変態は変態を知る 実は単なるアホだったという話
変態レンズ(らしい)に手を出してしまいましたぁ!
今日はそんな話なのです。
ちょっと嬉しかったりするので、ちょっと長文です(笑
EF135F2L。
古いながら天体用にも良いレンズだと思います。
最近はこの焦点はアポゾナーやシグマにシフト化が顕著ですね。
自分も「だよなぁ~」なんて考えていたんです。
そしていつだったかの天文リフレクションズ。
オールドレンズで撮った天の川が掲載(紹介)されていたのをマジマジ見てしまいました。
記事の中で、8枚絞り(6枚だったかな)の光条の味わい深さに言及されていたのを読みました。
これで、まだまだEF135F2Lを使い続けることへの勇気を持つことができました。
味のある光条と上手い写真は別物なのですが、とりあえずキープ。
星景に使っているトキナーの広角レンズ(11-20と11-16)。
これは自分の星景スタイルには合っています。
描写性は件(くだん)の銘レンズに劣るように思います。
が、前玉が飛び出たバカ重いレンズを担いで野山に行くのは愚の骨頂。
星景は機動力重視(あくまでも私の場合)なので、これも使い続けたい。
いろいろ能書き垂れてますが、だから何なんだ!?と言うところです。
手を出したのは?
50-100mm F1.8 DC HSM | Art
これのどこが変態なのでしょう?
最大の変態度は、APS-C用という点だと思います。
なんでわざわざ?と言う感じがしないわけではないです。
フルサイズをカバーできれば、もっと市場キャパはあると思います。
シグマの技術の限界とか開発コンセプトは無視な話。
ヘンな焦点域。
50から始まるズームレンズって今では珍しいように思います(昔は知りません)。
他(他社含む)のズームとの組み合わせの相性も悪そうです。
50からって何!?
撮る物を選ぶって感じですね。
よくAPS-C用の18-35と組み合わせて『広角から望遠まで揃った』というレビューを見ます。
間の36-49は無くても良いけど、自分としてはここは痒いところに手が届くような域と思うのです。
バカ重い。
EF135F2Lの2倍、他のArtレンズの1.3倍。手振れ補正無しの望遠レンズ。
手持ち撮影も可能ですが、使い方・使い道の範囲は狭いような。
手持ちで撮る人は筋トレを兼ねます。
私がこれを選択した最大の理由は、ズバリ自分が変態だからです。
星景用としては50は無理がある。
星野用しては、135をキープしつつ100を保有はちょっと微妙…
もう少し広めもやってみたかったってのもあります。
しかし今さら50と85の単焦点を買う余力はなし。
なので安易にズームレンズという訳なのです。
こんなレンズを買ってしまうと、将来のフルサイズ機への拡張の可能性も奪ってしまいますね。
天体写真にズームレンズで良いの?
考えようによっては、いろんな画角がこれ一本で楽しめます。
デメリットっぽいところも併せて、そういう変態チックなところが惚れました。
では早速、開梱の儀(既に済ませているので、ネタ用のヤラセ写真)
ランチジャーから登場! ご飯が出てこなくて良かったぁ~。
ちなみに新品ではないので外装箱はありません。
最近コンデジ漬けになってますが、あの日にこれも調達した次第です。
波動エンジンの儀
どう見ても波動エンジンに見えてしまいます。
イスカンダル星からやってきた…
とりあえず合体の儀
これでは重心がレンズ寄りです。
赤緯側のバランスが全くダメです。
前のめりで恐ろしくて使えません。
なのであらかじめ付いている三脚座にプレートを装着(済)。
ちゃんと合体した儀
プレートをかませて合体。
カメラの向こう側にはM-GENがくっ付いています。
なので今度は重心がやや後寄り(カメラ寄り)です。
あとで微調整しておきます。
そして三脚座のお陰で、カメラが360°回転できます。
90°間隔で、カチッ!とクリック感で停止できます。
星空は横構図で撮りたいので、カメラは縦での運用となります。
レボルビング装置要らずで優しい(笑。
後ろから見る儀
ピントやズームのリングも軽過ぎない感じです。
全て鏡筒の中で動くので、レンズが出たり引っ込んだりしません。
レンズを上に向けるような時は、ズームが動かない様な工夫が必要かもしれません(もっとも動きそうもないですが)。
肝心の光学系のレビューは…
私にそんな難しいことはできません。
K-ASTEC社のブログに載ってるのでそちらを見てください。
また、一番肝心の撮った写真がありません。
購入以降に、撮影不能な空だったということもあります。
が、EF135F2がお気に入りなので、もうしばらくはこちらに厄介になるかもです。
買った当人が言うのもアレですが、現時点では宝の持ち腐れです。
行為としては、変態を通り越してただのアホなのでしたぁ~。
| 固定リンク
「星野写真」カテゴリの記事
- 曲がった性格なので勾玉星雲を撮ってみた(2020.11.28)
- 重力の井戸の底でアトラス彗星を狙ってみる(2020.11.10)
- 写真撮るより水分摂る方が大切な天体観望(2020.08.17)
- ネオワイズ彗星(C/2020 F3)が! ~写っただけな話~(2020.07.20)
- 部分日食2020 わたくし的に緊急直前情報?(手抜き)(2020.06.21)
コメント
ふみふみさんおはようございます。
またまたポチリですか、はまり出したら切がありませんね、欲しいレンズ沢山ありますが私の場合は、レンズではなく使い方だと思います。うまく撮れないとレンズの所為にしてまた他のレンズに手を出します。
投稿: 夕焼け熊五郎 | 2017年9月 2日 (土) 07:12
>夕焼け熊五郎さんへ
ええ、お腹空いてるので(笑
でも、腹八分目。ここで打ち止めですね。
あとは使い倒すだけですが、それがなかなか難しい。
困ったものですなぁ。
投稿: ふみふみ | 2017年9月 2日 (土) 07:34
こんにちは。
とっても素敵なランチジャー(笑)
Artですか。いいですね~。
赤道儀の載せた絵もめちゃカッコエエです。
あとは晴れるだけですね。
関西は「満月期になって晴れたきた」の、天文あるある状態です(泣)
投稿: おりおん | 2017年9月 2日 (土) 10:49
なかなか大きなレンズですね。
レボルビング装置要らずってのはいいですね。
シッカリした三脚座は大変便利。
写りというのか歪みがどうなのか気になるところですが、ふみふみさんがこれを選択したってことは十分いけてるってことなんでしょ?
自分は安価なズームレンズしか知らないので、単焦点レンズのスッキリした写りにどうしても惹かれますが(ジャンクレンズばかりですけど(^^;)、明るいズームレンズでスッキリした写りになるのなら絶対そちらの方がいいです。
使い倒されるのを楽しみにしております。
投稿: カメラde遊ing | 2017年9月 2日 (土) 11:05
>おりおんさんへ
こちらも新月だろうと満月だろうと、
なぜか曇ってるという、信州天文あるある状態です(泣
アート買ったら、あっーという間に秋ですよ。
晴れればおうし座辺りを狙ってみたいのですが、きっとこの先ずっと晴れないだろうな…
投稿: ふみふみ | 2017年9月 2日 (土) 13:19
>カメラde遊ingさんへ
三脚座に惚れました!
性能はどうなんでしょうね?
ズームならではの歪はありそうですが、まぁそれを気にしていたら何も進みません(笑
趣味で撮影を楽しみたいので、技術的なこと言ってもしょうがないですよね。
使い倒し…それが最大の問題かもしれません。
投稿: ふみふみ | 2017年9月 2日 (土) 13:23