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2020年11月23日 (月)

星を見ずに下ばかり見ていた星空

いや~、実に8ヶ月ぶりですよ!
どこかに出掛けて星の写真撮ったの。

前回は3月の北八ヶ岳の某登山道でした。
「8ヶ月間、俺何やってたんだろ?」って感じです。
私の名誉?のために言ってしまえば、この8ヶ月間空は曇ってたってことです・笑

本当は、先週がこの秋一番の見ごろ撮りごろ出掛けごろだったんでしょう。
パソコン画面に表示される、あちこちからの星空報告を指を咥えて眺めていました。
あの日は新しい車の納車の日でしてね。
朝からディーラーに行っていて、気疲れで出掛ける気になりませんでした。
納車直後に、慣れない運転で出掛けるのもアレですしね。
新しい車と言えば、妙にかさ張る星撮り機材の収納。
こちらも何だか収まりが悪くてですね。
その辺の話は、星野写真編で書こうと思います。

さて、8ヶ月ぶりで上弦月期です。
2020年11月21日の晩のことです。
撮影地はどうしよう?ということで、車も撮影も慣らし運転が必要。
星景も星野もできて、気楽に行ける場所を選択しました。
日頃は撮影地名は書きませんが、写真を見ればわかるので書いてしまうと、みんな大好き、まるやち湖です。
そう、原村星まつり会場の隣ですね。

原村は、以前は星降る里というキャッチコピーを掲げていたと思いますが今はどうでしょう?
実はこのまるやち湖。
私の星景写真デビューの地で、その後も何度か通ったことはあったのです。
しかしある日、忽然と沿道に外灯が設置されまして。
これが池から見てオリオン座方向にあるもので、それが気に入らなくて通わなくなりました。
ところが先週ここで星を撮られた方から、『そんなに気にならなかったぜ!』という情報を頂きまして。
ダメもとで、実に6年ぶりの訪問となったのでした。
家から30分掛からない場所ですが、近くて遠い場所・笑

現着し様子を伺うと、外灯の照明器具が当時から変わっていました。
当時はハロゲンだか水銀だか蛍光灯だか白熱だか、割と明るい広角的な照明でした。
周辺の樹木を照らし、それはもうお祭り騒ぎな殺風景が広がっていたと記憶しています(写真も保存してある)。
現在はスポット的なLEDとなり、点状の光源が目に刺さる感じなのと、ボンヤリと青白い明かりが周囲を照らしています。
LED光源特有なハッキリとした影もできています。
外灯や建物の非常灯・常夜灯は、他の撮影地でもあることなので否定しません。
でも、どうもわたくし的にはここの灯りだけは気に喰わないです。
言うならば、天体写真では気にならないけど星景写真では邪魔な光って感じに思えてしょうがない。


と、文句ばかり言っていてもしょうがないので写真を撮っていきましょう。
(前置きも相変わらずダラダラだし・笑)


いきなりですが、最初に決めポーズ! 笑
_1_20201124103501
こちらは終盤に撮ったものです。
撮影開始時には月明かりもあってまだマシでしたが、月没で周囲が真っ暗になると余計に気になる外灯照明です。
明瞭な影と延び具合が凄いでしょ。

で、この写真で違和感というか、『こいつ、バカじゃね?』と思った方は鋭い!
そう、車の向こう側で撮れば良いのに、こちら側、つまりLED照明の直接攻撃を受けながら星雲撮ってます・笑
しかも、この位置は直ぐ左側が駐車場の出入口となっています。
この時間は私しかいませんが、この後も何台も散発的に車が入ってきます。
アホなことをしてしまいました。


着いたのは21時ごろでした。
先着の星景の人が写真を撮っていた様子が分かりました。
特に挨拶もせずだったですが、この方は22時ごろには出て行ってしまいました。
オリオン座も昇ってきたばかりで、随分と早い撤収だなと思って後で写真を見返して納得です。
_0
上弦近い月明かりが背後の林の向こうから風景を照らしています。
つまり順光でこの風景を撮っていたのですね。
私がまるやち湖の紅葉写真を撮りに来たのが10月下旬、紅葉のピークが11月上旬ごろ。
その頃は満月過ぎでしたので、もしその頃に撮っていれば艶やかな夜風景が狙えたかもしれませんね(晴れていれば)。

さらに、1枚目とこちらを合わせて、『お前はアホか?』とお気づきの方は鋭い!笑
本来は月没で開始しようと思ったですが、既にカメラの赤いパイロットランプが点灯しています。
早く行って早く撮って早く切り上げようと、既に撮影を始めています。
結果、前半のコマはかなり明るく、後半との輝度差が大き過ぎになてしまいました。
輝度の帳尻を合わせるために、予定枚数を終了した後にも追加撮影をしました。
早く切り上げるつもりが、終わり時間は当初予定と同じ、撮影時間だけが長くなってしまったのでした・笑


とりあえず池を一周してみましょう。
_2_20201123143601
風は強かったですが林に囲まれているせいか、水面は穏やかでした。
これを見て『今日は水面反射だ!』と決めたわけですが、そればかり撮ってました・笑
もちろん星空も見ましたが、下を見ていた時間の方が多かった星撮りなのです。

あーでもないこーでもないと、水面を見ながらいい塩梅の位置を探します。
『ここなら!』という場所には必ずと言って良いほど、葦?蒲?が茂っていましてね。
ほぼほぼ狙いを外しています・笑


_3_20201123144101
大木と星空というのも好きな風景です。
これなんか、三ツ星をヘンな場所に据えつつ冬の大三角も入れるという超絶技法(自分で言うな)を駆使してます。
シリウス、プロキオンはどこにあるかわかりますか?
この風景にどういう訳だか喰らい付いてしまい、成功させるまでに無駄な時間を費やしてしまいました・笑

八ヶ岳自然文化園は夜間の立入りは禁止されています。
まるやち湖と園は柵で仕切られていますが、ところどころは往来が可能なようになってます。
だからと言って入るのはいけませんが、これは入ってます。
約1mほど。
柵と木の僅かな隙間の斜めな土手にどうにか体制を作ってやってます。
だからと言って禁止されていることはやってはいけません。
ごめんなさい。


_4_20201123145001
駐車場に対して対岸辺りは西の空となっています。
諏訪地方の強烈な光害に、はくちょう座が頭を突っ込んでいました。
広角レンズで空が明るいので、はくちょう座はイマイチ分かりませんが、こんな感じで見えていました。


_5_2  
一周して戻ってくると、シリウスも少し高度を上げていました。
水面のシリウスを見た時に、時間的に今しかないとレンズを向けました。
しかしながら、相変わらず葦(蒲)に邪魔されて、どうにも冬の大三角を得ることが出来ませんでした。

この後に1枚目のポーズ写真を撮って星景写真は止めました。
星野写真の傍らで、ボーっと星空を眺めたり休憩したりしてました。
低空は全周に渡って明るくなってしまいますが、北極星より上の部分はなかなかな暗さです。
天頂付近のぎょしゃ座などの秋星座を眺めると、星圧で潰されそうな錯覚を覚える星空が広がっているのでした。

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コメント

こんばんは! 久しぶりのお出かけ、いやー、よかったです!
まあ、「8ヶ月曇ってた」ってことはないですけどね笑

いずれの写真も、澄み切った印象を感じ、現場感も伝わってきて良いです。
大成功の仕上がりだと思いますよ!!

投稿: ミッチー | 2020年11月23日 (月) 20:58

>ミッチーさん
久しぶりで忘れ物とかないか細心の注意で出掛けましたよ。
不安だったガイダーの使い方も身体が覚えていたようでした・笑
8ヶ月ベランダのしょぼい星空に慣れてしまってたので、すばるでさえ眩し見えて楽しかったです。

投稿: ふみふみ | 2020年11月24日 (火) 06:35

8か月とは長かったですね。念願の撮影おめでとうございます。

私の方も天気が良かったこの連休は21日は近場に、22日は野辺山に出かけて星を眺めてきました。12.5cmのシュミカセを縮小コリメートでF1.5にしてアトラス彗星を撮影し、久しぶりの写真撮影となりました。

これからは天候がさすがに安定するでしょうから星見を楽しみたいですね。次回は双子群かな。

投稿: 北杜の犬 | 2020年11月24日 (火) 12:07

>北杜の犬さん
西麓はどうでしょうかねぇ~??
先日教えてもらったんですが、諏訪湖低気圧というのがあるらしいので安心できませんね・笑
月明かりがあっても久しぶりってのは楽しいです。
いい星浴ができました。

投稿: ふみふみ | 2020年11月24日 (火) 15:22

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