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2023年12月の記事

2023年12月28日 (木)

長期休養からの復帰(2023年1月 術後2~4週)

気付けば激動の痔瘻手術入院から1年以上が経過してしまいました。
当初は1年以内にこの闘病記を終わらせようと思ってましたが、時は無情にも過ぎ…(いや、俺のサボり)
せめて『1年以上前』の記録とならないように、ここからは巻いていきますよ!
では、当時に日記に少々の脚色を入れてお送りします。


【術後2週目】
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今年は療養で休みが長いので、安心しきってしぶんぎ座流星群(23年1月4日)の撮影ができるぞー!
と図に乗ってみたものの不発に終わる私です。

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2週間経過となるが排便時に出血する。
定期便1便目はブリストルスケール3(~4)で出血なしも、2便目は4だったが1便目の3気味の影響か出血。
その後2時間ほど当てていたガーゼにはいつもより多めで血液が付着。
ちょっと焦ったが、次の1時間では通常ぐらいの量に収まり安堵する。

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2週目の定期健診デーのため通院。
世の中は仕事始めも終わり日常に戻っているが、今日も休みとは何という優越感!
いつも通りお尻を出して診せる。
今日の肛門鏡は”細いやつ”だったからか、診察後の肛門ヒリヒリ痛はなかった。
指挿入の儀でも違和感はなかったから、もしかして痔(痔核)がない分だけ穴にすんなり入ったか?笑
依然としてガーゼにウンチが付着してくる旨を相談するが、創(ドレン)も癒えてなく”今はそれが普通”なので問題なしと。
来週からは仕事復帰で力仕事になる旨を相談すると、最初の週は無理しないで勤務して欲しいとのこと。(ムリしないのは無理でーす
創口は順調、ジオン注射部位も小さくなっているとのこと。
ヘモポリゾン2週分を処方してもらって、次回は2週間後に通院。

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帰りに諏訪湖に寄り道し、コハクチョウ見物しようと目論んで諏訪湖ハイツを目指す。
と、既に日中のため飛来地にはハクチョウの姿はなく鴨ばかりだった…笑
代わりにデゴイチを見物。
機関車を近くでまじまじ見るのは初めてで、この重厚さは堪らん。
午後は職場に顔を出して、上司へ報告&職場へお礼のお菓子配り。
翌週からの復帰に向けて、机回りと書類確認等の少々のセットアップをする(俺ってなんていい社畜だろう!)。
あ~、もうすぐ療養が明けてしまう(とても残念な気持ちになってくる)。

【術後3週目】
1/9はとうとう仕事復帰で今日から地獄の毎日だ…
万が一に備えて各種ガーゼを持参する。
初日は世間は祝日のため、物流量も少ないのでちょうどいいリハビリだろう。
ガーゼは予行演習で2~3時間ごとの交換がベターだったので、そういうタイムスケジュールを組んで仕事に臨む。
フォークリフトの繰り返される乗下車が恐ろしかった。
荷物持ち上げもやってみた。
変な痛さはなかったので、徐々にリハビリをしよう(と言いつつ、翌日から身体はフル稼働)。
今までそれをあまり意識していなかったけど、会社のトイレがウォシュレットなのが幸いだ。
ガーゼ交換時に肛門洗浄もできる(共有はちょっと嫌だけど、やらないよりマシ)。
ある日、今までオナラはドレン創なのか肛門から勝手にポコポコ出ている感じだったけど、一発デカいのを意識してしたらガーゼが真っ赤に!笑
あぶね~
排便時の出血は見られないようになっている。
ただ排便直後のガーゼにうんちが付着することが相変わらずだ。

【術後4週目】
滲出液も減ってきているように思う。
朝方は多いが、午後は浸み出しがほとんど見られない。
ガーゼへのうんち付着も少なくなっている。
心配なのは定期便は相変わらず3回ほどだが、ブリストルスケール4→5→6(7)と軟便というか下痢になること。
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通院で手術創の確認。
診察中に医師の『あ~いいね~、ん~きれいだ』と声が聞こえる。
一見すると俺に向けられた励ましの言葉だが、実は自身の手術の腕前に自画自賛でしょ!笑
創の状態はかなり良いので、強く擦ったりしなければ普通の生活や運動をして良いし、酒も良いとのこと。
(え?酒ダメだったの??もう前倒しで始めてるけど・笑)
排便習慣について大昔から毎朝定期便3~4回、ブリストルスケール4→5→6になる件について聞いてみる。
特に軟便下痢は痔瘻に良くないと聞くけどどうなの?
『そういう排便パターンの人もいるし、痔瘻はそう簡単になるような病気ではないのであまり気にしないように』とのこと。
『むしろ痔核のことを考えて、便秘にならないように注意するように』とのこと。
ヘモポリゾン2週分処方と、次回は3~4週後の通院とのことで間隔が空いてきたのは嬉しい。
それと入院先の塩田病院へ頼んであった保険会社へ提出用の診断書も到着。
忘れ去られたかとちょっと不安な頃だったので一安心。

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給付金の請求をしておこう!


既に痔瘻闘病とは無関係な写真となってます・笑
ま、日常に戻るってのはそう言うことだとしておきましょう!

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2023年12月16日 (土)

不肖ふみふみ、只今、生還しました!~術後初通院(2022年12月 退院1週目)~

 2022年12月27日
激動の入院生活を終えました!
そして翌12月28日には通院と、忙しい毎日を送ってます。
手術入院は上田市の塩田病院、通院は下諏訪町のしもすわ肛門胃腸内科クリニック。
手術先と通院先が異なるシステムに最初は戸惑いましたが、執刀医は通院先の医師ということで、今となってはいい選択だったと思います。

また、今までは病院の庇護のもとで生活していましたが今日から日常生活が始まりました。
さぁ、どんな日々がまってるでしょうか?
当時の日記を一部(いや大半に)脚色を加えてお送りしています。


【12/28の出来事】
昨日退院したばかりなのに今日は通院だ・笑

いつも通り朝一で病院に着くと長野ナンバーの1台が先客。
『なんだか見覚えのある車だ』
待合室に入ると大腸内視鏡検査で一緒に下剤を飲んだゲリ友がいた・笑
以前に定期通院した時にもいたので、何と言う再開確率の高さだろうか?
俺『いや~、自分は痔瘻で手術しましてね、昨日退院して今日は通院なんですよ~』
ゲリ友『今日は帰省の途中で寄ったんですよ~』(その人、長野から通院中、何で通ってるかは詮索しない)
少しだけ挨拶を交わし、お互いの健闘を称え合う。

診察は経過観察と次回通院の打ち合わせ。
俺『こんにちは~』
医師『お帰りなさい!』
俺『不肖ふみふみ、只今、無事生還いたしました!!』(←ここで診察室は爆笑…を狙ったがあまりウケなかった)
医師『入院はどうでした?』
俺『快適で安心して入院できました~』
などと会話を交わしつつ、『はい、創を見ますね~』と…
言われる前からベルトを外すという、ここは同じ戦場を乗り越えてきた戦友の如く阿吽の呼吸だ…笑

肛門を診せる(目視と表面触診)だけかと思ったら、創も癒えないその場所に無慈悲な指と肛門鏡挿入の儀。
Oh!あいたたた~
傷に塩を塗るとはこういうことだ(実はそんなに痛くない、恐怖が先立っただけ)。
創の経過良好ということで、ヘモポリゾン軟膏を処方してもらって終了。

手術前は痔の寛解でヘモレックス軟膏だったが、今日からはヘモポリゾン軟膏だ。
その効能を見ると
大腸菌死菌浮遊液により白血球遊走能を高めて局所感染防御作用を示し、また肉芽形成促進作用による創傷治癒促進作用』とのこと。
大腸菌というと驚くが、死んだ大腸菌を薬として患部に塗ると身体は病気の原因が来たと勘違いして抵抗力を上げるそうだ。
その抵抗力を利用して患部を早く治すという効果があるらしい。
ヘモポリゾン!頑張ってくれ!
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最後に医師から『次回通院は正月を挟みますが、食べ過ぎたりお酒も刺激物なので少量ほどほどでお願いしますね~』と釘を刺される。
『はーい』といい子ぶってみたものの、心の中で『多分、ムリでーす』と。

それと看護師からこんな提案があった。
クリニックで診察の後に肛門に当てるガーゼを使ってみるか?と。
今まで普通の布ガーゼだったが、肛門科が使っているガーゼなら間違いないだろうと購入。
不織布が何層かに折り込んで厚み(約5~7㎜)があって、ふわふわで肌触りがよくて癖になりそう・笑
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ただ、入院前にはモイスキンパッドM(1枚100円)大容量を買ったばかり。
その前にもカットガーゼやらモイスキンパッドS大容量やら買ったのに、これではガーゼ沼である・笑
お産パッドも大量買いしたが出番が少ない。
創ケアに結構お金を使ったな~…と単価を調べて呆然とする・笑
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【12/28~1/3の出来事】
この後の年末年始は自宅療養に励む。
創そのものには特に変化なく。
日々、滲出液との戦いで定期的なガーゼ交換がウザいが、基本的に自宅周辺だけで暮らすので問題なし。
2~4㎞の毎日のウォーキングや買い物も、ガーゼの違和感はあるものの日常生活を送る。
この休みを利用して買った数種類のガーゼを試着し、ベストガーゼを選定したりして研究する。
気になるのは、滲出液だけではなく排便後には便がガーゼに付着すること。
これも徐々に収まってくるのか否か??
次回通院で聞いてみよっと。


退院後の最初の1週間は肛門にガーゼを当てて日常生活に慣れることから始まった感じでした。
それと来たるべき勤務再開に向けて、仕事時のガーゼ交換タイミングの加減や体の動きにガーゼが付いてこれるのか?とか…
ストレスなく会社生活を送るにはどうしたらいいか?という観点でいろいろ調整してました。
それと長期間休んだので職場への手土産を購入。
そんな感じで過ごしたのでした。

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