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2021年7月 2日 (金)

ミノルタXDが来たゾ! そこから得た教訓?

【前回までの一行ダイジェスト】
親父の形見のチノンカメラ壊れてあれこれ思案し、手元にあったミノルタ大三元を活かすべく改めて銀活を初めるべく探してみた。


という話のつづきとなります。

オールドカメラを通販で購入するにあたって簡単な方法としては3通り(他にあるかもしれません)。
①ヤフオク等で何処の誰だか分からない人から買う
②キタムラ等のカメラ店で中古を探す
③オールドカメラ店から買う(前回紹介した、サンライズカメラ等)

ベストなのは③だと思いますが、市場も狭くてなかなか欲しい機種にたどり着かない印象があります。
実際、私も欲しいと思った時に探しましたがありませんでした。
②の場合、探している機体に巡り会える確率は高そうですが、どちらかというと現状渡し品が多いという印象(カビあり、Cとか)
なので、自分は最も勘弁で危険な賭けになる①を選択しました。

これが大誤算でした…(そもそも危険な賭けをしているので誤算でもないか・笑)

私の目に留まったミノルタXDを売っていたとある出品者を見ると、他にも多数のオールドカメラ出展がありました。
そういう方面の人なら安心ではないか?

出品者コメントにはこうありました。
ファインダー内、ゴミ、薄曇りのみ。
専門店で作動チェック済みです。
以下、スクショ↓
20210619-150553

添付写真も、見る限りでは美品です。
値段は敢えて申しませんが、他の機種と比べるとだいぶ安価。
私の脳内では美品で安いなら…ここは勝負だ!

で、他に入札もなく取引が終了して入手。
機体をチェックします。

むむむ?
ど素人目に見てもこれはどうなの?

どうなの?①
_9
ミラーボックス内の白化(向かって左側面)。
黒いところが真っ白です。
これは何の劣化だ?


どうなの?②
_11
接眼レンズ(?)のレインボー曇り。
これは油汚れか?

その他に、
・ファインダー内ゴミ多数(ゴミではなくゴミ多数)
・モルト部劣化剥離(ここはやむを得ないけど)
・心臓部(ミラー部)を保護するボディキャップが被せてない※1
が大きく気になります。
※1…注意書きには写真の物だけ(ボディキャップ無し)です、と記載はありこれは嘘ではないです。
※1…で、その出品者の評価には『ボディキャップ無しで送るってお前はアホか?』と記載があります。
※1…以上2点を勘案して”キャップ無し梱包”は想定内です・笑

また、メカ的な部分と電子的な部分の作動状態はど素人では判断できません。
シャッター速度は適正に動いているのか?露出計はどうなのか?電気回路系はまともなの?

一方で外観は綺麗で、わたくし的な評価はAAAでした・笑
中古品なのに、ボディ底部を保護する下カバーまで付いていました。
また、長期保存で液漏れするだろう電池ボックス内はピカピカでした。
ここから想像するに、これは中古品ではなく売れ残か展示品で実は市場には一度も出ていない新古品ではないかと。

で、とんだ食わせ物でしたが、銀塩生活を送るにあたってはアフターフォロー先も事前に調査していました。

カメラ修理屋さんのHPなどを調べて、当該機種の修理経験値がありそうな会社をピックアップ。
チノン故障時は、地元”東洋のスイス”(=諏訪地方)にヤシカ専門店があってそこへ持ち込んでいます。
ただ、対面した時に”ヤシカでそこそこ忙しいだよ~”的なことを言っていたので、積極的に他社品は受けてくれなさそう。

なので東洋のスイス以外で探しました。笑
パッと思いつくのは、HKIRでお馴染みのハヤタカメララボ社ですが、修理内容を見るとちょっと毛色が違う。
他を探して選択したのは、カメラ修理工房ミノハ社でした。

個人店のようですが、修理日記も充実、修理内容や金額表示(目安)、受注方法などが分かりやすく示されていました。
早速、不安点を記して連絡し、仮見積もり~現物送付~診断と本見積~発注へと移行しました。
カメラ修理工房ミノハ のHPへ

納期は1ヶ月以上ぐらいでした。
その辺の話は別途書こうと思います。

長々していますが、ここで言いたかったことは…
古く得体の知れないオールドカメラは、ヤフオクではなくオールドカメラ専門店で買いましょう!
状態の良いものに越したことありませんが、メンテ済み(値段もその分高い)の品。
実機を見ることができない通販なので、専門店で買った方がコスパは良いです。
じゃないと、逆に後から修理コストが嵩んで割高になる場合があります。
今回はそのケースとなった次第なのです。

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