« ムーンピラー的な月の出 | トップページ | 場所も肩身も狭くして撮った広角の天の川 »

2021年2月16日 (火)

蓼科の世界遺産を撮る!?

老眼鏡を、今まではダイソーので済ませてたんですよ。
ダサめですが仕事の時は雑に扱っても良いし、家に会社に車に常備。
何本も買って、あちこちに置いておけば必要に応じて都度着けれますし。

ところが、何を思ったのか眼鏡屋さんでちゃんとしたのを買わなければダメだって強迫観念に駆られましてね。
人生初めて眼鏡屋さん(※)に行って、言われるままに遠近両用というのを買ってきたんです。
※ホントは初ではなく、子供の頃に眼鏡屋さんで天体望遠鏡を買ったことがある・笑

試着の時は遠近同視野は気にならなかったんですが、イザ実践となったときに…
『これ、使えね~~~!』

”近”の視野が狭すぎて、パソコン作業に全く向かないことを発見した次第です。
画像処理って一点だけ見つめませんよね。
画面の隅から隅、全視野を使って写真全体を見ながらっていう作業ができません。
いちいち見たい方向に頭を動かしてピンポイントで焦点を合わせて、そうすると中心視野以外は見えなくなる…
まぁ、それが遠近レンズってことなんでしょう。
一番使う機材が良い機材だとするならば、老眼鏡に関してはダイソーのが良い機材でした…泣


前回に星を撮りに行ったのは昨年11月のことです。
その間”長野県は宇宙県でも茅野市は曇天市”の洗礼を受けまくります。
天候だけではなく、熱燗とコタツの攻撃に負け、仕事で疲弊してはズクが出ず。
ようやく出動機会が巡ってきましたよ!


星景と星野は両立しないと最近はつくづく感じまして、どちらかを採ればどちらかをあきらめるというパターン。
今回は星景を選択しました。
久し振りに廃線鉄橋でも撮ろうかと思いまして、グーグル地図でおさらいしていましたところ…
昨年2月に撮られたと思われる投稿写真に、正に撮影場所に熊捕獲罠が仕掛けられている写真を発見。
ビビって行き先変更を余儀なくされました・笑


2月に熊?って思う方。
熊は冬眠しませんのでお気を付けください。
冬眠するのは、雪によって地表で餌が獲れない地域に住んでる熊です。
と、知り合いの猟友会の人から聞いたことあります。
例えば私の住んでる地域はたまに雪は降りますが、日本海側ほどでもありません。
山に餌が無くても、里に下りればいくらでも餌は転がってます。
そんな里の一つが、今回計画した場所だったということです。
教えてくれた猟友会の人も、冬場に鹿猟に行ったら雪上は熊の足だらけでビビったって言ってました。
私のような素人もそうですが、プロ(?)も熊にはビビるらしいです。
星で里や山に入る方、お気を付けください。


で、八ヶ岳の何処かに行くのは寒いし面倒だし、同じような雪風景ばかり撮ってもしょうがない。
ならば、いつかはやってみようと考えつつも先延ばしにしていた場所へ向かいました。
場所は相変わらず蓼科です(コンセプトが地元の星空風景なので)。
最寄りの駐車場から歩いて10分ぐらいで現地へ到着。
いや~、こんなに楽して撮れる星景は楽でいいな~。
今日は日周運動だけを撮りたいので、機材もカメラと三脚だけで出掛けました。

到着して唖然
観光地のど真ん中なので、近くには別荘や温泉旅館などがあって道にも普通に外灯が点いています。
実はここで星を撮った先駆者のブログを発見していて、外灯のことは知っていました。
その方によれば”外灯は0時に消灯”するということで、それは今でも有効なのか?

渓谷の下から上を見上げる構図です。
空を見上げれば外灯が木々に反射して眩しいです・笑
23時頃から始めましたが、やはり木に反射している明かりがちょっと面白くないな~…

試写から計算して10分露光が限度っぽいので、比較明合成するしかないかな?
_3_
こういう状況で撮ることもありますが、滝との組み合わせでは趣きが無いような…
崖が赤茶けたのは暖色系の暗いライトをあてたから・笑
※他に撮影者はいないことを確認しています(ここで撮る人はまずいませんが・笑)

撮影地は滝の傍まで行くことができます(その気になれば)。
10mぐらいの急斜面をよじ登ることになりますが、一部は安全確保のために三点支持で登る必要があります。
足場は悪く、三脚は3本とも長さを変えて架台を水平に保ちます。
もちろん身体をホールドする場所にも斜度があり、終わってみればふくらはぎに疲労感が残りました。
今回は氷瀑も雪もありませんでしたが、足場が凍っていれば滑り止めは必要かもしれません。
私は念のためチェーンスパイクを持参しました(使いませんでしたが)。

そろそろ、0時を回ろうとしています。
本当はもう帰りたいですが、撮影を継続していると不意に全外灯が消えます。
突然ブラックアウトしたのでドキッとしてしまいました。

するとどうでしょう。
谷の中には余計な明かりが届かない闇社会、いえ闇世界・笑
これで風景が写るのか?と不安になるほどです。
周囲が暗過ぎて、諏訪の光害激しい空が逆に明るく感じます。

ここで気合を入れ直して、やりたかった長秒露光1枚撮りに挑戦です(実は1枚ではない)。
__6_1_
EOS X9(HKIR)   トキナー11-20の11㎜   f3.5   ISO200+D   LEE#1   
20分x2枚比較明合成   PS2021   2021年2月7日撮影


消灯が0時。
待ってる間にオリオン座がイマイチな場所に行ってしまいました。
なので冬の大三角を撮ったってことにしておきましょう・笑
イメージはオリオン座が滝つぼへダイブする様子を表現したかったですが、ベスト構図の足場が見つからずでした。
外灯で四苦八苦していた頃はクリアな空でしたが、本番になって雲が通過して残念。
暗過ぎて不安だった暗部(滝のある崖)ですが、camera rawのシャドウ持ち上げでここまでこぎつけることができて一安心。
今回は暗闇での撮影となりましたが、やはり月光の自然な明かりは欲しいところです。
そんなベストタイミング(月齢、星座、道路や撮影地環境、ズク)が巡ってくるか分かりませんが…笑

スーちゃんポーズで終了。(ライトアップでスミマセン)
_1_20210214073901
ところで、この滝は天然物ではありません。
実は下流域一帯の農村地帯を潤す用水路なのです。
里に水を通すための堰の一部です。
江戸時代に坂本さんが頑張って開削したそうです。
人工の滝と言ってしまえばそれまでですが、”世界かんがい施設遺産”と言えば重厚さが増しますね・笑


星撮りに向かうただの映像・笑(何も出ません)

|

« ムーンピラー的な月の出 | トップページ | 場所も肩身も狭くして撮った広角の天の川 »

星景写真」カテゴリの記事

コメント

八ケ岳の熊って冬眠しないんですか?冬眠しない熊は凶暴と聞いたことがあります。冬場の星浴は命がけですね。

投稿: 北杜の犬 | 2021年2月22日 (月) 23:55

>北杜の犬さん
冬眠する、冬眠が浅い、冬眠しないと分類して良いと思いますよ。
冬の入笠界隈でも、雪の上にウンコがあったって昔ヤマレコかなんかで読んだ記憶があります。
さすがに厳寒の高原地帯は餌も無いから大丈夫と思いますが、山と人の住んでる境目は危ないかも?

投稿: ふみふみ | 2021年2月23日 (火) 11:25

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ムーンピラー的な月の出 | トップページ | 場所も肩身も狭くして撮った広角の天の川 »