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2019年2月 9日 (土)

満月(期)の底力 ~現実対虚構の狭間で~

以前に、我が街並みと八ヶ岳とオリオン座を撮りたくて記事にしてみました。
月光を使ったけどイマイチに。

それを受けて、地上と星空の別撮り&時間差合成でどうにかしてみたという結果。
12281
コンセプト自体はかなり良いんですが、写真としてはイマイチ。
不満なところは『なんか違う』点(笑
どうしてこのように不自然になるのか?考えてみます。

輝度が異なる写真を無理やり合体(HDR合成ではない)させても、どこかに違和感が出るのは自然な成り行き。
1枚の中に露光(露出)が複数存在するのはあり得ない。

そんなこと書くと、星系の写真家からはディスられそうです。
境目がどうこうというレタッチの話でもありません。
比較明合成さえ否定される世の中(笑)ですが、その話でもありません。
そもそもデジタル画像なのだから合成だって表現の一つ。
否定もすれば肯定もする、この曖昧さ・笑

で、ありふれた一枚を作るには月光パワーは侮れないような気がしまして。
月夜に通常の方法(比較明だけを前提に多枚数撮る)で再挑戦してみました。
上とは撮影時間が異なるので、光害の状況がだいぶ違います。

最初否定してしまった普通の比較明合成ですが、こっちの方がやっぱ良い。
0119__
地上部は大人の事情で比較暗合成にしてますので、これも手が加えられていると言えばそうなります。
同時間帯連続写真の明暗の合成なのだから許容範囲かな。

さて、いろいろ試して思ったことがありました。
この写真は空が比較明で山から下が比較暗です。
空や街並みはそれでいいのですが、山は果たしてこれで良いのでしょうか?
よ~く見ると、山に立体感(明暗差、影)が無い。

今回は比較暗なので、暗いところが選択されている(比較明はその逆)。
本来、月の移動と共に影は移動するものですが、影が比較暗で均一化されてしまって明暗差が無くなる。
その結果、のっぺりしてしまう。
そんな仕組みを想像してみました。
だとしたら、暗よりも明の方が明るめに写る分だけイイ感じになるだろうし、実は山は合成させない方が良い。
空は比較明、山は非合成、街は比較暗の合成写真。
ここまで行くと虚構ですなぁ~。

ぐるぐると言うか、星の日周運動の写真。
今時これを頑張る人は希少人種と思います。
私は自転のダイナミックな躍動感を想像できるので好きなんですね。
日周運動に地球の自転を星空に投影。
しかし地球は止まって写る。
1枚で2つの地球の姿(動き)が見られるなんて、なんてお得なんでしょう!(笑

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