銀塩一眼レフ始めます!
突然ですが…
銀塩カメラ始めます!( ー`дー´)キリッ
先ず最初に、私の熱き(?)想いを綴っておきましょう。
※時系列が前後しますが、顛末は過去記事になってます・笑
私と銀塩カメラの出会いは、記憶だと小学校5~6年生だと思います。
もちろん父親のカメラですが、その頃から始めた天文趣味で、ちょっとだけ星や月を撮っていました。
こんな感じですね。
巨人軍の帽子の人が自分で、覗いているカメラがそれです。
思春期から大人になるにつれて天文熱は冷め、当然銀塩一眼レフでの写真も疎遠となります。
数年後、ある日、親父が他界します。
遺品整理をすると、当然このカメラも登場してきます。
当時、新人社会人で多忙であったので、遺品はあくまでも遺品でしかない位置付けで、実家のキャビネットで放置プレーとなります。
その間、家族で父親の思い出を語るついでにカメラの話題も出たりしていましたが、特に進展はありません。
数年後、ある日、東日本大震災が起こります。
そのあたりです。
私が『人生このまま何となく過ごしていていいのか?』と考えるようになったのは。
で、ある日、天文趣味(星景系)を再開させようと発起します。
その頃は天体写真と言えばデジカメの時代です。
私もデジイチを買って、撮影を楽しんだりしてました。
数年後、何だか最近はフィルム写真が流行ってるらしいという情報を得ます。
チェキとか写ルンですとかも知ってましたが、オールドレンズとかカメラとか。
最初は『へ~、レトロっぽくて面白いね』ぐらいの感覚でしたが、同時に『そう言えば家に銀塩があったな』。
実家の母親に親父のカメラの所在を聞くと、妹が持って行ったらしいとのこと。
妹に問い合わせすると『あるよ』と。
幸い妹の旦那さんが、写真好きで保管もそれなりにしてくれていたようでした。
この頃から、遺品のカメラは形見のカメラと言うノスタルジーっぽい認識に変化していきます。
早速、送ってもらったのがこちらです。
諏訪市の光学機器メーカーのチノンM-1です。
チノンというメーカーは今はありません(2代目が商標を引継いで商社としてのチノンはある)。
諏訪地方といえば蚕糸産業~精密産業で盛り上がった、あの東洋のスイスです・笑
光学関連もオリンパス、ヤシカ、チノン、日東光学、三協精機、等々と自他ブランドでカメラを販売していた一大カメラ製造拠点です。
ではなぜ親父がオリンパスOM-1ではなく、チノンのカメラを買ったのか?
それは親戚にチノンの社員がいて、単に社員価格で仕入れてもらった(と想像)んだと思います・笑
そして実は私も同社の元社員という驚くべき真実!笑
(ただし私の時代は、光学ではなく情報機器~コダックデジカメのOEMメーカーへと変遷していった後期時代)
そんな私が…
諏訪地方に住んでいる私が…
親父の形見が目の前にあるのに…
これを使わない手はない!!
俺がチノンのカメラを使うのは宿命で運命で遺伝で必然だ!?
と決意したのでした・笑
そこで一抹の不安です。
1970年代製造のカメラで、約30年放置プレーされたカメラはまともに動くのか?
早速、巻上レバーを押し込んでシャッターを切ってみましょう。
ギリギリギリ、カシャっ!とメカ的な心地良い音と感触が伝わってきました。
『こいつ、動くぞ…!』
ではセットアップしましょう。
先ず電池。
調べるとMR-9水銀ボタン電池。
「おいおい、今どき水銀って売ってるのか?」
調べたら代替品があるようで難なく入手。
測光メーターも、子供の頃に見たように動きます(当時はそれが何のメーターか知らなかった)。
次に機械式のワイヤーレリーズ。
星の写真でバルブ撮影するには必須アイテムです。
「おいおい、今どきそんなの売って…」るんですねぇ~これが・笑
子供の頃はそれを買うのにも苦労して小遣い貯めて街の写真屋へ行って…今なんてアマゾンで即行ポチリですよ。
そして、定番のレンズキャップや保護フィルターなどを揃えます。
一番肝心のフィルム。
”美しい物はより美しく、そうでないものはそれなりに写る”フジカラー400は売ってるのか?笑
フジカラーではないけどフジフィルムから27枚撮りというのがあるそう。
しかも欲しい12枚撮りというのは今どきは無い…
最近は”写ルンです”でしか見ない、緑色の箱を調達して終了。
さぁ、フィルム装填!
ここまで割と順調に、銀塩写真計画が進みます。
つづく…笑
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コメント
当時、諏訪のオリンパスは有名でしたね。そこからカメラ/レンズメーカーが輩出されたのでしょうね。もちろんチノンも知ってます。小生も40年も昔の銀塩カメラを所有していますが、防湿庫に保管しているFE2は動くのか?(笑)長年使ってないのでモルトが心配です。そうそう、最近、ソビエト連邦(大昔ですねぇ、笑)時代のjupitar9 85mmF2なる怪しいレンズを入手しました。古いレンズですがカビ、曇り、バルサムの剥がれもなくさてさて楽しみであります。
投稿: 北杜の犬 | 2021年3月22日 (月) 10:11
>北杜の犬さん
カメラ修理屋さん曰く、やっぱ動かしていないと機械はダメになるって言ってました。
たまには動かしましょう!
旧ソビエトのレンズ?
ジュピター9…なんか格好良いな・笑
投稿: ふみふみ | 2021年3月22日 (月) 17:59