退院!~何もかも皆懐かしい…~(2022年12月27日入院7日目 手術6日目)
つ、ついにこの日がやってきました!
退院です!!
た・い・い・ん
なんて素敵な言葉なんだ!
ということで、当時の手記から若干の脚色を加えてお送りしましょう!
今回はその手記を画像として載せます↓
と、手記はここまでです。
この前後が慌ただしく、手書きしている暇はありません。
なので、当日の事を記憶をもとにPCに日記していますので、その辺を踏まえてお送りします。
ついに退院だ!
起床、バイタルチェック、朝食などの行事をこなしてから、早速帰り支度を始める。
因みに最後の食事となる朝食のパン。
お尻の形をしていて、バターが溶け出している(向こう側)。
まるで痔瘻で膿が出たみたいではないか!笑(※本当は撮影禁止なんですがパンを撮っただけですし)
因みに手前のお尻の穴は自分が作りました。
ワクワクし過ぎて、いつ呼ばれても直ぐ帰れるように準備万端だ。
もちろん最後の診察はあるので、着衣は入院着のままだが着替えれば5分で退院できるぞ!
などと喜び勇んでいたら、
『まだ先生から退院の許可は出てませんから、退院できないもかよ~』と看護師の意地悪なお言葉・笑
実は昨日の菓子パンの影響か、排便の質が悪く久しぶりに鮮血が出て少々ビビっている。
最悪な状況は想定しないでおこう!
程なくして最後の診察。
これで入院先の主治医に診てもらうのも最後、と考えるとちょっと淋しいな…笑
経過良好、排便の少々の出血も問題なし。
よって、今日退院しましょう!
『明日は下諏訪(しもすわ肛門胃腸内科クリニック)の方へ行ってくださいね~』
わっ、明日は下諏訪へ通院か!結構忙しいな…
退院手続きに1時間ほど掛かるから部屋で待機するように言われる。
既にパッキングもできているので、外出着に着替えて待つ。
入院した当初は古めの病棟や部屋に唖然としたが、部屋を見回すと住めば都と、しみじみ。
入院か…何もかも、皆、懐かしい…
待機時間はやることもなく…
立つ鳥跡を濁さず。
拭き掃除やら布団やらを整頓する。
こんなのは係員がやるんだろうけど、来た時以上に綺麗にするのが人道。
せっせと掃除を始める。
薬剤師がやって来て、処方のロキソニンとレパミドが支給、説明を受ける。
やがて看護師に呼ばれる。
ここで手首のタグを切ってもらう。
今どきアナログなタグってのもなかなか風流でしょ。
さぁ、これで軟禁生活から解放です!
やった―――
退院と言えば、医療スタッフ全員でナースステーション前で送別会でもあるのか?とドラマの世界を想像していた。
が、ステーション横を素通りし、入院と外来の病棟の境目で『受付で会計して下さいね~』と、あっけないお別れではないか!
入院当日の担当で手術直後の担当だった、ちょっとおっかなそうなベテラン看護師に挨拶したかったな・笑
(=一番厄介を掛けた人)
会計は限度額認定を提出してあるものの、想定内に収まっているかドキドキ。
想定内なので医療保険が給付されれば黒字だ・笑
無事支払いが完了して玄関へ。
靴に履き替える、手指消毒する、ついに外出!
車、1週間放置だけどエンジンかかるかなぁ~と、一抹の不安も一発起動。
暖気運転しつつ荷物を積み込んで、病院の駐車場から建屋を眺める。
心の中で
ありがとうございました!
お世話になりました!!
もう来ません!!!
と最後の挨拶をして…
いざ、参る!
ええ、車で1分ぐらいの近くのファミマへ…笑
缶コーヒーとお昼ご飯のおにぎりとサンドウィッチを購入。
いきなりファミチキと焼きそばパンとチョコドーナツを喰って胃が受け付けないとまずいので我慢。
一週間振りの喫煙たーいむ!笑
ん~、か・い・か・ん!
久しぶりに寒風の中に放り出されたので、体感はかなり寒い。
周囲を見れば、遠くに美ヶ原の電波塔が見える。
いい天気だけどさみーー。
タバコを済ませて車に避難。
当然、頭がクラクラ。
クラクラが治まったところで、今度こそ本当に、いざ、参る!
先ずは長和町の道の駅マルメロの里ながとを目指す。
菜の花館でお土産の会計していると、レジ横に長門牧場のソフトクリームの文字が。
思わす『ソフトクリームください!』笑
イートインコーナーでソフトクリームタイム。
知ってはいたけどこのソフトはかなり美味い。
『冷たい乳製品喰ってしまったが、帰宅まで俺の腹大丈夫か??』
退院して30分後。
肛門がまだ痛かったり不調な中で頑張って買ったお土産品は以下の通り!笑
左から辛味大根、渓流、千曲錦、マルメロジャム、上高地みその鍋味噌、くるみのお菓子他、
禰豆子のキーホルダー、霧山韃靼そばの実、隠れているけど霧山韃靼そば乾麺、道の駅のパンフレット
次に公衆トイレでのガーゼ交換。
人生初めてとなる、外出先での交換の練習をする。
今後は不慣れな場所での交換も必要になるから、ちょうどいい機会だ。
では、標高1400mの大門峠を越えていよいよ我が家へ向かって出発!(道路凍ってないよな…)
幸いに日中は気温が上がって、凍結路面ではなく融解路面。
前を行く車から容赦なく塩カル混じりの飛沫が降り注ぐ。
泥はねガードしてないのか?
くっそっめ!
大門峠を通過して白樺湖で一時休憩。
さすが標高1400地点、車山ブルー!
こんな雪道を行かなければならないなんて、退院も一苦労です・笑
というものの、星撮りするときはいつもこんな道ばかりだけど…
(本当は左の黒い部分が道路、こちらは路肩の空きスペース)
上司に『予定通り退院したから、予定通り有休取って、予定通りに出社する予定だ』と電話する。
高原地帯の空気が心地良く、快晴の青空と雪景色が眩しい。
ああ、健康って素敵
さぁ、この坂道を下れば我が家だ!
『あれ?何だか脛(すね)の筋肉がの調子が悪いぞ(つりそう)…』
快調に山を下り、里を行き、街中に突入する。
渋滞が始まる交差点辺りから右足の脛筋がつり始める。
あとちょっとで到着というところで、細かなアクセル&ブレーキ操作が危うくなってくる。
つりそうと言うよりも、既に周期的に痙攣が来てペダル操作はもう無理!笑
あと500m、200m、100m…もうブレーキ踏めないのに、なんでここでノロノロ渋滞になるんだ!?
命からがら我が家へ到着する・笑
帰宅して荷ほどき、洗濯などして時間を過ごす。
久し振りに見た八ヶ岳が午後に陽に照らされて眩しい。
我が家か…何かも、皆、懐かしい…笑
退院も早々に、明日はかかりつけ医のしもすわ肛門胃腸内科クリニックへ通院という慌ただしさだ。
通院先にいい報告が出来そうだ。
『先生、痔瘻も痔核も綺麗に取って戻ってきましたよ!』(って執刀したのは先生だけど)
ということで、楽しい退院道中でした。
が、帰宅後は荷解きに始まり、夕飯の準備、明日の準備、掃除機掛けと現実感が一気に増したちょっと悲しい日でもありました。
そうそう、入院中の滲出液対策で本病院ではナプキン非推奨でした。
その訳は退院時に貰った説明書に記載がありました。
ナプキンだと滲出液(ここでは分泌物)をしっかりとぬぐい取れず、液が肌に残ると皮膚炎になりやすい。
なので、創にガーゼを直接当てて吸収させ、こまめに交換して患部を労わってくれという趣旨です。
ここは医師の考えなので良し悪しではないと思いますし、現に手術を経験した人でナプキンを使ったという方も沢山います。
なので入院中にナプキン(かパッド)を所望した時に、断られたのは納得です。(最初に当院の方針って言ってくれればいいのに)
退院したばかりですが、明日(12月28日)は下諏訪へ通院です。
あー、忙しいったらありゃしない…笑
| 固定リンク
「痔瘻闘病記」カテゴリの記事
- 痔瘻闘病記シーズン2 (2023年春~秋)(2024.09.16)
- 痔瘻闘病、ここに終了! そして終わりの始まり…(2023年7月 術後7か月)(2024.07.14)
- 咽頭反射に耐える俺 (2023年6月 術後6か月)(2024.06.23)
- ダブルラッキー! 記事は地味 (2023年5月 術後5ヶ月)(2024.05.18)
- 恐怖のアレ!まさかのアレ?(2023年3月~4月 術後3ヶ月)(2024.03.20)
コメント