曲がった性格なので勾玉星雲を撮ってみた
いや~、実に9ヶ月振りに星雲撮りましたよ!笑
(前回は星景だったので8ヶ月、今回は星野の話)
まるやち湖で星撮りリハビリというか、練習をしに行ってですね。
じゃぁ、星雲は何を撮ろうか?と考えていたわけです。
曲がった性格の私は、面積が大きかったり薄かったり淡かったりってのが好きなんです。
おうし座レムナント、エリダヌススーパーバブル、らしんばん座でかいgum星雲、おおいぬ座でかいHⅡ領域…
これらで悶絶するのが好きなんです・笑
たまにはメジャーなものを撮ってみようと、今年(今季)は考えてまして。
目標としては、オリオン座下半身とおおいぬ座でかいHⅡ領域を考えているわけです。
(やはり性格が曲がってるな、いや歪んでるのか?…)
で、どうせ曲がった性格なんで、勾玉星雲に挑戦してみようと企みます(一応、親父ギャグ・笑)。
ここも奥が深そうで、望遠鏡だと意外と星雲がイガイガしていたり広角だと怪しげな暗黒星雲や分子雲が広がってそうです。
こういうヘンタイエリアってだーいすき!・笑
話を当日の昼下がりに戻します。
私は赤道儀とM-genの電源はモバイル電源から採っています。
前はSG-1000だったですが、重いし大きいし早々にヘタってしまって買い替えたわけです。
モバイル電源は9ヶ月前に6割ほど残して今日に至ったのですが、今宵に備えて充電しようとしたところ…
なんと、充電器が逝ってしまいました!!
出動を目前にですよ。
充電器は他にも持ってるですが、如何せん根本がUSB-Aで先端がmini(micro?)とBしかなく、Cなど持っていません。
残り6割では心もとないし『どうしよう?』
家の中を漁ると、奥さんのスマホがCでした。
充電器とコード一体型ですが、挿してみたら充電開始。
今度は機材を新しい車に初めて積もうとしたら、思い描いていた積込みができません。
狭いだけならどうにでもなりますが、荷室に変な段差があって荷物の収まりがとても悪いのです。
車種はホンダN-BOXですが、こんな荷室の車は初めてです。
普通はフラットでしょ!
後でネットで調べたら、やはり段差で難儀している人はそれなりにいるようでした。
『最初にそこは押さえておけよ』って声は聞きません!笑
荷室に段差って…これは設計ミスですよ、ホンダの。
と、数々の難関を突破してまるやち湖に到着したというのが前回の記事になっているわけです。
場所取り、設置場所、撮影開始時間などがミスっていたと気が付くのは池を一周した後です。
※前回の使い回し
先着の星景の人が去って、暫くは独占状態でした。
そのうち軽バンが入ってきて、業者的な車だったんで『なんだろう?』と見ていました。
中から人が出てきて、おじさんらしき声で『あれがオリオン座で~』と解説を始めます。
近所のペンションの人でしょうか?
数名が星空に歓声を上げて、程なくして帰って行きました。
他にも数台、入ったり出たりとそこそこの往来がありました。
なかなか人気な場所ですね。
勾玉星雲他多数・笑
EOS X9(HKIR)+HEUIBⅡ
シグマArt50-100の100
f3.2 ISO1600 SS3分x32枚(加算平均合成)
GPD2 M-GEN PSCC2021 Rstaker
撮影日2020年11月21日 21:30頃~
※サムネイルがボヤけて見えるのは、ココログが馬鹿だから・笑
※クリック拡大してもボヤけてるのは、明るさ最小値フィルターをミスり気味で被せたから・笑
先ほども書きましたが、月明りが大分残る時間帯からシャッターを切りました。
試写では、当たり前ですが全体は明るく、私の規定露出設定(基準値)だとヒストグラムはかなり右寄りです。
山のピーク位置は人それぞれでしょうが、私は真ん中付近でヨシ!とするので、明るすぎかな?って思ってました。
なので、よせばいいのにF値をいじって調整してしまいました。
通常はf2.8→今回f3.2へ。
露出の設定と言うのは計算式というかルールがありまして。
値から逸脱するとロクな写真になりませんが、もっとも簡単なのがシャッター速度で調整する方法と思ってます。
今回、どういう訳か複雑なF値で調整してしまって、適正露出になっているのか怪しいです。
実際、月没後の画像データだと山のピークはやや左側(わたくし的には足りないんじゃないの?)でした。
その辺、ちゃんと定期的にチェックすればいいのですがね。
そういう訳で前半のコマを捨て、後半に撮り増しして32枚を使いました。
早く開始して早く帰ろう考えていましたが、延長戦のお陰で早く帰れませんでした・笑
まぁ、そんな撮影方法の話はどーでも良く。
機材的には、
久々に機材セッチングなどした訳ですが、懸案だったオートガイダーの使い方は身体が覚えていて良かったです・笑
特に良かったのは、三脚を使いにくいHAL-130から太カーボンにへ変更した点です。
私はテレスコ工作工房社から調達しましたが、別販社からも似たような物は出ています。
近征地での初運用でしたが、全然不満はありませんでした。
☆こんな感じの三脚、参考記事2つ(自己ブログ)へ↓
三脚の面倒くさっ!を減らしたら…
新しい三脚様式
写真的には、
画像処理で暴走を抑えているからか露出不足だからか、分子雲はほとんど見えませんでした。
右下の暗黒星雲などは私の萌えポイントですが、最初は存在を知らずにセンサー汚れと思ってビビりました。
他人様の作例を見るとB29という、日本人が忌み嫌う番号が振られているようです。
星雲星団、赤青白黒、微光星軍団…と盛り沢山で、正に宝探し的なエリアです。
にしても、久しぶりに天体写真に挑戦できて大満足!!!!!な夜でした。
小さめをおいておこう・笑
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