2023年11月26日 (日)

月と木星が大接近&ゴー!オリオン2023

11/25は月と木星が見掛け上で接近するとの情報を得たので撮ってみました。
しかしそのお陰で、天リフさんのライブ配信の最初を見逃すという痛恨のミス・笑
今回はガリレオ衛星と月は共存できるのか?
という課題に取り組みます(と言うほど大げさではない)。

そんな感じの作例をたまに見ますが、ちょっと憧れてたです。
なので一度はやってみたかったって話です。

いつもは前置きの尺を異様に長くしてますが、速報的意味合いも込めててのっけからどーん!笑

月とガリレオ衛星の大接近!(あれ?木星じゃなかった?)
2_20231126145401
2023年11月25日 19:30頃撮影

…ええ、合成写真です。
でも、月とガリレオ衛星は共存できました!笑
望遠鏡で同一視野に入れたら、こんな感じで見ることはできるでしょうか?
そんなのをイメージってことで。

最近、いろいろあってなかなか遠征(近征)が出来ません。
なので天体望遠鏡による木星眼視に目覚め、ほど良い視野倍率のアイピースも購入したくらい木星好きになってます。
まぁそのうち飽きると思いますが…

なのでベランダで出来る天体系写真活動をやりつつ、いざ遠征した際に『あ!機材操作忘れたって!』ならないように練習してます。
しかしフォトショップの画像処理は殆ど忘れてます。
マスクの作り方とか、本当に忘れてました・笑

今回は木星ショットと月ショットを撮って、インチキマスクを使って比較暗合成をしました。
内訳は以下の通り。

月ショット
20231125_4


木星ショット(月がピンク色なのは星野用の機材で撮ったからだと思います)

20231125_5
上記2枚を比較暗合成して見栄え良くなるようにトリミング、という内容です。


ちなみに月ショット(木星に対して露出不足)を超拡大したら、なんと木星の模様が写ってるような??
20231125_6
APS-Cデジカメに200㎜焦点レンズです。
おもしれ~~~!!


さて、当日は月明かりもほど良く八ヶ岳に若干の冠雪があるので恒例の?『ゴー!オリオン』に挑戦してみました。
何かと言うと、ちょうど家からだと八ヶ岳からオリオン座が昇ってのが見えるので、それが楽しくて自己課題として毎年恒例でやってます。
天文民も星景民も、みんな大好きなオリオン座が昇ってくるシーンを『ゴー!オリオン』と表しています。

条件は
①月明かりで八ヶ岳が見える(写る)こと
②八ヶ岳に雪があること
③晴れていること

そうなると実は12月しか撮影チャンスはないのです(多分)。
例えば条件①は上弦~満月~下弦の月が必要ですし、条件②は12月じゃないと十分に冠雪しない
そして年を超えると”オリオン座の出”の時間帯が早くなり日の入りも遅くなるので、まだ空が明るくて撮影不可能※
※11月のオリオン座の出は20時ごろ、年末は18時ごろ、年明けだと17時台(多分)

①②③を満たす条件はそうなかなか巡ってきません。
今年はここで雪と月明かりと快晴というチャンスがあったのでレンズを向けてみました。

ゴー!オリオン2023
3_20231126151701
EOS kissX4  シグマの古いズームレンズの焦点30㎜ f8.0 ISO100  SS60秒×30枚比較明合成 フォトショップでレタッチ

この手の写真を、最近は低感度長秒に凝っていたので、それと同じでISO値を100にしてみました。
そしたら星が余り写り込んでおらず、地上の街灯りに比べてちょっと淋しいです・笑
また、ちょうど山頂付近に雲が通過(序盤と終盤では雲は無かった)して、雪が余り見えてません・笑
画角はもう少し狭い方が良さそうでした。
ま、今年も無事できたので、これはこれで満足しておきましょう!!

今年の写真がちょっと地味めだったので、過去写真を発掘してみました。
2017年がデビューだったみたいです。
画像処理の不安定さは天下一ですが、自己課題としてちゃんと継続してるんだぞっ!ってアピールです・笑
機材は同一、設定や処理はバラバラです。

2017年(冠雪具合が良いですね)
20172

2018年
2018_7

2021年(2020年は撮影せず)
2021__2

2022年(病気療養のため実際の撮影は2023年1月4日、星雲の赤はお絵描きで雰囲気作り)
2022__2

今回は写真多くてすみません。
それと『ゴー!オリオン』というタイトル、なんかダサめでいいでしょ!笑
あ、ちなみにゴー!オリオンを撮り終えて撤収してる最中に天リフさんの配信が終わっていたという痛恨のミス!

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2023年11月19日 (日)

退院!~何もかも皆懐かしい…~(2022年12月27日入院7日目 手術6日目)

つ、ついにこの日がやってきました!
退院です!!



なんて素敵な言葉なんだ!
ということで、当時の手記から若干の脚色を加えてお送りしましょう!
今回はその手記を画像として載せます↓
20231112
と、手記はここまでです。
この前後が慌ただしく、手書きしている暇はありません。
なので、当日の事を記憶をもとにPCに日記していますので、その辺を踏まえてお送りします。


ついに退院だ!
起床、バイタルチェック、朝食などの行事をこなしてから、早速帰り支度を始める。
因みに最後の食事となる朝食のパン。
お尻の形をしていて、バターが溶け出している(向こう側)。
20231112_1
まるで痔瘻で膿が出たみたいではないか!笑(※本当は撮影禁止なんですがパンを撮っただけですし)
因みに手前のお尻の穴は自分が作りました。

ワクワクし過ぎて、いつ呼ばれても直ぐ帰れるように準備万端だ。
もちろん最後の診察はあるので、着衣は入院着のままだが着替えれば5分で退院できるぞ!
などと喜び勇んでいたら、
『まだ先生から退院の許可は出てませんから、退院できないもかよ~』と看護師の意地悪なお言葉・笑
実は昨日の菓子パンの影響か、排便の質が悪く久しぶりに鮮血が出て少々ビビっている。
最悪な状況は想定しないでおこう!

程なくして最後の診察。
これで入院先の主治医に診てもらうのも最後、と考えるとちょっと淋しいな…笑
経過良好、排便の少々の出血も問題なし。
よって、今日退院しましょう!
『明日は下諏訪(しもすわ肛門胃腸内科クリニック)の方へ行ってくださいね~』
わっ、明日は下諏訪へ通院か!結構忙しいな…

退院手続きに1時間ほど掛かるから部屋で待機するように言われる。
既にパッキングもできているので、外出着に着替えて待つ。
入院した当初は古めの病棟や部屋に唖然としたが、部屋を見回すと住めば都と、しみじみ。
入院か…何もかも、皆、懐かしい…

待機時間はやることもなく…
立つ鳥跡を濁さず。
拭き掃除やら布団やらを整頓する。
こんなのは係員がやるんだろうけど、来た時以上に綺麗にするのが人道。
せっせと掃除を始める。
薬剤師がやって来て、処方のロキソニンとレパミドが支給、説明を受ける。

やがて看護師に呼ばれる。
ここで手首のタグを切ってもらう。
今どきアナログなタグってのもなかなか風流でしょ。
さぁ、これで軟禁生活から解放です!
やった―――
20231119

退院と言えば、医療スタッフ全員でナースステーション前で送別会でもあるのか?とドラマの世界を想像していた。
が、ステーション横を素通りし、入院と外来の病棟の境目で『受付で会計して下さいね~』と、あっけないお別れではないか!
入院当日の担当で手術直後の担当だった、ちょっとおっかなそうなベテラン看護師に挨拶したかったな・笑
(=一番厄介を掛けた人)

会計は限度額認定を提出してあるものの、想定内に収まっているかドキドキ。
想定内なので医療保険が給付されれば黒字だ・笑
無事支払いが完了して玄関へ。
靴に履き替える、手指消毒する、ついに外出!

車、1週間放置だけどエンジンかかるかなぁ~と、一抹の不安も一発起動。
暖気運転しつつ荷物を積み込んで、病院の駐車場から建屋を眺める。
心の中で
ありがとうございました!
お世話になりました!!
もう来ません!!!

と最後の挨拶をして…

いざ、参る!

ええ、車で1分ぐらいの近くのファミマへ…笑
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缶コーヒーとお昼ご飯のおにぎりとサンドウィッチを購入。
いきなりファミチキと焼きそばパンとチョコドーナツを喰って胃が受け付けないとまずいので我慢。
一週間振りの喫煙たーいむ!笑

ん~、

久しぶりに寒風の中に放り出されたので、体感はかなり寒い。
周囲を見れば、遠くに美ヶ原の電波塔が見える。
いい天気だけどさみーー。
タバコを済ませて車に避難。
当然、頭がクラクラ。
クラクラが治まったところで、今度こそ本当に、いざ、参る!

先ずは長和町の道の駅マルメロの里ながとを目指す。
菜の花館でお土産の会計していると、レジ横に長門牧場のソフトクリームの文字が。
思わす『ソフトクリームください!』笑
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イートインコーナーでソフトクリームタイム。
知ってはいたけどこのソフトはかなり美味い
『冷たい乳製品喰ってしまったが、帰宅まで俺の腹大丈夫か??』

退院して30分後。
肛門がまだ痛かったり不調な中で頑張って買ったお土産品は以下の通り!笑
左から辛味大根、渓流、千曲錦、マルメロジャム、上高地みその鍋味噌、くるみのお菓子他、
禰豆子のキーホルダー、霧山韃靼そばの実、隠れているけど霧山韃靼そば乾麺、道の駅のパンフレット
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次に公衆トイレでのガーゼ交換。
人生初めてとなる、外出先での交換の練習をする。
今後は不慣れな場所での交換も必要になるから、ちょうどいい機会だ。

では、標高1400mの大門峠を越えていよいよ我が家へ向かって出発!(道路凍ってないよな…)
幸いに日中は気温が上がって、凍結路面ではなく融解路面。
前を行く車から容赦なく塩カル混じりの飛沫が降り注ぐ。
泥はねガードしてないのか?
くっそっめ!

大門峠を通過して白樺湖で一時休憩。
さすが標高1400地点、車山ブルー!
こんな雪道を行かなければならないなんて、退院も一苦労です・笑
というものの、星撮りするときはいつもこんな道ばかりだけど…
(本当は左の黒い部分が道路、こちらは路肩の空きスペース)
20231119_3
上司に『予定通り退院したから、予定通り有休取って、予定通りに出社する予定だ』と電話する。
高原地帯の空気が心地良く、快晴の青空と雪景色が眩しい。
ああ、健康って素敵
さぁ、この坂道を下れば我が家だ!
『あれ?何だか脛(すね)の筋肉がの調子が悪いぞ(つりそう)…』

快調に山を下り、里を行き、街中に突入する。
渋滞が始まる交差点辺りから右足の脛筋がつり始める。
あとちょっとで到着というところで、細かなアクセル&ブレーキ操作が危うくなってくる。
つりそうと言うよりも、既に周期的に痙攣が来てペダル操作はもう無理!笑
あと500m、200m、100m…もうブレーキ踏めないのに、なんでここでノロノロ渋滞になるんだ!?
命からがら我が家へ到着する・笑

帰宅して荷ほどき、洗濯などして時間を過ごす。

20231119_4
久し振りに見た八ヶ岳が午後に陽に照らされて眩しい。
我が家か…何かも、皆、懐かしい…

退院も早々に、明日はかかりつけ医のしもすわ肛門胃腸内科クリニックへ通院という慌ただしさだ。
通院先にいい報告が出来そうだ。
先生、痔瘻も痔核も綺麗に取って戻ってきましたよ!』(って執刀したのは先生だけど)


ということで、楽しい退院道中でした。
が、帰宅後は荷解きに始まり、夕飯の準備、明日の準備、掃除機掛けと現実感が一気に増したちょっと悲しい日でもありました。

そうそう、入院中の滲出液対策で本病院ではナプキン非推奨でした。
その訳は退院時に貰った説明書に記載がありました。
20231119_5

ナプキンだと滲出液(ここでは分泌物)をしっかりとぬぐい取れず、液が肌に残ると皮膚炎になりやすい。
なので、創にガーゼを直接当てて吸収させ、こまめに交換して患部を労わってくれという趣旨です。
ここは医師の考えなので良し悪しではないと思いますし、現に手術を経験した人でナプキンを使ったという方も沢山います。
なので入院中にナプキン(かパッド)を所望した時に、断られたのは納得です。(最初に当院の方針って言ってくれればいいのに)

退院したばかりですが、明日(12月28日)は下諏訪へ通院です。
あー、忙しいったらありゃしない…笑

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2023年10月29日 (日)

痔とは無関係な番外編 ついにバセドウ病に罹患す!

本編は退院直前まで来ました。
その後は春先までお尻の闘病?生活は続きますが、今回は闘病後の半年間のことを記そうと思います。



2023年春先
ウザったい肛門ガーゼ生活とはおさらばでいいでしょう!と意気込んだ4月頃。
ある時、手指振戦に気が付きます。
たまたま作業が忙しくて、身体が興奮状態で書き物をしたからだろうと…
それが毎日出るようになり、日に日に文字が書きにくくなっていきます。
『書く時に手が震える』と調べると、それは書痙という症状らしいです。
夏ごろは5文字も書くとギブアップ。
あとは左手で右手(利き手)を押さえて、頑張って書くという感じ。

春~夏にかけて身体のあちこち不調が出てきました。
持病の尿路結石やら、前立腺肥大の疑いやら。
挙句の果てに胃カメラ生検で病理検査したら、細胞分裂がかなりヤバいと。
かなりヤバいからと、再度の胃カメラを命じられたり。
それらは何度かの治療や検査で治ったり疑いは晴れたりしてました。
膝痛が酷くなって週1の整形外科通いが始まります。
MRIをやれば軽微の半月板損傷と診断。

こんな感じで次から次へとやってくる災難?に右往左往してました。
こんな状況では、なかなか書痙の診察に辿り着けません。

春先頃からでしょうか?
最近は身体が痒い。
四六時中、身体の何処かをかいている…

諸々の通院が落ち着いたところで会社の定期健診結果に目をやります。
昨年比で体重が4㎏減。
ん?これはちょうどいい自然ダイエット?
8月になって久しぶりに体重計に乗ると…
昨年61㎏今年57㎏今年8月53㎏と、1年3ヶ月で8㎏減ってました。

その間も手指振戦は治まる気配どころか、酷くなっていく。

そんなことをしているうちに、夏ごろには大腿部の神経痛らしき症状が出ます。
最初は内腿だったのが、あれよあれよと前面から側面に広がります。
服が触れるだけで痛く、跛行をしなければ苦痛。
左膝痛を庇っているのに、庇っている左足で右大腿部を庇っている状態。

太腿の神経痛でメジャーなのは坐骨神経痛ですが裏面は痛くなく。
場所的には閉鎖神経か大腿外側皮神経の支配域のようです。
腰椎か脊椎の神経圧迫かな?
整形外科に通っている最中なので、そのことを訴えてみようかなと悩んでいました。

時を同じくして、全身がゾワゾワ、そわそわ、プルプルすることがありました。
足ががくがくと震えるような時もありました。
脱毛量も以前に比べて多くなっていましたが、年のせいかなぁ。
毎日の体重測定は常に右肩下がり。

これは一体全体なんなんだ?

検索窓に『手指振戦 体重減少 かゆみ』と入れてネット検索。
すると大体にして糖尿病、バセドウ病、悪性腫瘍と検索されてきます。
『まさかね…』

糖尿病は前立腺検査のついでに健康相談しています。
数値は基準内問題なしで、糖質を気にした食生活をするように。
悪性腫瘍は、ちょうど胃がん疑いの時だったので『あ~やっぱりな』と考えますが食欲は落ちていない。
バセドウ病?たまに聞くけど、自分には関係ない病気だろうな。

献血好き人間なので、お盆頃に献血をしました。
20231028-144046
今まで全く問題なかった血球成分の各値が降下していました。
白血球数はいつも基準内低めだったのが、ついに下限値割れ。
ヘモグロビン量は常に14~15だったの13.5。
ん~貧血気味なのか?


そんな状態で、大腿部痛もいよいよ我慢しにくなります。
手指振戦も治らないので、ここで通院を決意します。
太腿だけなら神経痛だろうと思ってるので整形外科を受診だったかもしれません。
しかし、諸々の全身の不快不調があったので整形外科ではなく内科(神経内科)を選択しました。

主訴『書痙、体重減少、かゆみ、大腿部痛』として受診します。
先ずは書痙の検査として、文字を書いたり渦巻を書いたりします。
大腿部痛は『なんだろう??』(おいおい)ということで、神経痛用鎮痛剤のプレガバリンと補助薬のメコバラミンで様子見。
書痙は本能性振戦っていう症状だからアロチノロールが処方されました。
振戦と体重減少なら、糖尿病やバセドウ病も疑われるからと血液検査もしましょう!と。

プレガバリンは1週間ぐらいで効いて来るそうですが全然効きません。
アロチノロールも効いているのかちょっと怪しい感じです。

2週経過して検査結果発表で通院。
そこで血液検査の結果甲状腺亢進症だね~と。
ええ~~!
糖尿病、動脈硬化、肝機能、腎機能は問題なさそう。
白血球数は前回献血時よりも更に微減、ヘモグロビン量はついに下限割れで貧血一歩手前。

【初回検査値】(カッコ内は基準値)
TSH 0.01(0.61~4.23)
FT4   4.30(0.75~1.45)
TSHレセプター抗体 2.4(2.0未満)
FT3は計測せず
白血球数3200(3900~9800)、ヘモグロビン量12.2(13.5~17.5)

甲状腺亢進症、つまりバセドウ病だろうということで説明がありました。
『TSHが低いってことはFT4が云々』と説明がありますが、そんなことは現場で頭に入るはずもありません。

自分で調べると、
TSH(甲状腺刺激ホルモン)はFT4(甲状腺ホルモン、FT3も)の分泌量を調整します。
FT4が多くなればTSHはFT4を出すなと指令を出し、少なくなれば出せと指令する。

今は甲状腺ホルモンが出過ぎているので調整役の刺激ホルモンは出すなと指令している状態。
あるいは出すなと指令してるのに、甲状腺ホルモンが溢れている状態。
らしいです。

次回は超音波検査もしてみましょうということで(結局やってない)、抗甲状腺薬のメルカゾールが処方されます。
こんなことを言われます。
『いわゆるバセドウ病で、基本的には治らない病気』
『薬でホルモン分泌量を調整するから、30年付き合ってる人もいる』
『薬を飲み過ぎる(効きすぎると)と橋本病になる』
『副作用で無顆粒球症がもっとも怖い』
『無顆粒球症の自覚症状が出たら即病院へ行け』
『副作用とホルモン数値は2週間毎に検査します』
『最初は多めに服用して先ずはホルモン分泌量を抑え、その後どうるすか考える』

ということで、寛解に向けての服用が始まります。
この無顆粒球症ですが、頻度は低いですがかなりヤバい病気です。
薬のパッケージにまで注意書きがある薬なんて初めて見ました。
20231028_3
過度にびびって、保険証とお薬手帳と診察券を常時持ち歩くようになります。
マイナ保険証なんて日常は持ち歩きたくないのですが、いつでも大病院へ行けるように常時携行。

【2週目通院】
初回採血結果の発表で上記の通りです。
体調は低空飛行で変化なし。
体重は減少傾向で51㎏台を見る日もありました。
今までぷよぷよだった腹回りですが、この頃は皮だけになっている感じでした。
ベルトもいくらでも締め付けられる感じです。
パンツ(下着)もLではなんだか収まりが悪いです。
会社の作業ズボンも1サイズ小さいのを購入する羽目になりました。


【4週目通院】
2週目検査の発表となります。
TSH  0.01で低値変動なし
FT4  1.84で減少も基準値超
白血球数4200で問題なし(ヘモグロビン量は12.7と下限割れ)

刺激ホルモンは低値ですが、ホルモン分泌量は変化があったようです。
この数値が示す通り、体調には変化が見られました。
3週目ごろより、手指振戦や痒みはほぼありません!
脱毛量も減った感じ、ゾワゾワ感もありません。
よって薬は初期投与量の30mgから20mgに減薬。

【6週目通院】
4週目検査結果の発表となります。
TSH  0.01で低値変動なし
FT4   0.92で基準値内に
白血球数5300で問題なし(ヘモグロビン量13.3でやや低いが回復)

ホルモン分泌量は減ってるものの、刺激ホルモンは低値なので引き続き薬は20mg維持。
とのことでしたが、6週目検査結果が既に出ているようで途中で医師から電話が入り20mg→10mgへ減薬の指示ありました。

【8週目通院】
6週目検査結果の発表となります。
TSH  0.01で低値変動なし
FT4  0.41で基準値下限割れ→これが減薬指示の理由だったようです
FT4が減ったので一見すると橋本病ですが、TSHが上がってないので未だ亢進症との判断
白血球数5400で問題なし(ヘモグロビン量13.9で基準内)

この頃(5週~6週)になると、絶不調だった体調が嘘のように軽快になってきます!
副作用ではありませんが『薬が効き始めると、体重は戻る…』
52~53㎏台で推移していた体重が増加に転じました。
今は8~9週経過ですが、体重は日々の増減はあるものの増加傾向で推移しています。

これは8月~の日々の定期測定結果です。
8月はまだ治療前で体重は更に下降傾向です(お盆休みで一時的な増加はあった・笑)
メルカゾールを服用して2週目の9月中旬では底値(51.8㎏)を記録。
3~4週目の9月後半から上昇基調へ転じます。
10月は常に上昇し、10月後半ごろから現在は56㎏台で推移しました。
20231028_4
体重増は薬が効いている証拠なのですが、折角減った体重が戻ってくるのはちょっと困りますね・笑
最も痩せていた時に購入した会社の作業ズボンがきつくなってきます。
8週目通院直後に医師から電話があり、TSHに改善が見られたので一旦服用を中断するように指示がありました。
よって1週間は服用を中止ししているのが現時点です。
次週より5mgで再開と連絡を受けました。

ということで、寛解に向かっているようです。

まさか自身がバセドウ病とは思いもよりませんでした。
調べると、発症率は0.5%ぐらいで女性に多いそうです。
そんな稀な病気に自分が罹るの??
例えば私の居住する自治体の人口が55000人なので、単純計算だと270人がバセドウ病です。
従業員100名ぐらいの事業所なら一人いるかいないかぐらい。
そう考えると、そんなに稀でもなかったですね。

私は症状があったのでこの病気が発覚しましたが、中には潜在的甲状腺亢進症という場合もあるようです。
6週目検査結果のような感じだと思います。
”潜在的”なので、おそらく症状が軽くて気が付かないとか無症状なケース。
本人も体調変化に気が付きませんが、亢進症には変わりない状態です。
バセドウ病は治療しないと心房細動など命に関わる病気です
なので、例えば人間ドックを定期でやっている人は甲状腺ホルモン検査も付加したらいいと思います。
先ずは血液検査で出来るので。

謎の大腿部痛はバセドウ病との因果関係はわかりません。
実は一時期はへその横や肋骨付近にも同じような痛さが出ました。
通院の際には帯状疱疹の前兆症状も疑われましたが成らず。
調べてもバセドウ病で神経痛らしき症状が出るとはどこにも書いてません。
最初の1ヶ月間はプレガバリン(神経痛用鎮痛薬)も併用していました。
ちょうどメルカゾール(抗甲状腺薬)の効き目が実感できた1ヶ月経過頃には痛みが無くなっていました。
なので、どちらの薬の影響だったのか未だ謎です。
あれは何だったんだ?って感じです。

あと喫煙はダメです。
どれだけの量ならダメなのかは分かりません。
『ヘビースモーカーはダメ』と書いているのもあれば、『副流煙すらNG』としている文献もあります。
いずれにしても、タバコはバセドウ病との相性はかなり悪いそうです。
①薬の効果を弱める
②バセドウ病眼球突出症と深く密接 
自分は通常は8~10本/日ですが、最小2本/日まで抑えました。
ただ、禁煙と減煙は全く違います。
減煙だと2本の貴重なタバコが美味くて禁煙できませんでした。
また、減煙の足しで電子タバコを使ったので、お金の節約にもなりませんでした。
吸ってる当人が言うのもアレですが、スパッ!と禁煙した方が身と財布のためですね。

症状ですが、バセドウ病は代謝が上がる病気です。
自分は人に説明する時は、ドラゴンボール初期の悟空がスーパーサイヤ人210倍界王拳を常時使っているようなものとしてました・笑
私はこんな感じでた。

3大症状、
体重減少…エネルギー代謝が増える
手指振戦…神経伝達の興奮?心拍増加?
痒み…毛細血管への血液流入増加?

その他に、
脱毛量が増えた
謎の大腿部上皮痛&へそ周辺と肋骨周辺の上皮痛
ゾワゾワ・わさわさする感じと、たまに全身がぷるぷる
排便回数増加(下痢ではない、定期便+α)
まだやれる、頑張れる感…
重度だと30分ぐらい力が入らないとか、かなり生活の支障が出るそうです。

体重減ですが食欲や食事量は一定でした(人によっては食欲も亢進する)。
睡眠はいつも通りできました(せめてもの救い)。
暑がりや動悸の印象はありません→もっとも仕事現場が暑く運動量が多いので。
本当はできるだけ安静が必要らしいですが、くっそな会社と上司なので配慮されませんでした・笑
念のため脈拍(心拍数)も測りますが安静時は90前後でした。
この辺は人それぞれだと思います。

今は投薬10週に向けて生活しています。
副作用のようなものは、
今のところ白血球数は増えているので、無顆粒球症は大丈夫そうです(2週~3ヶ月間は要注意)。
4週目経過頃から便秘ではないですが日々便通が悪かったりしました(ブリストルスケール1~4、いつもは4~6)。
4週目ごろに就寝時の足の痙攣(つる)がいつもより出た感じですが、これは日々のくっそ会社での過労かも。
肝機能値の基準値超えが見られるようになってますが、医師からは観察レベルでヨシっ!と言われてます。
薬により著しく体調が悪いとか脱毛は感じません。

ということで、今年は前半は痔瘻術後経過に専念しつつ、数々の不調から後半はバセドウ病でトドメを刺された感のある年でした。
正に闘病ですな…
トホホ…

最後に消化器関連で世話になっている、しもすわ肛門胃腸内科クリニックのナースが私のSNSをたまに見てるそうです。
夕陽シリーズとか、爽やかな奴・笑
SNSには当然、上記のことも愚痴っています。
その影響で、同医師にもバセドウ病が開示されていて胃カメラ健診の際に心配してもらえました。
人間、何処で見られているか分かりませんね・笑

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