ペルセウス座流星群まとめ ~空からアレが降ってきたぞ!~
今年のペルセウス座流星群(以下、ペルセ群)は例年になく盛り上がりました(わたくし的には)。
理由は単純で、
帰省が早めに済ませられたこと(後半遊んで暮らせる)
奥さんと休みが合わなかったこと(意外と愛妻家)
悪の元凶である甲子園が無いこと(終日クソ暑い中でゴロゴロしなくていいので無駄な体力を使わない・笑)
なのでいつもは何となくバタつく夏休み中盤が静かに送れています。
気合入りの一方で気になる天気はというと、予報に翻弄された日々を送ります。
お馴染み天気あるある『曇り予報のくせに晴れ』『晴れ予報のくせに曇り』と。
天気予報と月齢と極大日の3つを天秤に掛けて、私は8/11早朝がベストと考えました。
(天秤は3つ掛けれませんが)
前日は、前回の記事の如くに夏休みのオリオン座を撮ってました。
確かこの日も朝は曇り予報でしたが、起きてみればまぁまぁ晴れてました。
『あ゛~、もしかしてこの日が最大のチャンスデー?』と出掛けなかった後悔が湧いてきます。
絶対に出掛けると決めた11日は、windy的にはECMWFもGFSも絶好調を指しています。
気がかりなのは国内系予報は曇りでしたが、前日のこともあったのでスタンバイします。
熱帯夜でしたが仮眠して起きると曇天。
しかし、若干の風で雲が流されていて晴れ間も見えてきました。
これなら撮影地に到着するころは晴れは広がるだろう…と意気込みます。
根拠は、場所は違うも同じ諏訪地域の入笠山と富士見高原の星空ライブカメラは天の川を写していたからです。
「あの晴れがこちらにもやって来るはず」
深夜出発なので、撮影地に後着するとヘッドライトで先着者の邪魔することになります。
おそらく人出も多いだろうから、撮影地への進入の安全と場所の確保は難しいと踏んで超マイナー場所へ向かいます。
そう、近場の裏山です・笑
で、期待して車から降りると衝撃的な現実が待っていましたよ!!
はい、星なんて微塵もありません・笑
実際は雲量8~9割でごく一部の雲間に星は見えていましたが、状況は悪化する一方です。
上の写真から、裏山がこれだと”良い場所”に思われるかもしれませんが、標高1000と低く街にも近くて条件は良くない場所です。
正直を言えば諦めモードもあった訳でして、諦めるならわざわざ山登りしなどせずに近所でお気軽撮影で楽しようかなと。
で、一応はこんな天候でも待機します。
その時の様子はこんな感じです(自己ツイッター)↓
※今までのペルセ群の中で一番力作を3部作でまとめてありますのでどうかタップしてご覧下さい・笑
俺のペルセウス座流星群2020
— ふみふみ (@fumifumi1842) August 11, 2020
(夏をあきらめて、3部作)
①ゴッドファーザー風 pic.twitter.com/limU1klSzu
そして終いには流星どころか雨が降ってきました!
流星雨を見に行ってまさか本物の雨に当るとは!!
私の星撮り人生の中で最大の屈辱を味わいましたよ!!!笑
撤収作業は、8時だョ!全員集合の前半のコント終了から次のアイドル歌唱コーナーへのどんでん返しの如くスピーディーでした。
頭の中は勿論あの曲が流れます。
まだまだ続きます(あしからず)。
で、日付変わってまたまたwindyは絶好調、日系天気予報は曇りの8/12の早朝です。
8/12はペルセ群極大日で昨日よりも月が細いという好条件な日です。
そんな重要な日に限って、連日の猛暑と寝不足で既に近征すらできないボロボロの身体になってしまった私…
2時に起床して外を見たら、雲はあるものの昨日よりは随分とマシな星空が広がっています。
「嘘つき気象庁め!結局は今日がベストだったんじゃん」(´;ω;`)ウゥゥ
弱った身体にムチ打って、ポタ赤をベランダにセットし再び床に臥せました・笑
そしてついにやりましたよ!
EOS X4 トキナー11-16の13 f3.5 ISO1600 30秒x120枚 ポタ赤追尾 PSCC2020
120枚のうち、星空53枚目と地上3枚目をマスクで適当に合成(やや合成ムラあり)
お馴染みの構図ですが、ベランダならどうしてもやりたかったことがあります。
それはオ の看板とのコラボ。
露光30秒なので固定撮影でも良かったんですが、追尾してしまったので合成で作りました。
私の身体とパンツと靴下の80%はこちらでできていると言っても過言ではありません。
新コロナで大変中、私を支えてくれてありがとうー。
日頃の感謝の意を込めて、ペルセウス座流星群とオギノです。
星空的には、左上に北極星、右側にはぎょしゃ座と金星となります。
夏休みのオリオンと流星も考えたですが、月があったのでこの構図としました。
と、こんな感じで半ば狂騒曲的に駆け抜けた2020年のペルセ群なのでした。
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コメント
よく街中で撮りましたね。しかもこんなに明るく立派な流星を写すとはさすがです。oginoは私もよく使います。私のビールのおつまみのナッツは90%がオギノで出来ていると言っても過言ではありません(笑)。Beisiaはオギノより安いのがありますが、普段オギノより安いTSURUYAではナッツが高めなのが気になります。
12日は雲量50%のもと、極大と言われた22時前後の30分で1個見ただけでしたが、昨晩は快晴で夏の天の川が濃く、南斗六星に飛び込んだ明るいのをはじめ数個のペルセ群を見ることができました。夏の風物詩、たのしめてよかった。
投稿: 北杜の犬 | 2020年8月14日 (金) 10:50
>北杜の犬さん
光害もそうですが透明感が重要ですね。
透明感は運しかないですが、たまたま空がクリアになりました。
スーパーが隣過ぎて、今や私の生命維持装置がオギノなのかもしれません・笑
投稿: ふみふみ | 2020年8月14日 (金) 16:13