と半信半疑(効かなかったという体験記も散見されたので)
苦しい思いをするなんて嫌だなぁと大不安です。

やがて医師が入室して『おはようございます』などと簡単な挨拶。
医師と少し会話の後に鎮静剤を注射され、て、、、…以降の記憶が全くありません・笑
1回だけ『オエッ!』とした気がしましたが、それが夢の中だったのか現実だったのか?という感じでした。

遠くで看護師が呼ぶ声がして目を覚ますと既に片付けの最中でした。
ということで検査自体は記憶がなく、『へ~、鎮静剤って凄いな』という感想ぐらいしかありません。
強いて言えばナースによる私の躰へのもみもみ、すりすり、とんとんの儀(つまりリラックスせよ)を感じられなかったのが悔やまれます・笑

回復室のベッドに連れて行かれて再び寝落ちしていました。
1時間ほどして自然に覚醒するもまだ頭がボーっとしています。
そのうち看護師に呼ばれて外来待合室へ移動、暫くして診察室に呼ばれました。
診断は病理検査待ちだけど、医師が見た感じでは「どう見てもガンではなさそう」との見解でした。

20240915_4
同時に「ハッピーポリープがありましたよ!」と励まされました。
ハッピーポリープとは胃低腺ポリープでピロリ菌がいない人にできる良性ポリープとのこと。
つまりこれがあると胃ガンリスクは少ないという意味らしいです。

「2週間後に検査結果を説明するので来るように、万が一緊急事態なら電話します」ということでした。
今回は鎮静剤を使ったので車運転はご法度。
妻に迎えに来てもらってクリニックを後にしたのでした。
が、この2週間は針の筵状態です。
『電話よ来るな』と祈りながら2週間を過ごします。

2週間後に無事、平常に通院。
「これだけごっそり組織を取っての検査なので、今度は確かでしょう!」
ということで、ガンの所見なし!!

私からは『これで肛門を含めて一区切りとしたい』旨を伝えました。
「ですね!長い間よく頑張りました!」と。

『先生も無理せずにやって下さい、日曜以外休み無しじゃないですか?』
「地域貢献の想いで故郷に開業したから頑張りたい、週一で休めるから医局の頃より楽」(どんだけブラックなんだよ…笑)と。

「ふみふみさん、バセドウ病はどうですか?」
「来年は大腸内視鏡、当院を是非よろしく!」
などと、お互いの1年間の労をねぎらいながらお別れの会をしたのでした。
ツイッターを見てくれているという看護師にも挨拶したかったですが、丁度何か打ち合わせ最中で出来ませんでした。
最後に会計の人に『これでとりあえず終わりです、来年は大腸内視鏡で会いましょう!』と告げてクリニックを後にしたのでした。

しかし内視鏡を待たずして、先日にしもすわ肛門胃腸内科クリニックの門をくぐるハメになりました…笑
(肛門横のおでき&出血排膿があったので)ためで、痔瘻再発ではなく皮膚トラブルで事なきを得ました(ついでに内視鏡の予約をしましたけど)


ヤレヤレ…
ということで、痔瘻闘病記は全編終了とします。
痔関連だけならまだしも、途中で紆余曲折で随分と遠回りしました。
現時点、肛門トラブルはなし、半月板はたまに療養、バセドウ病は医師の管理下でコントロール中(薬で寛解傾向)となってます。

20240915_3

これは直近の値ですが、甲状腺ホルモン(FT4)は基準内ですが、刺激ホルモン(TSH)がまだ低いのでバセドウ病(微妙だけど)
ホルモンを出せ!と指令は出ているが、ホルモンの分泌量は適量に調整されている感じ
しかし出せと指令は出ているので、ここで手を抜くと出る


突っ込んだ話は出来ませんでしたが、今回の胃ガン疑いについて。
素人的思考だと、バセ病により細胞が活性化していたのでは?と。
甲状腺ホルモンは臓器の新陳代謝を即す役割があり、通常は何でもない胃の炎症部位も活性化していた。
バセ病は自己免疫疾患でもあるので、生検細胞がいつもと違うように見えたのではないかと。
最初の病理検査で免疫染色で染まらなかったという点で陰性だけど、外見的に細胞がガンみたいな動き。
これで引っ掛かったんだと、、、思いたいです。




最後に痔瘻発症から治療~胃がん疑い(晴れ)の間に学んで、皆さんにお伝えしたいこと
①肛門とその周辺が『痛い』『出血』『腫れた』なら市販薬塗ってないでさっさと医者に行け
できれば肛門科、肛門外科など肛門専門医のところへ(日本大腸肛門病学会、日本臨床肛門病学会所属の医師)
②肛門手術前にガーゼ(かナプキン、医者が推奨する方)を先にある程度ストックしておけ⇒後述します※2
③術後の肛門ケアの予行演習をしておけ(パンツ、ガーゼ交換タイミング、外出先でのケアなど)
④術後1ヶ月~半年は辛抱(切開解放術の場合、滲出液、その他粘液、場合によって便漏れ(シートンは分からない))
⑤術後の排便は便秘下痢じゃない限りは怖くない
⑥ついでに大腸内視鏡もやれ(医師によってはパッケージ)
⑦肛門は友達(盲腸、大腸、結腸、直腸、肛門、そこから出てくる物体全部・笑)
⑧経鼻胃カメラは楽だが、万が一のことを考えて最初から経口胃カメラを選択しろ

※2…別途企画します

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