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2023年10月 9日 (月)

もう直ぐ退院だけど新物体X登場(2022年12月26日入院6日目 手術5日目)

12月21日に入院して今日は26日。
予定だと1週間で退院となってます。
さぁ、いよいよ退院の文字が見えてきました!
そして、今日は何が出るかな?笑
当時の手記から(小なり大なりの脚色を加えて)お送りしましょう。


朝、トイレ(大)でウォシュレットは相変わらず無限うんち地獄。
物体Xとの格闘が続いている。
しかし、物体Xとの戦いも3回目になると肛門周辺へのシャワーの当て方のコツも掴めている・笑

I can't stpo♪
止まらない肛門洗浄、いつまでも流れ出る物体Xに、俺も”♪悲しみが~止まらな~い”…笑(なぜ杏里?)

いつまでも洗浄するわけにはいかず、いつも通りテキトーなタイミングで切り上げる。
そしてトイレットペーパーをお尻に当てると
当てると!
当てると????!!

肛門付近から1㎝ぐらいの塊が飛び出してるんですけど!!!
何コレ!?
おいおい、退院目前で処置してない内痔核の飛び出しか?
この期に及んでトラブル発生かっああああ???

凄く焦る。
手術直後の便意事件、翌日の軟便お漏らし事件と、数々の修羅場を潜り抜けてきた俺が焦るので、これはすわ一大事
一方で修羅場を経験しただけのことはある。
気持ちを直ぐに切換えて、とりあえずペーパーをお尻に挟んでトイレから脱出して部屋に戻る。
改めてパンツを脱ぐ。
ガニ股になる。
鏡を手に取り、肛門リフレクショ~ン

すると、ビー玉大のうんち色の塊が身体から飛び出している。
肛門ではなく、肛門横の術創から。
これはなんだ!?
物体Xと叫び続けたから本当にエイリアンの卵か?
創からうんちが出てきたのか?
幸い、ここは病院だ。
何があっても助けてもらう環境にあるから落ち着け俺。
(さすがにエイリアンはムリだろう・笑)

こうなったら、この新たな物体が何なのか追求すべくニトリル手袋を装着。
新しい物体なので、以降はこれは新物体Xと呼ぶ・笑

装着した時のゴムが肌に当たって”パチンっ”とフィットるす感触。
いかにもこれから外科手術をしようとするドクターX、大門ミチコだ。
『これよりドクターXによる新物体Xの処置を始めます』( ー`дー´)キリッ

意気込んで指でツンツンしたら、何の抵抗感もなく新物体Xが身体から外れてポロリと床に落ちた。
当初の目視観察だとビー玉大だったが、身体から生まれた新物体Xはもう少し大きく感じた。
これ一体全体何なんだ?


20231009
※創(身体)の中にこんなに、こんなにデカい新物体Xが挿入されていたという当時のスケッチ
※赤が肛門と創、黒が物体X

そこで一つの仮説が見えて来る。
昨日に発見した術創内の茶色の塊。
もともとの物体Xの巣窟でもある。
手術の際にドレン創に詰めたガーゼと予想しているが、もしかしてガーゼが出てきたのでは?
2個埋め込まれたというガーゼのうち、1個は一昨日の診察で取り除いたので、ここで取れたということは創の中には塊は無いはず。

再び鏡で覗いてみると…
無い!
塊が無い!
その代わり、術創が周囲の肉で塞がって窪みが出来てるではないか!
自己判断は良くないので、先ほどまでの顛末を看護師に伝えて肛門を診てもらったら『あ、取れてる!』と。

ビー玉より少し大きめな物体がドレン創に2個入っていたってことた。
ビー玉2個は、それなりに大きい。
その体積が創の中に入っていたとは、ちょっと驚きだ。
何はともあれ、これで煩わしい排便時の物体Xとはおさらばできるだろう。

それと、昨夜と今朝のバイタルチェックで体温が37.0℃になっている。
喉痛や倦怠感も熱っぽさも感じない。
ただ、今は大コロナ禍時代なので看護師が少しざわついている様子が分かった。
やべーかな??
※夕方、翌朝のチェックでは平熱へ戻る

午前の診察(本来はここで残りのガーゼを除去する予定)。
ガーゼの件を話し、自然に排出されたのでそれは問題なし。
創も問題なし。
排便も毎日問題なし。
よって、明日の退院は今のところ予定通り!とのこと。
嬉しくて笑みがこぼれてしまう。

入院病棟に軟禁される前に、病棟の境目にある自販機でチョコパンと缶コーヒーを買う。
おやつでコーヒーとチョコパンを頬張ってみた。
1週間ぶりでパン&コーヒー。
世の中こんな美味い物があったのか!
ただの菓子パンなんだけど…
久し振りに食べると、普段どんだけ”万人ウケする味”に慣れてたのだろうと感慨深い・笑

因みに病院食はとてもバランがよく消化にも良さげな調理(当たり前)で、不味い美味いという次元はなく。
どちらかというと、腹八分目になる優しい味だけどメリハリが不足した味付け。
出汁味で、ちゃんと噛んで食べれば味わえる本来の調理。
が、市販だったり好きな味付けに慣れてしまうとパンチ力不足。
なので、久々の菓子パンの味が本当に身に沁みたというか、刺激的だったか。

午後は入浴。
物体Xの元凶だったガーゼが外れた分、座浴した時の物体Xの量も減っていた・笑
創が塞がってくれば、やがてはこういうのも無くなってくるのだろうな…最後の湯舟でしみじみしてしまった。

とにかく、今日がすべてが最後である(予定)。
軟禁生活、雑雑してるけど広い風呂、食事、衝撃的だったトイレの構造、昔の合宿所みたいな個室、部屋に入ってくるおばあさん、
最初から壊れた(コンセント抜けてた)ベッド、超乾燥した空調、椅子が無い、意外と少ないハンガーホルダー、写真禁止、
窓を開けると目の前に非常階段で外が余り見えない、窓の外は従業員の通路、窓から見えたシリウス、掃除のおじさんとの世間話…etc
寒風に一週間放置した車のエンジンかかるかな?笑
今日を謳歌しよう!

今日は今年最後の月曜日。
空室だった隣に入院があったようで、家族と思われる関係者の雑音が静かな病棟に響いている。
年末最終週の入院とはご苦労なことだ。

入浴後は特にやることもなく午後を過ごす。
15時ごろに定例の給水タイム。
とろみの付いた温かなポカリスエットが配給される。
これ、今まで何気に頂戴してたけど、どんな趣旨があるんだろう?笑

病院によっては退院前の夕飯はお祝い膳になったりするようだ。
追加でケーキでも付けてるれるかな?と期待するも、最後の晩餐はいつも通りのメニューで終わる・笑
(この時点では退院は決定ではない)


という感じで、最後に新物体Xとの格闘はあったものの、全体的には穏やかな退院前日を送ったのでした。
今となっては、いろいろなことが走馬灯のように流れます。
沖田艦長風に言えば『入院か…何もかも皆懐かしい…
ただし、くどいですがまだ退院は決定されてません、あしからず・笑

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