デジカメで銀塩カメラのとんでもない姿を激写する!泣
先ずはこちらの過去記事の、後半をご覧願います。
読むのが面倒な方は、超ダイジェスト版として一行で説明すると…笑
”オヤジの形見の銀塩カメラ、いつか使おうと思って実家発掘してフィルム装填、まるやち湖で使用した”という話です。
↓
まるやち湖の紅葉 ついでに銀塩再デビュー
あれからカメラは触っていませんでした。
ですので現像にもまだ出していません。
まだフィルムが10枚ほど残っていて、陽気が良くなったら星景写真でもやろうかなと。
そんな日が、ついにやって来ましたよ!
まぁ、満月期で快晴だったんでベランダで試しに撮ってみようとやってみたわけです。
こんな感じで、結構楽しんでました。
ええ、シャッター押して、露光して、シャッタ閉じるまでは。
こちらはヤラセって言えばヤラセですが、ワイヤーレリーズでバブル撮影しているんだぞっていうイメージ写真です・笑
最近某所で流行っている機材にピントを合わすやつ・笑
2枚目を終えてフィルムを巻きます。
ギリギリとバネ的でメカ的な音が。
『いいっすねー、この機械音』なんて楽しんでたんです。
半分ほど巻上げレバーを押し込んだところでレバーがうんともすんとも動かなくなってしまいました。
最初はフィルム終了と思いましたが、枚数はまだ十分残ってました。
『フィルムがヘンなところで引っ掛かったかな?』
『寒すぎてグリスが固まったか?』
動かないので2つの選択肢を考えます。
①フィルムは無駄になるけど、ここで終了させてフィルムを巻き取る
②強引に巻上げレバーを押し込む
当然①を選択して、底にある巻戻し用押しボタンを押します、押します!、圧しまーっす!!…
あれ!?押せませーん!!
何か引っかかっている感じで、カチコチに固まっています。
先にも後にも進めない状態となってしまいました。
あれこれ考え、最終手段としてフィルムをダメにする覚悟で巻き上げる。
で、少しづづグイグイ押し込みますと、ジリジリジリと鳴りながらレバーが動き出します。
同時にレバーがふっと軽く動き出します。
容易に想像はできました。
フィルム千切れたな…と。
それは覚悟の上なので是非に及ばずでしたが、巻上レバーも異音がしました。
とりあえず巻き取ってみると、スルスルスルと一瞬だけ巻き上がる感触が伝わってきます。
一通りのことを終えて裏蓋を開けてみました。
これ、この通り!泣
想像通りなので悲観することもありません。
先ほどまでこにには、月光に炙りだされた八ヶ岳とアルタイルの日周運動が写っていたはずです。
先ほどまでここには、昨年に再デビューした時の紅葉写真が写っていたはずです。
さらば、俺の想い出…笑
問題はフィルムが動かない要因ですが容易に発見でしました(要因だけに)。
フィルムを巻き上げる歯車状の部品の一部が破壊されています。
この破片が歯車に引っかかって動かなくなっていましたので、マイナスネジを外したりして破片を取り除きます。
おそらくこの辺の機構が巻き戻し用ボタンを制御するらしく、破片を除去すると巻上もできるようになりました。
が、ボタンは押せば押されますが戻ってきませんし、動かしているうちに戻ったりと不安定な動作となっています。
で、ここで気が付いたのは、今回取り除いた破片だけではこの歯車を復元できません。
そう、破片が足らないのです。
つまり、以前からごく一部が破壊されていたところに、今回、何らかの理由で更に破壊されてボタンの機能が失われた…のではないか?
以上が鑑識結果です・笑
さて、困りました。
このオールドカメラのこんな部品、今どき存在するのでしょうか?
幸い私の住んでいる地は、かつて東洋のスイスと呼ばれた一大カメラ製造拠点だった地です。
同じ区域内にカメラ修理を生業にしている企業が一軒あります。
そんな工場があるなんて今まで知りませんでしたが、昨年ごろにNHKで放送された『ぴんぼけの家族』という番組で知りました。
早速、状況を連絡して修理したい旨を連絡しみました。
土日は休みの為、週明けになにがしらの動きがあれば随時対応していこうと思います。
カメラ修理工場なんて滅多に行く場所ではありませんので、何か進展があれば続編を紹介できると思います。
本当は先日の満月のネタができたので書こうと思ったですが、とんだネタになってしまいました。
なんてこったっ!
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