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2020年1月の記事

2020年1月25日 (土)

かもめが翔んだ日と言ってみた ~かもめ星雲、砂漠に埋もれる~

かもめ星雲を撮ってブログに掲載する人は一度は言った(書いた)ことあるのではないでしょうか?
かもめが翔んだ日

ただし、それを言う人はおじさんですね・笑
私もその一人に片足を突っこんでる年代でして、折角なので言ってみました。
かもめが翔んだ日を知らない、ヤングな天文民はネットで探して下さい。
youtubeなどでいくらでも出てきますから。

いろいろな方のブログを見て回っていると『このエリアの微光星の多さには閉口した』という記述が見られます。
私は初めて本格的(?)に撮りましたが、噂に違わず撮って出し画像を見てびっくりしました。
ここ、背景なんて無いんじゃない?


かもめ星雲(IC2177)とかいろいろ
かもめ星雲
EOS X9(HKIR+HEUIBⅡ)   シグマArt50-100の81(81ってなんのこっちゃ!)   f3.2   iso1600 2分50秒x30枚(加算平均)
GPD2   M-GEN   PSCC2019   Rstacker   StarNet++   撮影日2019年12月30日

当日はエリダヌスバブルを撮った後でした。
経験上、エリダヌスバブル周辺は撮っただけでは星雲等がモニターに写らないんです。
「これ、写ってるの?カメラ壊れてるんじゃ?」と不安になります。
かもめ星雲はそれ自体は明るいので、撮っただけでもモニター上で存在は確認できます。
赤いものが「写ってて良かった!」と、安堵したわけです・笑

安心も束の間。
「さぁ、宇宙に飛び立てカモメさん!」と意気揚々と画像処理を始めると…
大量の砂粒のような微光星がびっしり。
「こりゃ、砂漠に埋もれたカモメだな…」
かもめ本体(?)の外側(上下)に淡い第2の翼(?)があるのが見えるでしょうか?
この翼はそこそこ淡いので、特製オリジナルマスク(別名インチキマスク)を当てて少し炙りました。
羽を炙るって手羽先かっ!

星図と照らし合わせると、そこに星団が散りばめられているのが分かります。
この画角だといろいろ写って楽しいエリアですね。

右下の青白カブリは、かもめが翔んだ日の歌詞に合わせてハーバーライトを入れてみました(嘘)笑
全点一明るい恒星(除く太陽、見た目)がそこに存在している証しとして、敢えて過補正はしませんでした。
どうせなら入れた方が良かったかな??

撮影風景(既出)
20191228_  
8分ぐらいの露光なのですが、星景用カメラでやったためbleutoothシャッターを使ってます。
これを使う場合、シャッターを閉じ忘れると無制限一本勝負となり兼ねません。
長時間露光をする場合はスイッチの切り忘れが無いように、そこそこ気を使います。


折角なので小さめも置いておこう・笑
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2020年1月18日 (土)

女神の生まれ故郷 ~犬と人、お互いびびる~

縄文イルミネーションを撮った後に、“仮面の女神”の生まれ故郷へ移動します。
故郷とは、正にこの場所から出土した場所という意味で公園として整備されています。
出土の様子がレプリカを使って再現されています(再現の小屋は冬期閉鎖中)。

移動しながらの撮影…
と言うと『やる気になってるなぁ』と思われるかもしれません。
実は徒歩10分ぐらいと、安近短で撮影をしています・笑

以前にロケハンもしていて公園の様子は想像できました。
住宅地と生活道路に囲まれ、直ぐ隣には民家と道路の外灯。
外灯は白色系LEDの光が真横から差し込んでくる感じで、強い光がレンズに入らないようにする工夫が必要でした。
縄文のビーナス
最初のショット(と言いながら、これはほぼラストショット)を見て唖然…
灯りがきつくてコントラスト差が付き過ぎ(これでも抑えたつもり)。


大きな柱は御柱(だと思う)のレプリカです。
大きな木や石の柱を立てるのは古代人もやっていたというのは聞く話です。
諏訪地方の縄文は”御柱と関係があるかも説”があり、そんなのをイメージした公園となっていると思います。
仮面の女神
EOS X4   トキナー11-16の11   f3.5   iso400  3分秒x20枚(比較明合成)
PSCC2019   撮影日2020年1月2日

土偶が出たということは、ここが埋葬地か生活の場所だったのか?
いずれにしても、ここで約5000年前の人が“何か”をしていたということで興味が湧いてくるところです。
自分達(縄文人達)埋めた物が掘り起こされ、現代で意外にもてはやされている。
ピンク電飾のハートの中(前々回の記事)に収まるとは、夢にも思ってなかったことでしょう…かな?笑

仮面の女神とは?→茅野市尖石縄文考古館へリンク

外灯光を防ぐために、大小で数本立っている柱の陰に機材を設置。
御柱っぽく背の高い四本の柱はちゃんと表現したく、なお且つ北極星を中心に配置するのが良いと考えていました。
しかし機材の設置場所が限定されたため、その願いはかないませんでした。
光害は承知の上でしたが、空の状態はそんなに悪いとも思いません。
が、生活圏ということで隣接または周辺の民家が近くてちょっと落ち着きません。

_2_20200117204701
何枚か撮っているうちに、足を滑らせて“ズズーっ”(コンクリと足裏の砂利交じりの摩擦音)と音をさせました。
途端に“わんわん!わんわんわん!正月早々誰だわん!わんわんわんわぉーん!”と近所中に響き渡ったのでした。
「びびりな犬め!」
と思いながら、『通報されたらどうしよう…』と私もびびりながら撮っていた頃の写真です。
この後に雲が広がったのを契機に、そーっと撤収した次第です。

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2020年1月12日 (日)

半影月食 ~とは無縁で乗鞍岳に満月沈む~

1/11の早朝は半影月食!
とは無縁で、満月(没)と風景の塩梅が良かったので撮っておきました・笑

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既に朝7時で周囲はもう少し明るいですが、暗めにした方が月と雪山が目立つのでそうしました。
雪山は穂高連峰の南(左)側で何山?とずっと思ってました。
方向的には乗鞍岳。
故郷(松本)で見慣れた3つのギザギザじゃないので、存在は分かっていても今までは乗鞍と公言できませんでした・笑
ツイッターで聞いたところ、やはり乗鞍岳との回答をいただきました。
ここから乗鞍岳に月が沈むシーンが見れるなんて、ちょっと得した気分・笑


月の前に月光を利用して八ヶ岳を撮ってみました。
__2_20200112165201
薄明頃ですが、アンタレスやベガも天高くはくちょう座やケフェウス座も昇っている様子です。
写真にはへびつかい座辺りかなぁ?
夏の星撮りのことをそろそろ考えておかなければ・笑

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2020年1月11日 (土)

妖艶な光を放つ熟女たちを激写!

9連チャンの星撮りを目標に挑んだ正月休み。
5日目時点で1回だけになってます・笑
ここは正月で鈍になった心身を鍛えるために何かを撮りに出掛けましょう。

我が街で出土した国宝土偶(正確には埋まっていたところに市が出来ただけ)。
縄文のビーナス仮面の女神

21世紀の世界では、観光ポスターやらバッチ果ては最中や羊羹などに姿を変えて市内あちこちで活躍しています。
冬季限定で某公園にも出没しているとの情報をキャッチ!(前から知ってましたが・笑)

ん~、なかなか明るいイルミネーションだ…
__3_2
空に露出を合わせたら、なにやら幽霊のようなものが出てきましたよ。

露出をイルミに合わせると星は写らず、星に合わせるとイルミは飽和する。
撮影方法はいろいろ考えられますが、単純な比較明合成をしてみましょう。
面倒臭がりな私はコマ数を減らそうとして、少し長めのシャッター速度にしました。
それが裏目に…

星色が全部白いんですが…
__3_1
EOS X4   トキナー11-16の11   f5.6   ISO200
地上 1~3秒x3枚(HDR合成)&星空 5秒x360枚(約30分、比較明合成)
PSCC2019   マスクなど使って地上と星空を適当に合成   撮影日2020年1月2日

過露出でフレアが…
抑えようとこねくり回してもどうにもならず、最後の結論は『だったら空を強調させない』笑
光跡が短く、空が暗く、フレアのオマケで、なんとも映えないものになってしまいました。
後で都市星景の本を見直してみましたが、だいたい同じ設定なのになぁ…
(別の方法でリベンジ誓う)

テクニックはさておいて。
ピンク色のハートと二体の縄文女神の組み合わせが妙に色っぽいと思いませんか?
妖艶な光を放つ熟女達の推定年齢4000~5000歳。
肌の色艶も良いですね・笑


ところで、星や周辺風景のバランスを考えて上のような構図(絵)にしました。
でも本当はこちら(下の写真)が正解というか、ここでの鑑賞の仕方と思います。
撮影に来る人がそこそこ居て、このメジャースポットを占有する勇気がなかったです。
__3_3
星景用のカメラを使用してるのでHKIR&LEE#1が入ってます。
左が縄文のビーナス、右が仮面の女神なのです。


__3_4
全体はこじんまりとした作品ですが『ハートと土偶だけ見て!』って感じの主張が強いと思いました。
我が街にはこんな派手な縄文時代もあるよ、っていうのを撮ってみたのでした。

ちなみに、我が街縄文コレクション(?)の過去記事数点はこちら。
なんか懐かしいな…
縄文の星空
縄文の息吹
縄文の女神たち(モノホン)

この後に、仮面の女神の生まれ故郷に行ってみようと思います。

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2020年1月 5日 (日)

“し”へ繋がるヘアピンカーブを疾走と駆け抜けてみた ~例のアレ~

どういう訳か、私、年末になると“し”の恐怖に憑りつかれましてね。
2018年も2019年も、ほぼ同じ日に撮ってしまいました。
諏訪大社にお祓いに行った方がいいでしょうか?笑
(懲り懲りしてるので止せばいいのにねぇ)

苦節364日。
あと一日出不精をすると、天体写真年間撮ってない歴1年となる直前の12/29に出掛けることができました。
そんな様子は前々回の記事で紹介したわけですが、撮影した物体がとんだ曲者でして。
9連荘の星撮りを目標とした私の冬休みでしたが、約7日間(断続的に)は星に目もくれずにPCにへばり付いてました。
こんなはずじゃなかったのですが…

年に1回しか晴れない八ヶ岳の西麓ですが、奇跡の晴れが広がりましたよ!
ヘアピンカーブが連続する山道をスローインファーストアウトで疾走と駆け上がります。
カーブと言うのは先が見えないので安全運転を心掛けたいですね。
撮影地はお馴染みの秘密の場所なので、南天は狭くて撮影時間の制約が出てしまいます。
焦っているとはいえども、タイヤをキュルキュルさせながら運転してはいけません。

エリダヌス座スーパーバブル
風景はイマイチなところで、星景をやっても今一つ盛り上がりません。
まぁまぁな撮影地ですが、星野写真をするにはひらけた場所で心にゆとりを持って臨みたいですね。


良いというものではないですが、多分これ以上どうにもならないのでここで終了。
エリダヌススーパーバブル星雲
エリダヌス座スーパーバブル
EOS X9(HKIR)+HEUIBⅡ シグマ50-100の50   f2.8   iso1600   3分x32枚(加算平均合成)
GPD2赤道儀   M-GEN   PSCC2019   Rstacker   撮影日2019年12月28~29日

昨年はリザルトと言いながら、迷走状態で記事を何回か記事をアップしました。
昨年挑戦した、”し”の恐怖 はこれ!・泣

今回も迷走、やればやるほど“し”の恐怖が私を襲うのでした。
ただし今回はこれ以上突っ込みません!( ー`дー´)キリッ
(実は燃え尽き症候群になってしまった)

私は“し”はもう少し赤く輝く方が好きなのですが、どういう訳か魂が抜かれた色合いになってしまいました。
怪しげなマスクを作り過ぎて何が何だかサッパリ分からくなってしまって、私の力量では修復不能・笑。
飛行機や人工衛星の消し方が分からず無念です。(多分、海外逃亡した人のアレだと思う・笑)
こういう怪しげな天体が好きで、昨年は諦めた”し”の形が出来て良かったです。
”し”を出すことが目標かっ!


さて、今回迷走したのはS字のトーンカーブでなかなか炙り出せられなかったところです。
もはやSではない、金属のS字フックがびよ~んと伸び切ったようなカーブを描いても、うんともすんとも無反応。
『おいおい、エリダヌスバブルさんよ、お前やる気あるんか!!』

そこで、S字カーブがダメならヘアピンカーブだ!と攻めてみました。
というのが、前半の件(くだり)からの繋がりなのです・笑
5_2
カーブは写真だろうが道路だろうが、安全に操作しないと事故りますので皆さまご安全に。
今回は”し”のヘアピンカーブをくぐり抜けて辿り着いた次第です。
なお、いかにも熟慮したという書き方をしました。
実はたまたまこうなったカーブが良い塩梅で下地になったというセコイ話なのでした・笑


20191228__6
”し”に向かって爆走中の機材。


5__20200104152501
折角なので小さめを置いておこう・笑

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2020年1月 3日 (金)

元旦我が街ぶらり旅 ~もぐもぐタイムで始まる2020年編~

2020年がついに始まりました!
目標9連荘の星撮り活動ですが、今のところ順調に1日だけやりました!笑

私の辞書に大晦日と元旦の星撮りという文字はない

連日出掛けている人もいるようで羨ましい限りです。
私は生の星空は一日しか見てませんが、連日連夜朝昼晩に貴重な日に撮った天体写真(星野)をPC画面上で見てます。
つまり画像処理で悶絶している新年となっている次第です。

我が家で元旦の行事と言えば、鈍らになった身体に気合を入れるための長めウォーキングをしています。
ただし、ウォーキングから帰宅後はお節とお屠蘇で鈍らに戻るのですが・笑
題して『元旦我が街ぶらり旅』

今年も天候に恵まれたので、いつものコースに出掛けてみました。
恒例行事を始めたころは曇天や雪模様で寒かったと記憶してますが、ここ2~3年は雪がない穏やかな年始となってます。
ありがたいことですが、この先の気象はどうなってしまうのか?
気象変動は、我々天文民の暮らしにも直結するので気になるところですね。

恒例となってますので、街並みなどもほぼ例年通で改めて何か発見したものは…
ありましたよ!

ではダイジェスト版にて(詳細はツイッター版で)。
茅野市
茅野市は縄文文化の中心地(自称)で、いたるところで縄文が盛り上がってます(マジ?)。
駅前縄文公園も”縄の文ビーナス”と”仮面の女神”のレプリカオブジェがあります。
これらの像は、正月は(正月なのに)サンタクロースとコラボしてます!・笑
元旦の朝に見るには衝撃的すぎる、たまらないカオスな風景です。


御柱木落し坂の初日の出
木落し坂
諏訪大社上社の御柱木落し坂は、ひっそりとその時を待っています。
これが申寅の年には大変なことになります。

そして御柱街道をテクテクと登って行くとNAO ice OVAL(スケートセンター)へ辿り着きます。
目的は40年振りにスケート靴を履く、ことではありません。
スケート場を含む運動公園は、リスマニアの聖地でもあります。
リスマニアという世界があるか分かりませんが、ここへ行くと望遠レンズを装着したカメラマンがうろうろしてます。
この日も1名の巨砲レンズおじさんがいました(リスか野鳥かは不明)。

ぶらり旅の途中の私は現場で長居するわけにはいきません(寒いし)。
そうすると偶然の出会いに期待するわけですが、10年目にして目の前をリスが横切りました!

さっそくカメラを構えますが持ってるのはコンデジ。
光学望遠だと米粒ぐらいにしか写りませんので、無理を承知でデジタル最大望遠&トリミングで挑みます。

リス
こちらは隠した餌を掘り起こしているところだと思います。
この後に手前の木に登って”もぐもぐタイム”が始まりました・笑


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数枚撮りますが、逆光と茶色な風景に茶色の毛並みが映えず、案外につまらないので撤収。
と歩き出したところで、今度は別の木に登るリスを発見!


_5_20200102151101
モミの木の上でもぐもぐタイム。
光学ズームが使える距離に間合いを詰めようと、そろりと接近を試みました。
が、接近しすぎてリス樹上へ逃走。


_6_20200102151501
リスに優しい街・笑
民家に入り込んでいるとか聞いたことないので、人間界とうまく共存できているようですね。



_7_20200102151701
アルクマのコインケースに大金をありったけ詰め込んで近所の神社へ初詣して終わり。

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